IMG_4492.jpg 新たなピックアップ回路に歯切れをプラスする為にピエゾ・ピックアップを追加組み込みしました。元の回路とは、①ボリュームの取り外し、②ステレオアウトのジャックに交換、③トーンポットの位置替え、③ピエゾ・ピックアップの位相にマッチングするようにダイアフラム・ピックアップの位相変更等、多くの箇所を変更しています。


IMG_2210.jpg そしてもう一箇所の変更点があります。④ピエゾ・ピックアップはこれまではサドルの両ウィング部に2個取り付けていた(左画像)のですが、これではどうも逆位相ではないもののそれぞれの出力が干渉しあう感じがして音ヌケが悪かったので、上の画像のように高音弦側の1個のみにしています。


 ピエゾが加わったピックアップ回路をボディーに組み込む前に、アルミ地肌がキラキラするルックスを落ち着かせる為に、平面には艶消し黒のカッティングシートを貼り、面取り部には艶消し黒ラッカーを塗りました。

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IMG_4748.jpg オリジナルの黒の結晶塗装と見紛う程にシックなルックスとなったピックアップ回路をボディーに組み込みして、細かなセッティングを施した状態での出音は、オリジナルとはパワーがアップして、あまり低域に沈み過ぎない音質となっています。


 ボディー鳴りが無いBaby bass故、このピエゾ・ピックアップからの出音は硬質なので、Baby bass全体としてはやはりダイアフラム・ピックアップからの出音を優先して、ピエゾ・ピックアップは音の立ち上がりが加味されてきた程度のミックス具合にしています。

 続いてブリッジにも手を加えています。次のエントリーにて。
 「まだBaby bassをイジっているの?」と言われそうなのですが、「はい、まだイジっています(笑)」

IMG_2209_20170829111335156.jpg これまでで色々と手を加えてきたのですが、いまだに私の頭の中で鳴っている“ファット、かつ歯切れのあるBaby bass”の音と現状の出音とに少しの差を感じていますので・・・。


 そんな折にe-Bayで「こんな物は絶対に無いだろうな」と思っていた物を見つけました。それはBaby bassのリプレースメント用のダイアフラム・ピックアップ回路一式です。「へー、あるんだ」と驚きながらも右手は反射的にポチっていました(汗)。

IMG_4335.jpg 入手したピックアップ回路と2枚のダイアフラム(振動板)です。アルミのプレートは地のままで塗装されていません。ハンドメイド感と、もしかして工場での完成前の抜き取り品?感(汗)がプンプンと臭ってきます。e-Bayでの商品説明によると製造国は中南米のコロンビアという事で、ラテンミュージックには欠かせないBaby bass用のリプレースメント・パーツだと分かります。


IMG_4338.jpg 裏面の配線の半田付けは入手後に全てやり替えしています。元は素人以下の半田付けで、リード線が外れかけていましたので・・・。その他、リード線同士の接続箇所やコイルの巻き線部に“紙テープ”で絶縁や保護がされていたのも適切な部材でやり替えしています。


IMG_4339.jpg このピックアップ回路において特筆すべきところはマグネットです。ポールピースが磁力の強いネオジウム磁石になっています。


IMG_4340_201708291113413ce.jpg そしてアルミバーに貫通した穴にポールピースが刺さってコイルが固定されているのですが、その部分にも大き目のボタン型のネオジウム磁石がエポキシボンドで貼り付けられていて、コイル裏面からの更なる磁力アップが図られています。画像では分かり辛いのですが、ポールピースとコイルは固定されておらず、コイルがコトコトと動いていたので、コイルをホットボンドでアルミバーに固定しました。


IMG_4349.jpg オリジナルのピックアップ回路と並べてみました。ファニーフェイスが2面並んで微笑ましいです。この2ショット後に新たなピックアップ回路をBaby bassに組み込み出音をチェックしたところ、音量の増大は認められたのですが、やはり高域成分は少なくて歯切れが無かったです。続く・・・。
IMG_6743.jpg 8月22日の夜に地元のライブハウス【SUN MOON HALL】で“ユッコ・ミラー & 折重由美子 サマーツアーライブ with 村上ポンタ秀一 / 前田順三”を主催しました。

 長年の友達ミュージシャンのピアノの折重由美子さんとベースの前田順三さんが、最近はサックスのユッコ・ミラーさんとドラムの村上ポンタ秀一さんとツアーライブを行っていて、その一環としてこちらでのライブが実現しました。


 ステージ中の写真は公開できないのですが、許可をいただきリハ後に撮った写真でセッティング状況をお伝えします。

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 ステージの上手半分にはポンタさんのドラムセットがドーンと鎮座しています。このツアーライブには機材車にて自分のドラムセットを持ち込まれていて、これを眺めるだけで大きな価値がありますね。

IMG_7428.jpg サイケなカラーリングが施されたドラムセットはバスドラがツインで、その存在感が更に増しています。


 ポンタさんがプレイするポジションからの画像です。ペダルの配置から見て、ツインのバスドラはドタドタと連打するのではなくて、演奏曲に合わせて使うバスドラを替えているようです。同じく、画像左端に見える2個のスネアはアシスタント氏が曲間に差し出して、計3個のスネアを使い分けされていました。又、画像には写っていないのですが、持参されたミキサーを介してイヤモニにてモニターをされていました。

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IMG_7427.jpg ベースの前田順三さんの使用機材です。って、中央のMoonの5弦以外は私の機材です。右のMarkbassのベーアンセットは以前にも順三さんに使っていただき気に入ってもらっているものです。


 左のVestaxの5弦は今回初めて弾いていただいたのですが、アンプに接続する前から「これは良い」との評価でした。順三さんと私のベースに関する好みは似通っているので、私が気に入ったベースは順三さんからいつも同様の評価をいただいています(笑)。

 リハでVestaxを使っていただいた時も出音は高評価だったのですが、上画像で2本のベースを見比べると、同じ34インチスケールなのですが、Vestaxの方がローポジションでは半フレット程体から離れていて、早いパッセージの曲ではフレットを間違えるかもしれないという事で、本番でのリスク回避の為にテンポの遅い曲でVestaxを弾いていただきました。私が少し前に施した“ペグへの弦逆巻き付け”セッティングにも違和感が無いというか、こちらのテンション感が良いという評価でした。

 ステージの演奏内容を文章で表現するのは難しいのですが、「ミラクル星出身で時間経過のスピードが異なる為に、まだ五歳」との不思議系キャラのユッコ・ミラーさんのアルトサックは、その見た目のとは真逆の太い音色で、キャンディー・ダルファーの“Pick up the pieces”のライヴバージョンの演奏では、ポンタさんのドラムと互角のソロバトルを聴かせてくれました。

 折重由美子さんは、演奏するクラビオーラでは柔らかい音色でお客さんを心地よくさせ、エレピではブレッカー・ブラザースの“Some skunk funk”等でキレキレのフュージョンプレイでした。(折重由美子さんのインタビュー記事が“Jazz Life”誌の9月号に掲載されています)

 こちらで催すライブとしては高額なチケット代の設定だったので、当初はお客さんの入りを心配したのですが、ポンタさんのネームバリューは凄いですね。ポンタさん目当てでどんどんと予約が入り、会場となった【SUN MOON HALL】ではこれまで催された単独のライブとしては最も大勢のお客さんにお越しいただきました。特に前方の席はこちらのドラマー連中で埋め尽くされていました(笑)。

 演奏内容、お客さんの入り、会場の雰囲気等々最良のライブとなり、主催者としてホッとしました。左から、前田順三さん、折重由美子さん、ユッコ・ミラーさん、そして御大の村上ポンタ秀一さん、この度のライブは十分以上に楽しませていただき、ありがとうございました。又、機会があればお越しください。

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 P.S. 今回のツアーに同行したスタッフさんからは「ポンタさんはこの会場とお客さんの雰囲気がとても気に入られた様子で、MCがどの会場よりも多くて、プレイもノリノリでした」との嬉しいコメントをいただきました。
 ライブのタイトルを考えた2ヵ月前には、これほど暑くはならないだろうと思っていたのですが、やはり暑くて熱い夜になりました。地元のライブホール【SUN MOON HALL】に私の参加するラテンジャズバンド熱狂楽団TAPASCONが、広島のロックバンドIce Cream Cakeをお迎えしての対バンライブが、7/29に行われました。



 先ずは“夏バンド”熱狂楽団TAPASCONからライブがスタートしました。新メンバーもいるので、前日にも練習を行い万全の態勢で臨んでいます。

熱狂楽団TAPASCON
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天井が高くてホールの容積が大きいので、この時期はエアコンが効かないと見越して、扇風機を持参してベースアンプ横にセットしたのですが、ステージ上は照明と数多いメンバーの熱気で、熱風が渦巻くだけの結果となっていました(汗)。

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IMG_5079.jpg 1バンド1時間のステージだったので、前半をラテン、後半をディスコと曲を分けました。当然、後半は“ダンスタイム”です(笑)


 この日は15名のメンバーが参加しました。メンバーが多いのでライブ日程の調整がなかなか難しいのですが、今後も“お祭りバンド”として活動していきたく思っています。

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 ライブ後半はIce Cream Cakeのステージです。バンド名は第2期Jeff Beck Groupの曲名からいただいたもので、冷たいのはバンド名だけで、ステージは更に熱いものとなっていました。

Ice Cream Cake
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 広島地区のかなりの腕前のミュージシャンで結成されたIce Cream Cakeの演奏&ステージングは聞くも良し、観るも良しでした。

IMG_5084.jpg 途中では2人のディーバ、地元のNaomiちゃんと広島のハレンチ祐三子さんとのコラボタイムがありました。フロントに並んだこの3人、歌が上手いです!


IMG_5116.jpg ベース的にはIce Cream Cakeのベーシスト、コジマさんを押さえておかないといけません。鳴瀬喜博(ナルチョ)氏を師と仰ぐコジマさんのベースプレイは堅実さと派手さがミックスされたものでした。古いスペクターは、低域はぶっとく高域はギンギンのレンジの広い音色で、この日は参加できなかったピアノの音域をフォローしていました。


IMG_5114.jpg 全く異なるジャンルの対バンライブではあったものの、大勢のお客さんにとっては“一粒で二度美味しい”ライブだったようで、皆さん楽しまれていました。今回は私の持ち込みライブだったのですが、会場となった【SUN MOON HALL】を今後も使わせていただき、盛り上げていこうと考えています。
 最近のバンド練習では5弦のVestax BV-Ⅴを弾く事が多いのですが、先日の大阪でのOB会では久し振りに4弦のFullertoneを持ち出して弾いてみました。するとそのFullertoneがとても弾き易く感じたのでした。

 大阪から帰宅して他の4弦ベースと比較試奏した結果、Fullertoneが特別に弾き易かったのではなくて、Vestax BV-Ⅴの弦の張り感(所謂テンション感)が強くて弾き辛く感じていたのでした。

 Vestax BV-Ⅴは独自のポリシーを持って設計されたベースで、裏通し対応のブリッジやアングルが付けられたヘッドにより、同じチューニング(=同じ張力)でも指に感じる弦の張り具合は強いものになっています。そして5弦ベース用の太いネックかつスルーネックという構造上の理由により、ネック&ボディーがブルブル震える感はしなくて、とてもタイトな出音となるベースだとの印象があります。

IMG_5015.jpg このVestax BV-Ⅴの弾き心地を私の好みのFender系の4弦ベースに近付ける事はできないものかと考えてみました。その結果は左画像です。何も変わっていないように見えますね?


IMG_5016.jpg こちらのアングルの画像で分かるのですが、1~4弦を通常とは逆で、巻き終わりが上になるようにペグポストに巻き付けています。この巻き付け状態で弦を弾くと、弦の指への当たり具合が幾分優しくなっていました。


 肝心のアンプからの出音ですが、これは驚くほどに変わりました。これまでは高域の立ち上がりの早いタイトな出音だったのが、低域が肉付けされて深みのあるものへと変わっていました。1弦をプルするとこれまでの“ペキッ”という出音が“ペンッ”となっていて、この“ンッ”という成分が加味された為か音量も増加していました。

 そして、弦を弾いた後に弦振動が即収束していたこれまでよりも、弦振動に余韻を覚える(サスティーンがある)状態になっていました。

 1~4弦はナットからペグポストの間の垂直方向の折れ曲がりが殆んど無くなっているのですが、一番上の画像で分かるように3~4弦は水平方向に折れており、又ブリッジ部ではサドルからエンドにかけて全弦に強い折れ角度が付いているので、テンション感がユルユルになっている訳ではなくて、Fender系の4弦ベースよりもまだ強めの弦の弾き心地です。

IMG_5018.jpg         IMG_5021.jpg


 5弦に関しては、巻き付け方を逆にしたり、ブリッジ部での裏通しを通常に変えたりしたのですが、これまでのセッティング(ノーマルの弦の巻き方+裏通し)の方が弦の弾き心地が良かったです。

 又、弦高のセッティングにも変化がありました。これまでは≪弦の揺れる感が少ない→強めに弦を弾く→フレットでバズる→弦高を上げる→更にテンション感が強まる≫となっていたのですが、弦の巻き方変更後は≪弦がよく揺れる→優しいタッチで弦が弾ける→フレットでバズらない→弦高を低くできる→更にテンション感が弱まって弾き易くなる≫となりました。

 更に奏法的にも効果がありました。ブリッジ部で掌ミュートして親指で弦を弾いてもこれまではあまり低域成分が無くてミュート弾きを行う意味が無かったのですが、弦の巻き方変更後は出音に低域成分が増えたのでミュート弾きが楽しくなっています。

 色々と良い事だらけの結果となっていますね。「王道のセッティング」というのは確かにあるのですが、自分にとって出音や弾き心地が良好に感じるならば、この度のような「邪道のセッティング」も“あり”だと思います。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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