今回メンテしたのは、76年の米国建国記念のThunderbirdです。新たに立ち上げたバンドで使うので、これまで気になっていたところを改善しました。

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IMG_1436.jpg 作業台に乗せて、ブリッジ、PUカバーを取外しました。このカメラアングルからは、Thunderbirdの伸びやかな(尻尾?の)デザインが、更に強調されて見えます。


IMG_1439.jpg PUカバーを取外したのは、カバー表面に歪が出ていた為です。叩いて修正しました。

 初めてこのPUの中身を見たのですが、2つのコイルが板状のマグネットを挟んで、サンドイッチになっています。コイルの巻きは少ないようで薄いです。その為かPU出力はJBと同等程度で、60年代のThunderbird程には暴れません。

 PUケースのセンターにPUコイルが位置しているのではなくて、フロントはネック側、リアはブリッジ側にそれぞれ寄っているのが分かります。


IMG_1468.jpg PUカバーを取付しました。2弦の出力が弱かったので、薄く削ったポールピースを貼り付けて対応しています。


IMG_1454.jpg Gibsonのこのタイプのブリッジはサドルによる各弦毎の高さ調整は出来ません。そのせいで、私にとっては、1~3弦を好みの高さにすると4弦がとても低くなって弾き辛くなっていたので、サドルと弦の間に厚紙を挟んでいました。(って、前回のGodinと同じですね)

 そこで今回のメンテでは、別で入手したEpiphoneのブリッジから1~3弦用のサドルを移植しました。4弦用はデフォルトのGibsonのサドルです。EpiphoneのサドルはGibsonの物よりも高さが低いので都合が良かったです。各サドルの下には薄い塩ビ板を差し込んで、高さの最終微調整を行っています。


IMG_1472.jpg 次は裏返してコントロールキャビティ内です。デフォルトのトーンコンデンサーは繋ぐだけで、トーンポットをフルにしてもトーンが絞られていたので、最近は片足を外してコンデンサーオフの状態にして使っていたのですが、やはりトーンを使いたい状況もあるので、別のコンデンサーを取付しました。

 取付したのは、音をスッキリとしたい時に使うダイレクトロンです。トーンを絞るコンデンサーで音をスッキリさせるというのは矛盾しているようなのですが、実際に取付するとトーンポットがフルテンから8位までは、中高域が立って音がスッキリとします。ハムバッキングPUであまりハイが立っていないThunderbirdのPUには、このダイレクトロンは相性の良いコンデンサーだと感じています。

 デフォルトの(青い)コンデンサーは、片足を外したままにしてキャビティ内に放置しているのは、Rock魂を感じさせるところです(笑)。いや、本当は外しておくと紛失しそうだからです(汗)。


IMG_1450.jpg 最後はThunderbirdを弾く際にとても気になる“ヘッド落ち”対策です。これしか対処方法は無いでしょ!という事で、ペグをGotohの軽量タイプと交換しました。

 デフォルトのペグは、見た目にはFenderクルーソンペグと同じと思っていたのですが、ペグプレートを止める4本のビスの内でボディ側の2本の穴のピッチがFenderよりも広かったです。2本のビスをハの字に締め込んで何とか取付しました(汗)。

 しかし、その苦労もストラップでThunderbirdを吊ったとたんに解消しました。(さすがにFenderと同様にはならなかったのですが)ヘッド落ちは減少していて、かなり弾き易くなっています。




IMG_1446.jpg 以上のメンテナンスで、新バンドのレパートリー曲の練習もはかどりそうです。
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コメント
No title
Bi-Shopさん

Bi-Shopさんのお使いのThunderbirdとは年式が違うので、同様の結果になるかは定かではないのですが、トーンポットがフルの時と、コンデンサーを外した時の音の違いをチェックしてみて下さい。
トーンがフルでも音がかなりコモっているようだったら、ダイレクトロンに替えるとスッキリすると思います。

最近のPUはコイルの置き方も変っていてパワーがありそうですね。
建国記念はパワーは無いのですが、Ampegで唸らせるとやはり良いです。
少な目のパワーなので音像が崩れないのが、それはそれで良いと感じるところです。
実はカバーを外した際に採寸して、JB用のフロントPUは無加工で、リア用は少しの加工でカバー内に収まるのを確認済みです。
近いうち(将来?)中身を変更するかもしれません。
No title
たけさん

たけさんがThunderbirdに興味を示されるって以外でしたね(笑)。
建国記念の格好は最高なのですが、出音はその姿に似ず(?)大人し目です。
アンプで少しドライブさせた方が心地好いですね。
弾き易くなっていますので、次回、是非ともお試し下さい。
No title
フムフム…
ダイレクトロンのコンデンサですね。
やってみます♪

して、このPUの構造は……音聞いてみたくなりますねぇ……
No title
これは良い姿ですね!次回行ったときは、是非音をお聞かせください!
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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