不調となったベースアンプヘッドのAmpeg SVT-VRですが、まだ修理を依頼するまでには至ってなくて、スタジオでの練習の際はMarkbassLMKをアンプに使っています。LMKは私のイメージするところの“ベースアンプらしい”出音で気に入っているのですが、SVT-VR程の熱々感は無いです。

 そこで、何かエフェクターで熱々感をプラスする事が出来るのか?否か?検討してみました。SansampBass Driver DI(ベードラ)は、以前はこればかり使っていた時期があったのですが、大人になった(?)今は、そのベールの向うで鳴っているようなモヤモヤ感が気に入らなくなって、使うのを止めているので、今回は検討候補から除外しています。

 その他、手持ちの色々なエフェクター、プリアンプ、EQ等を試したのですが、どれも今ひとつの印象でした。そこで以前からその存在は知っていたのですが、これまで試した事が無かったエフェクターをチェックする事にしました。

IMG_3041.jpg それはこちらTech 21VT Bassです。Ampegの各種の真空管アンプの出音をシミュレートするという物です。シミュレートされる側のSVT-VRを持っているので、これまでチェックする機会が無かったのは当然と言えば当然です・・・。


IMG_3052.jpg さて、VT Bassを介してベースをアンプに繋ぎました。チェックの際に弾いたのはThunderbirdです。アンプとVT Bassの3バンドのEQはフラットでチェックを始めました。「ウン、ウン、なるほど」このVT Bassの“肝”は“Character”のコントロールツマミですね。ツマミが“0”ではモコモコのモータウン・トーン、右に回すにつれてギンギン具合が加味されて、ツマミがフルテンではビギーーンというメタル・サウンドに変貌します。


 この“Character”ツマミで文字通り“キャラ”を決めて、“Gain”ツマミでキャラの“立ち具合”を調節するという使い方になります。“Character”ツマミが左回しでハイが減りローが深まって、右回しでは逆にローが減りハイが立ってくるので、このツマミのみでトーン調整も可能です。実際、私としては3バンドのEQに頼る事無く気に入った音が作れています。

 Thunderbirdとのマッチングは良いですね。ハイパワーでブーミーなハムバッキングPUを私は指弾きしているので、出音がくぐもり気味だったのですが、“Character”ツマミを調整してローを少しカットしてハイを立たせたら、ピック弾きに近いゴリゴリ感を得ることが出来ました。元がハイパワーなハムバッキングPUですので、音が潰れ過ぎないように“Gain”は抑え目にしています。



IMG_3048.jpg このVT Bassの他の機能で面白いと思ったのは、スピーカーの絵柄があるスピーカーシミュレートスイッチです。これはスイッチを押すことのよって、Ampegの10インチ×8発のスピーカー(通称:“冷蔵庫”)からの出音をシミュレート出来るものです。


 15インチスピーカーのキャビネットでチェックしてみると、スイッチオンでは出音のローが締まって10インチスピーカーの如く聞えてきました。なかなか良い機能です。ただ、(本物の)“冷蔵庫”でこのスイッチをオンしたら10インチスピーカーから10インチスピーカーの音が聞えてくるので、線が細くなってしまいました。

 この切替えスイッチは、使用するキャビネットでオン-オフを使い分ければ良いと感じました。マイナーチェンジ前のVT Bassには切替えスイッチが無くて、スピーカーシミュレートモードのままなので、現行品の方が様々なシーンで“使える”と思います。



IMG_3051.jpg 先日の広島ライブでは、アンプのEQを調整してステージ上の音はローを押えていたのですが、アンプ前のDIを通して客席には少しブーミーな音が届いていました。アンプに行くまでに自分の好みの音を作っておくというのは大切な事ですね。これからはこのTech21 VT Bassをどこにでも持込んで、自分の音を出していかねば!と考えています。という事で、既にエフェクターボードに組込みしています。


 あっ、最後にVT BassSVT-VRの代役になるのか?という事ですが、SVT-VR本来のキャラを知っている身としては、「どんなエフェクターをもってしても(ピンチヒッターならともかく)主砲の4番バッターの代わりにはなれない」としておきます。私も今回のVT Bassのチェックでは、SVT-VRに似た音を作る事は最初からせずに、VT Bassの持つキャラを活かして私の好みの音となるようにツマミをイジリました。
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コメント
たけさん

実は800ではないのですが、little mark tubeを持っていました。
真空管のプリに凄く期待していたのですが、今ひとつでした。
モヤッとした出音で、立上りもダルでした。
真空管を換えてみようとしたのですが、小型の特殊なタイプだったので出来なかったです。
それならばと、真空管のMIXをゼロにしたのですが、LMK程の立上りが得れずに、「じゃあ、LMKで良いわっ」と言うことになり、“blogにアップされずに右から左組”の一員となりました(汗)。
LMKもよさげですね。
そういえばlittle mark tube 800はご試奏されました?
Bi-Shopさん

あくまでシミュレートされた音なので、体の芯まで暖まる熱さは感じられませんね。

手放されたVT Bassはマイナーチェンジ前だったのでしょうか?
現行品に付いている10インチスピーカーのシミュレートSWの切替えは有効だと感じました。
たけさん

そうですか。
25日の夜はラテンバンドの練習をやっています。
近くに来られたらご連絡ください。
そうなんですよねぇ…
ソフト/ハード含めていくつかAmpegのベースアンプをシミュレートした物を使ってみましたが似ていても4番の座は本物にしか任せられないんですよねぇ…
VT Bassは一度買って手放してしまったのですがまた気になりますね。
私もこれ欲しいですね。
とても面白そうです。
ところで、24日にちにちでライブあるんですね!
残念、体調も復帰したところで、25,26あたりお近くにいそうです。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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