入手した60年代のThunderbird用ブリッジをこのままストックするのも勿体ないので、手持ちのESP Thunderbirdに取り付けました。

IMG_3653.jpg これまでは、入手時に取り付いていたテールピースと、その後に取り付けたレスポールギタータイプのブリッジとの組合せで使っていました。そのテールピースは金メッキを剥がした仕上げで、またブリッジは機能としてはしっかりとしているのですがクロームメッキ仕上げを含むルックスに違和感があり、ブリッジ全体として物足りなさがあったのです。


IMG_3706.jpg この度は、入手したヴィンテージ・ブリッジと共に、これまでストックしていたリプレースメントのテールピース(オリジナルのデッドコピー品でニッケルメッキ)を取り付けたので、ピックアップ、ピックアップリング、ブリッジ、テールピースの金属パーツが全てニッケルメッキで揃い、ルックスはほぼ完璧になっています。


 ほぼ完璧としたのは、前のエントリーで説明したオクターブ調整ビスを止める袋ナットが大きい事と、スタッドボルトが現行品なのでボルト頭がブリッジバーから3mmほど突出している事の2点があるからです。

 ブリッジの取り付けの際は、アンカー位置を3mmほどネック寄りに修正しています。サドルの可動範囲の狭いThunderbirdのブリッジは取り付け位置に高い精度が求められます。先のブリッジ取り付けの際には、位置決めにかなりの神経を使ったのですが、結果が付いてこなかったのです(汗)。

 このESP Thunderbirdは、長期(もうそろそろ通算2年)入院しているGibson 64Thunderbirdの代用として入手しているのですが、各所に手を入れてきたのでかなりの仕上がりとなってきました。取り付けられている本物のヴィンテージのピックガードが醸し出す雰囲気はやはり最高で、先の2つの難点はあるものの、この画像を一目で見てこれがESP製だと分る方はいないのでは?と思います。

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 このThunderbirdのネックの強度はあまり高くなくて、弦を緩めると指板に弦が張り付く程なので、弦高やネックの反り調整に時間が掛かったのですが、調整後は弦を弾く塩梅に応じてネックが柔軟に揺れて、アンプからの出音はハンバッキングピックアップとの相乗効果で、ドライブ感に溢れたものとなっています。これがカチカチの固いネックだったらこの出音にはなっていないと思います。

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 お安く入手したベースを自分好みに仕上げていくって、ベースいじりの醍醐味の一つでもありますね。
 最近は“新たなベースが欲しい病”に侵されることなく、もっぱら海外オークションでレアなパーツを探すのが日課?となっています。

 年が明けてアメリカから届いた荷物からのパーツを紹介します。先ずはこちらヴィンテージのThunderbird用ブリッジです。ぱっと見、使用感ありありですね。

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IMG_3606_201701092201249ea.jpg サドルに弦溝が切り込んであるのですが、とても雑な(言い方が悪いですね)アメリカンな仕事ぶりです。


IMG_3609.jpg 各部のチェックとクリーニングをする為にバラしてみました。半月状に底面が削られているサドルがあるのが分ります。


IMG_3614.jpg クリーニングが終わり、メッキの輝きが戻っています。袋ナット以外はニッケルメッキなので、63~65年までのリバースに取り付けられていたブリッジと判断できます。


IMG_3617.jpg ブリッジプレート(と言うよりもブリッジバー)を真上から見ると、両端がすぼまっていたので・・・、


IMG_3621.jpg 万力とプライヤーで挟んで、真っ直ぐに矯正しました。


IMG_3648.jpg パーツを組上げました。入手時よりは格段に見栄えが良くなっています。


 サドルの溝切り部は金属用パテで埋めて整形しています。弦を張った後に新たに溝切りを行う予定です。

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IMG_3663.jpg 組上げ後にブリッジを眺めていたら何か違和感を覚えたので詳しくチェックすると、袋ナットが交換されているのが分りました。手前に置いた小ぶりの袋ナットがオリジナルです。


 詳細を述べると、この小ぶりのナットは65年からのノンリバ―スの為のスペアパーツとして以前に入手したもので、クロームメッキ仕上げです。今回入手したブリッジの前オーナーはオリジナルのナットを紛失したので、新たなナットに取り替えしていたものと推測します。この新たなナットもクロームメッキ仕上げです。

 少々難はあったものの、レアなパーツが入手できて喜んでいる私です。昨年末にはヤフオクで同様のブリッジとテールピースのセットが10諭吉(驚!)で落札されているほどに手に入れ難くなっているパーツですので・・・。
 正月休みにもう一本のベースメンテを行いました。ESP Thunderbirdのチューニング時にペグを見ると、異常に気が付いたのです。

IMG_3669.jpg 4本のペグポストが1弦側に傾いた為にペグブッシュが浮いて、ネックヘッド表面との間に隙間が発生していました。


 このブッシュ浮きはFenderでも見かけるのですが、弦をポストの1弦側から巻き始めているので、ポストに常に1弦側へと傾くように力が作用していて、ブッシュも同様に傾いてしまい、4弦側に隙間ができるのです。

 対応としては、ポストへの弦の張力の掛り具合は変更できないので、ブッシュをヘッドに固定させてポストをしっかりと支えるしかありません。

IMG_3674.jpg ペグ本体をヘッドから一旦取り外し、ブッシュをシャコ万で締め付けて、ヘッドに密着させました。


IMG_3682.jpg ヘッド裏側からブッシュとポストの貫通穴側面との隙間に瞬間接着剤を注入しました。ここで瞬間接着剤を多く入れ過ぎると、将来ブッシュを外す必要がある際に固着していて問題になるので、ブッシュ周囲の4ヶ所に1滴ずつの注入に留めておきました。


IMG_3692_201701081527590e7.jpg 接着剤が固まったのでペグを取付けようとしてポストを見ると、ブッシュとの擦れ傷が付いていました。このペグに交換後まだ半年位しか経っていないのですが、かなりの擦れ具合です。交換後の早い時期からブッシュが浮き始めていたものと推測します。


 擦れていた箇所には薄くグリスを塗布して、ペグをヘッドに戻しました。ペグポストがぐらつくと弦の振動に悪影響が及ぶので、この度気が付いて対応ができて良かったです。

IMG_3712.jpg これでペグ廻りは万全の状態となりました。次回はブリッジ部に手を加えます。
 正月休みの間に、手持ちのベースの気になっていた箇所のメンテを行いました。



IMG_3572.jpg 先ずは61JBです。これと言って悪い箇所は無いのですが、ちょこっといじりました。ピックアップ下のクッションの交換です。作業ベンチに寝かして・・・、


IMG_3576.jpg これまででピックアップの高さのセッティングが決まっているので、ピックアップを取り外す前に、マスキングテープを貼ってマーキングしておきます。


IMG_3581.jpg ピックアップを取り出して、これまで付いていたクッション(左側)を外しました。このクッションは中に3本のスプリングが内蔵されていて、クッションがヘタる事が無い優れものなのですが、近年に生産されたパーツをヴィンテージベースに取り付けているのは如何なものか?と考えるようになったのです。


 しかしながら、ヴィンテージベースに使われているウレタンスポンジと同様のものは国内で見かけることが無くて、ずっと探していたのですが、何年も前に入手していたSeymour DuncanのAntiquityのJB用ピックアップの化粧箱の中に雰囲気の良いウレタンスポンジが入っているのを見つけました。右側がそれです。

 いずれはこのウレタンスポンジもヘタってくるのでしょうが、今は雰囲気優先でこれをチョイスして、ピックアップ下に敷きました。思い起こせば、この61JBを入手以来数度目のクッション交換となります。国内で入手できるウレタンスポンジは柔らか過ぎて直ぐにヘタるのですが、今回のアメリカン製のウレタンスポンジは、ガッツリとした硬目の作りなので、長寿命を期待しています。



IMG_3591.jpg コントロールプレートの取付ビスを外して、内部のチェックを行いました。ハンダの乗りの悪い箇所を見つけて補修して、ポット類は内部をクリーニングして接点復活剤を少量吹きました。この61JBのサーキットは全てオリジナルのパーツです。(ハンダ付けはやり替えています)




IMG_3596_201701041601178d6.jpg 弦を張り戻す前に、もう一点雰囲気を変える為にピックガードを交換しました。これまでしばらくは62JB用として入手していたピックガードだったのですが、60~61JB用の淡い色合いのピックガードに換えたのです。


IMG_3597.jpg 一番上の画像と比べると色味の違いが分かるのですが、こうやって重ねると更に違いがハッキリとします。外しているのが62JB用です。保存していた数年の間にピックガードの縮みは若干進んでいるようですが、取付に問題は無かったです。


 多くのヴィンテージのピックガードは1弦側ホーンの先端が欠けているのですが、この2枚のピックガードは共にトラスロッドの調整口部分のカットはあるものの、その他の欠けは無い、状態の良いものです。現在はこのセルロイドの風味を再現できているピックガードは皆無なので、大事に保存していこうと思っています。

 ベース全体の画像を見ると、よりヴィンテージ感が深まった感がします。今後しばらくは、こちらの淡い色味のピックガードが醸し出す雰囲気を味わっていきます。

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あけましておめでとうございます

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 画像は、先日の朝に自宅近くで撮ったものです。私の住む県内では高速道路が所々でしか開通しておらず、その歯抜け状態を解消すべく自宅から300mの所にインターチェンジを設ける工事が着工となり、橋台が出来上がりました。そこに朝日を浴びてオレンジ色に光る飛行機雲を見掛けたので撮りました。何か色々と気持ちが前向きになる要素が多い画像なので、本blogの2017年初めの画像としました。

 本blog的には、最近はエントリー数が減っています。新たなベース機材を購入していないので仕方ないですね(汗)。昨年購入したのは1本のみで、今年も今のところ欲しいベースは無いので、新規購入ネタは無いと思います。(繰り返しますが、今のところ・・・笑)

 ただし、メンテナンスは常に行っていて、新たなパーツも入手しているので、その辺りのエントリーはボチボチと行っていきます。今年も緩~くお付き合いください。よるしくお願いいたします。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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