ノンリバのブリッジ部です。

IMG_2323.jpg オリジナルのブリッジはコ型に整形したものを座にして、そこに可動サドルを取り付けてあります。コ型の内寸は13mmあるのですが、そのスペースにサドルと緩み防止のバネが収まっているのでサドルの前後への可動範囲はわずか4mm程の狭さとなり、その範囲ではラウンド弦のオクターブピッチが合いません。


 このノンリバが発売された1960年代には未だラウンド弦が無くて全てフラット弦でした。フラット弦は芯線に断面が長方形の巻き線が巻き付けてあり、その巻き線の小口同士は密着している為に腰が強いのが特徴です。その為にサドル部ではサドルに乗っかった弦の少しネック寄りに弦の振動の起点が有ります。言い換えると、ナットから12フレットの2倍の位置(振動の起点)よりもボディーエンド側に少し行った所がサドルの位置となります。

 という事で、60年代に設計されてフラット弦に対応しているThunderbirdのブリッジは、ボディーエンド側にずれた位置にあるのです。それ故に、私がこのThunderbirdでガリガリのRock'inな音を出したくて、腰の柔らかいラウンド弦を張ると、ブリッジの一番ネック寄りにサドルを置いてもハイポジを弾いた時の出音のピッチは低くなります。

 この問題を解消するには、ブリッジを支えているスタッドアンカーをネック側に移設するというボディー加工を伴う荒療治か、サドルの可動範囲が広い別のブリッジに交換するかの方法しかありません。ここで私が選んだのは新たなブリッジへと交換する方法でした。

 新たなブリッジはEpi-birdのブリッジ部を交換した際にオリジナルと同じ形状のテールピースを作っていたメーカーの物で、カタログにもノンリバへの取付け写真があったので、マッチすると思い入手しました。

bridge_2.jpg           bridge_3.jpg


IMG_2328.jpg 取替はスタッドボルトを緩めてブリッジを付け替えるだけの簡単なものでした。弦のオクターブピッチは完璧に調整が出来ています。


 アンカーボルトのセンターとサドルの位置がずれているのですが、スタッドボルトの頭がブリッジの彫り込みにピッタリとハマっているので、ブリッジがそのハマリ具合の“遊び”以上に前屈みになる事はありません。

bridge_1.jpg           IMG_2617.jpg


 ブリッジの材質はブラスで、鉄製のデフォルトブリッジよりは重たくなるのですが、これに影響されての振動具合の明白な変化は感じられなかったです。

 ブリッジ交換後には、やはりその大きさが気になったので、オリジナルのブリッジカバーを取り付けました。その結果、ブリッジが半分隠れてスリムに見えます。

IMG_2620.jpg        IMG_2622.jpg


 しかしルックスは良くなったのですが、このままでは右手の掌によるブリッジ付近での弦ミュートが出来ないので、近々取り外します。残念・・・。

IMG_2632.jpg
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