前回の「ピックアップの振動板(ダイアフラム)を0.45mmと0.35mmの鉄板2枚重ねにした」というエントリー後にも実は鉄板の他の組合せを摸索していました。時には高音側と低音側で鉄板の厚みを変えたりもしてみたのですが、最終的にはやはり上の組合せがベストだという結論となりました。これよりも薄い鉄板だと低域がボワン・ボワンになり、0.5mmでも厚くなると膨らみ感の無い硬い音になってしまいましたので・・・。

 そしてダイアフラムが決まったので、いよいよピックアップ部の仕上げに取りかかる事にしました。下はデフォルトのBaby bassのピックアップ部と鉄製のブリッジの足裏の画像です。ダイアフラムの化粧カバーのセンターには突起があり、これがブリッジの足裏の窪みにはまる事により、ブリッジが平らなダイアフラム上で動いてしまうのを防ぐ仕組みになっています。

IMG_7840.jpg          IMG_7839.jpg


 これを私のBaby bassでも同じとなる様に加工しました。薄い方の0.35mmの鉄板の裏側をポンチで叩いて表側に突起を作りました。

IMG_7366.jpg          IMG_7369.jpg


IMG_7538.jpg そして木製ブリッジの足裏には、中心に穴を開けた18mm径で厚さ2mmの“木下駄”を貼り付けました。これで出音をチェックすると、ブリッジの振動が効率良くダイアフラムに伝わり、音量アップ&ダイナミクス感の向上となっていて、この“丸い木下駄”取付けは大正解となりました。


IMG_7795.jpg この後には、“下駄”の径を15mmにしてみました。デフォルトの金属製のブリッジの足の径は12mmなので、少し小さな足も試してみたかったのです。


 足の径の大小による出音の変化は、ベース弦の太い・細いに因るものと同様でした。足が18mmの際は極低音がブォーンと鳴り響いていたのが、足を15mmにすると嫌味な低音が少し収束して聞こえました。本来かなり重低音が出るBaby bassのピックアップなので、ブリッジの足は小さくした方が良さそうです。

IMG_7514.jpg ブリッジの“下駄”の下面はきっちりと平面出しを行っているので、ダイアフラムと隙間無しで密着しています。ウッドベースのブリッジはトップをネック寄りに少し前に傾けるのが良いというセッティング記事を読んだ事がありますが、Baby bassのブリッジ底はダイアフラムに密着させるのが良さそうです。


 以上の作業で、ピックアップ本体はかなり良い状態になってきました。それにしても今さらですが、ウッドベースの表板の振動を、この小さなダイアフラムの振動に置き換えてウッドベースに近い出音をピックアップするという50年前のアイデアには脱帽します。
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Author:F-nie
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