Thunderbirdを弾いた事が無い方も「Thunderbirdは“ヘッド落ち”して弾き難い」という話を見聞きした事がある思います。このEpiphoneThunderbirdもご多聞にもれず、ちゃんと“ヘッド落ち”します。左手でハイポジを押さえたとたんにヘッドが下がってきて、左手がローポジに戻る時には「そ~れっ」とばかりネックを押上げる必要があります。これではストレスだらけで、まともにプレイする事は出来ません。

 そこで、前回のエントリーの「ボディ表側のルックスをヴィンテージ風味に仕上げる」というテーマとは変って、今回は「“ヘッド落ち”しないThunderbirdにする」をテーマにモディファイを行いました。果してその結果は・・・?



IMG_1853.jpg 先ずは何と言ってもヘッドが落ちる(下がる)のを解消するにはヘッドを軽くする軽量ペグに交換するって事です。元々同形状のGOTOHのペグが付いていたので、それを手持ちの軽量ペグに交換しました。元は逆巻きだったのですが、換えたのは順巻きです。Thunderbirdのネックは長くて、特に1弦用ペグは体から遠い所にあるので、締付ける際には順巻きの方がやり易く感じています。




IMG_1850.jpg ペグ交換だけでヘッド落ちがしなくなるなんて、Thunderbirdはそんなに簡単に扱い易くなるベースじゃないです!(汗)。

 次ぎに行ったのは、ストラップピンの追加(位置変更)です。元は4弦側の肩とボディーエンドにあるストラップピンですが、ここにストラップを取付すると“ヘッド落ち”と、手の短い日本人には“ヘッドが遠くなる”という2重苦がベーシストに科せられます。

 そこで考えた結果、左画像の赤矢印の位置に新規のストラップピンを追加で取付しました。ネック取付部の追加はよくあるのですが、“肝”は表側で言うとリアPUの位置辺りに取付けたピンです。元のピンにストラップを付けるのよりも肩で吊るセンター位置がヘッド側に移動するのと、ピン間の距離が短くなりストラップの開き角度が狭くなりストラップで体を挟むようになり結果としてヘッドが下がり難くなりました。

 後ろ側のピンの位置はもう一つのメリットがあります。リアのピンがボディの中止線上にあるエンド部だと、ボディが回転して全体が前屈み状態になって弾き辛くなってしまうのですが、新たなリアのピンの位置だとボディを吊り下げる事になり前屈みは解消されました。リアのピンはそのままにストラップをボディ表側に回してThunderbirdやギターのFirebirdを吊る方もいらっしゃいますが、私はルックス的に好みではないです。

 そしてボディに新たに追加ピンを取付けるなんて、中古のEpiphoneだからこそ出来たモディファイです(笑)。



IMG_1747.jpg これまでのモディファイ後のチェックで、完璧な“ヘッド落ち”の解消とは至らなかったので、“奥の手”を出しました。ボディ裏側のコントロールキャビティの蓋を外して、その内側に鉛の板を貼りました。キャビティの彫り込みに合わせて、かつプラグが干渉しない形状に1mm厚の鉛板をカットしてそれを3枚貼った後に重量バランスチェックを行い、これでは重過ぎたので一部を外しています。鉛の重量は2百g程度となっています。軽量ペグにしてヘッドが軽くなったのと同程度の重量がこちらに移動したとも言えます。

 このモディファイには良い副作用もあって、ボディ側を重たくすることでマホガニーの“ぼやける”ボディ鳴りの要素が薄まり、弦の響きとコンプ感が向上して聴き取り易いベースサウンドとなっています。



 以上のモディファイ後には、世界でただ1本と思われる“両手を離してもヘッド落ちしない”Thunderbirdが出来上がりました。(大袈裟ですね・・・笑)
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コメント
No title
オアシス地球さん

フォークギター方式だとストラップが末広がりしてズルズルと滑るでしょうね。
それに2mくらいの長さのストラップが必要ですし・・・(笑)。
No title
ヘッド裏にストラップピンを付けるか、フォークギターみたく
ナットの上で吊る、という方法はバランス改善されないんでしょうか?
そうとうかっこ悪いし、「かしまし娘」みたいになりますけど(笑い)
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Author:F-nie
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