IMG_5435.jpg ネックと弦を外すと、途端に寂しい佇まいとなってしまうのですが、他のアップライトベースでは見られない、このBaby bassのみのFRPで作られたボディーです。


IMG_5398.jpg ネックのエントリーの際に説明したように、アルミ製の角パイプを背骨として、“たい焼き”の如く表裏の2ピースで作られたFRPを合わせて側面で接着し、中には“あんこ”ならぬ発砲ウレタンが隙間無しに充填してあります。ピックアップキャビティー内から見える内部ウレタンは高硬度で、触るとカチカチとしています。表皮のFRPも厚くて、叩くとコンッという硬い音しかしません。


 このBaby bassを入手する前は、CD等の音源で聴くその独自のポリバケツを叩いたようなポコン・ポコンという出音は柔らかなFRPボディーに因るものと推測していたのですが、それは全くの間違いでした。メーカーの意図するところの“ハウリングを起こさないボディー”を目指して、徹底的に高強度かつ内部空洞の無い作りとなっているのが、入手して触って初めて分かりました。プレイしていても“ボディー鳴り”は全然感じられないです。今後エントリーしますが、そのポコン・ポコンの音はピックアップに因るものでした。

IMG_5447.jpg ボディーには長年の使用で、各所に傷が見られました。特に裏面の下部には床に寝かせた際に付いたと思われるスリ傷が多く見られました。


IMG_5515.jpg せっかくチェックの為にパーツを取外したので、この際にとボディーを磨きました。耐水ペーパーとコンパウンド、そしてワックスを使い、深いスリ傷以外は除去しました。

 上画像とボディー外周の色合いが異なるのは、フラッシュの発光具合の為で、磨いたから色が薄くなったのではありません(汗)


 ボディー表裏共にピカピカになりました、FRP皮膜の下に見える木目は印刷されたもので、イミテーションです。

IMG_5519.jpg          IMG_5517.jpg


 側面のボディー表裏の接合部には口を開けている箇所があり中身の黄色のウレタンが見えていたので、目立たないように茶色のシリコンコーキングを充填しました。

IMG_5520_201402162256219c5.jpg          IMG_5525.jpg


 製造後50年を経て、今後これ以上口が広がる事は無いと思われます。ネックもリセット出来た事ですし、これからも長く使える事を期待しています。
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コメント
オアシス地球さん

入手前は“あの音”の要因がFRPボディーと思っていたのですが、弾いて、中を見て、間違いだったの分かりました。
“あの音”はピックアップで得られていたのです。

今、ピエゾやマグネットピックアップを増設してチェックしているのですが、それからの出音は(ボディーからのフィードバックは無く)“ポコン・ポコン”の“ポ”も感じられません。

極端な話、ボディーはウッドベースぽい形であれば材質は何でもよいので、軽量化の為にFRPとなったのでは?と思います。

そしてピックアップからの出音を最優先する為に、(不要な)ボディー鳴りを抑えるのとハウリング防止用にウレタンが充填されたのでしょうね。
しかしボディをFRPで成形するというのも去ることながら、空間に発泡ウレタンを
充填するという、楽器としては普通「やってはいけない」構造ですよね(笑)

ていうか、ウッドとかバイオリン族の全く逆のコンセプトの製法というのか・・??
全てはあの出音のため、それと軽量化のためなんでしょうか?
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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