IMG_2752.jpg Fullertone Guitars JAY-BEE(金フラー)をイジリました。この金フラーは入手後に色々とパーツ交換を行ないながらイメージするところの出音に近づけようとしてきました。そのイメージする出音とは、前回エントリーした61JBの音です。


 ピックアップをSeymour DuncanAntiquity Ⅰにする事から始まって、ペグ、ブリッジサドル、トーンコンデンサー等を交換し、最近はヴィンテージベースにはヴィンテージパーツがベストマッチングする筈との考えで、60年代初期のペグも取付けしていました。

 ただ、ここまでパーツをヴィンテージJBに近づけても“鳴り&出音”の部分では違うのです。ボディー&ネックが違うからと言えばそれで終わってしまうのですが、ここは一旦頭をリセットする為にもパーツをFullertoneのデフォルト状態に戻してみる事にしました。

IMG_2757.jpg 先ずは、ヴィンテージのペグをGOTOHの軽量ペグに戻しました。重いヴィンテージペグはコンプが効いて特にロー弦がタイトになります。61JBの場合はそのコンプ感がとても心地良いのですが、金フラーではタイトになり過ぎて音の太さが減少していました。


 軽量ペグに換えると、逆に明るくオープンなネックの鳴りになるのですが、今度は音が拡散し過ぎて押出し感が減っていました。

IMG_2756.jpg ではという事で、次にはブリッジサドルを換える事にしました。これまではヴィンテージと同じくスチール製のサドルだったのですが、これは立ち上がりの良い出音となります。これをデフォルトのブラス製に戻しました。アタック感は少し減ったのですが、ローの深みが増しています。この状態での全体の印象は、ネック・ボディーの鳴りは程好くて、体に伝わる響きも良好なのですが、アンプからの出音が少し腰高だとの印象がありました。


 そこで、もう1点コンデンサーも換えてみました。これまでは取付けられていたパーツとの兼ね合いで、コンデンサーはヴィンテージのダイレクトロンをチョイスしていました。このコンデンサーは妙な表現ですが「トーンを明るく絞る」という感じで、中高域が少し立った状態でトーンをコモらせます。これをデフォルトのオレンジドロップに戻しました。オレンジドロップはトーンツマミがフルでもファット感が滲み出てくるコンデンサーです。

 この状態での全体の印象は、Fullertoneの“売り”のネック・ボディーの鳴りが戻ってきて、出音のローの沈み具合も程良いと思われるものでした。結果的に廻りまわってピックアップ以外はFullertoneのデフォルト状態になってしまっています。手間は掛かったのですが、色々なパーツを交換しての“鳴り&出音”の変化具合が実感出来たのは、今後の他のベースのセットアップを行う際にもとても有効なノウハウとして私の頭にインプットされたので、これはこれで良しとします。

IMG_2746.jpg


 で、結果的に金フラーはヴィンテージ61JBと同じ鳴り&出音になったのか?という事ですが、「かなり近付いたけど、あと一歩」としておきます。まだ作られてから1年半の若いベースですので仕方ないところですが、手持ちの他のベースの内では61JBに一番近いところにあるのには間違いないです。今後弾き込む事によって鳴りの進化&深化を促していこうと考えています。
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コメント
オアシス地球さん

私も他で見かけるフラーの中でもこいつはダントツのルックスをしていると思っています。

“鳴り”はペグとブリッジ、“音”はPUとコンデンサーとポットの交換で、パーツ交換による音の変化が得られると思います。
一番(お安くて)簡単なのはコンデンサー交換なのですが、おっしゃる様にその日の体調で聞え方が変るほど微妙ですよね。
早い事、沼から上がって正解です!(笑)
このベース、ほんとにいつ見てもホレボレしますね。

コンデンサー選びは私の場合、底なし沼にハマッて抜け出せ
なくなるのでいいかげんなとこで断念しました(笑)

その日の気分にすら影響されるんですもの・・
shinmei_tさん

取付けた金属パーツの重量や強度の違いで、鳴り&出音がコロッと変わりますよね。
一応のセオリーはあるのですが、そのベースに取付けてみなくちゃ分らないというところが、楽しくもあり、難しくもありです。
パーツメーカーさんには、重量級or軽量級だけではなくて、中量級も加えて3~4種類の重さや強度を持つパーツを販売していただきたいところですね。多くは売れないでしょうけど・・・(汗)。

話が飛躍しますが、DingwallがFanned-Fret Systemを採用して、各弦にマッチした弦長があるというのを提案しているのですが、同じ様に各弦毎にマッチングしたパーツの重さというのがあるのでは?と常々思っている私です。
行った変更に伴う音色の変化が文字だけの説明ではありますが、自身の過去の経験値と照らし合わせながら読むと、その変化がよくわかりますw。ペグやブリッジなんかは、多分こうなったんだろうなぁ、と思いながら読んでますよ。楽しいですw。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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