入手して1ヵ月が経過して自分なりの調整が済んだ“金フラー”こと“Fullertone Guitars JAY-BEE”です。チェック&セッティングした内容をぼちぼちとエントリーして行きます。先ずは見ただけでインパクトのあるそのルックスから・・・。

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 ベース全体にかなり手が掛かったレリック処理(Fullertoneではラステッドと呼びます)が施されています。Fullertoneのオーダーメニューにはラステッド仕上げとして、ソフトラステッド、ラステッド、ヘビーラステッドの3種、そしてラステッド無しはスムースネスという計4種の仕上げが用意されています。

 私の金フラーの仕上げは販売店で聞いたところ、ラステッドとヘビーラステッドの中間の仕上げだそうですが、他のラステッド仕上げと比べるととても手の込んだ仕事振りになっていると感じています。

IMG_0443.jpg 先ず目が行くのは、この塗装ハゲの部分です。仕上げ塗りのショアラインゴールドのメタリック成分が錆びて緑青となっているのが表現されています。これって、この緑青を出したい箇所にゴールド塗装の前段階で緑を吹き付けているのです。そこにゴールド→クリアーを吹いて仕上げた後に塗装を研磨して緑を出しているのです。とても手の込んだ、そしてアートを感じさせる部分で凄く気に入っています。


IMG_0517.jpg ネックヘッドにも緑青が出ています。ベース全体を見ると、ボディの左上、ネックヘッドの右下と緑青が対角にバランス良く配置されているのも、ビルダーのセンスの良さを感じさせてくれるポイントです。通常の使い方ではヘッドの塗装が削れて剥離する事はないのですが、良いのです、アートですから・・・(笑)。




IMG_0537.jpg かなり手荒に塗装にダメージをつけてあるのですが、塗装が剥げて木部が露出している箇所には薄くクリアーが吹いてあるので、汗や湿気に対しては保護されています。ハゲハゲの箇所で木がささくれて、洋服の腰部や袖にガシガシと引っ掛かっていた部分はサンドペーパーで馴染ませました(汗)。


IMG_0448.jpg 塗装面を走るウェザークラックは他のメーカーでは、塗装面を瞬間冷却してヒビをいれているようですが、この方法では自分のイメージするヒビにならないという事で、ビルダーが1本1本カッターで筋を入れているそうです。こちらもビルダーのこだわりの部分ですね。


IMG_0449.jpg ネック裏のローポジ部の塗装は削り落とした後に汚れ入れ→クリアー塗装となっています。その部分はヴィンテージに似たサテンフィニッシュでサラサラ感が左手に伝わります。


IMG_0452.jpg GOTHOの軽量ペグにも擦り傷、汚れ、錆びがあります。60年代初期のクルーソンのペグはメッキが強くてこんなには痛まないのですが・・・(汗)。


IMG_0457.jpg 当然、ブリッジ部にも錆があります。ヴィンテージベースを入手した際は徹底的に錆び落しを行う私ですが、この金フラーに関してはそのままにしています(笑)。ブリッジカバーの装着部と周辺との色焼けの違いも表現されています。


 販売店のKEY松田さんから聞いたのですが、このベースは元々試奏用として作製されたそうで、ビルダーもかなり気合を入れたそうです。出音をチェックする以前に、ベースを見ただけでその言葉に「なるほど」と納得させられます。

 既に何箇所かに私なりのセッティング&モディファイを加えているので、次のエントリーからそれを説明いたします。
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コメント
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kigakuさん

この金フラーは同じFullertoneの他のベースと比べても、ラステッド仕上げに深みがあります。
勿論、某社CSのレリックなんかよりも上を行っていると思います。
Fullertoneの場合は、ピカピカもボロボロも仕上げの違いで売価が変らないのも良いです。
そして、確かに新品のピカピカベースを扱うよりも気が楽です。
ピカピカにしてやろうと思って、ワックスで磨いても艶が出ませんし・・・(笑)。
No title
すごい。迫力がありますね。
ツルツルピカピカに仕上げるのと比べると、ここまで気合の入った加工はまさに職人技ですね。普通に使ってここまでになるかどうかは別にして(アートですからいいんですよね)、レリック加工してあると楽器と早くお友達になれそうな気がします。
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オアシス地球さん

知ったげに緑青とか言ってますけど、緑青って銅の錆なのですよね。
で、このゴールドを含む各メタリック塗料にはそれぞれどんな金属成分が含まれているのかは良く知りません(汗)。
どなたか、ご存知ならば教えて下さい。
ただ、単純に金に緑の錆って格好いいです!
こんなコメント返しですみません(汗)。
No title
金フラー、各部を見せてもらうとさすがに迫力ありますね!
この場合の緑青って、メタリック塗料のアルミ粉が錆びるんでしょうか?
よくレイク・プラシッド・ブルーが緑っぽくなるのもソレですかね?
(キャンディ・アップル・レッドはあんまり変色しない気が??)
ブリッジカバー跡の変色、ネック裏の磨耗具合なども
想像しただけでめんどくさそうです(笑)
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たけさん

ホームセンターの工具コーナーにある15cmのスチールのスケールで、フレットをチェックしてみて下さい。
スケールを立ててフレット上を滑らせて、スケールの角がフレットに“カチッ”と当たったら、そのフレットが高いとなります。
No title
そうなんですよ。ローポジがビビりまくるんですね。ネックやコマも少しずつ動かしては調整してたんですが。。。一度、KEYに相談してみます!ありがとうございました!
No title
たけさん

私のフラーは4弦12フレットで2.2mmです。私としては低目のセッティングです。(他のベースは2.5mmが目安)
たけさんのフラーが弦を下げられないというのは、2つの要因が考えられます。

◆ブリッジサドルがもう下に一杯で下げられない → ネックポケットを加工してネックアングル調整
◆フレットがビビッて弦が下げられない → フレット摺り合せ調整

私が金フラーの前に短期持っていたフラーは各フレットの出がまちまちだったので、メーカーによるフレット調整を行いました。
金フラーも実は1フレットが高いです。もう少し様子を見てメーカーに調整依頼しようと思います。
この2本から言えるのは、どうもネックが動くというか指板が動く・・・?、となります。
たけさんのベースも1年の補償期間の間にメーカーでの調整をお勧めします。
No title
なるほど、気合入ってますね!
弦の高さはどのくらいにしていらっしゃいます?
自分のはあまり下がらないので、すり合わせが必要かとも思っています。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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