少し落ち着いてきたので、ここで思いを述べてみます。長文になりますが、興味のある方はお読み下さい。



 事の発端は最近ライブをさせていただくようになった地元のカフェ&キッチン【にちにち食堂】で、8月20日に行われたライブでした。

 午後7時半にスタートしたライブにお客としての私が遅れて店に着いたのは8時前だったのですが、その時にパトカーが赤色回転灯を点けて店から離れていったのが見えました。店前にいたオーナーに聞くと「今、近所からの騒音苦情通報があった為に、パトカーが来た」との事・・・。

 「えっ?」と思い、演奏中の最初のバンドの音を外から聞くと、それはドラムレスのバンドだったのでそれ程大きな音がしているものではなかったのですが、元々防音設備が施されていないお店なので、外に漏れている音を聞いて近所の方が騒音と感じたのならそれはそれで真摯に対応しなければならないとの思いで、この日のライブの主催者のtomoさんと私は翌日から行動を開始したのでした。

 先ずは、近所への挨拶回りです。お断りと今後のご理解をお願いする挨拶文を30枚作成して、近隣を一軒ずつ訪問しました。お会い出来た住民の方には言葉で説明をして、ご不在の方には挨拶文をポストに投函しました。お話しさせていただいた方からは騒音に対する苦情を聞くことは出来なくて、「気にならないからどうぞおやり下さい。」とかの好意的な反応ばかりだったのですが、やはり近隣全戸の方と会えていないので、何処かには気になっている方がいらっしゃるとの思いは残りました。

 そしてお店の防音対策です。通常営業の際の入り口の4枚建てのガラス戸に暗幕をした箇所をステージとして使用していたので、ライブの際はその面の開口部を発砲スチロール板、古畳、厚手の合板等で全て塞ぐ事としました。特に音が漏れ易いベースアンプの裏には毛布で吸音する事としました。以上の防音材料は廃材、もしくは知り合いから無償提供を受けた物です。材料の切断等は私が行いました。

 更にtomoさんと、この地区の交番に出向いて警察の方と相談しました。苦情電話を掛けてきた方が分かれば挨拶に伺うのですが?という私達の問いには「匿名の電話だった」との返事でした。(もし分かっていても個人情報なので教えてはいただけないと思ってはいたのですが・・・。)先程の防音対策を講じて、近隣への挨拶も済ましている。そして9月3日には次のライブを行う等のお話しをさせていただき交番を後にした2人です。



 その9月3日の夜は私は広島でのライブに出かけていたのですが、心の奥では【にちにち食堂】で行われていたtomoさん主催のライブの事がとても心配でした。広島でのライブが終って打上げの会場に移動する間に電話でtomoさんに「どうでしたか?」と聞いた私に「今回もパトカーが来たよ」との返事・・・。「あー、これまでの対策は何の効果も無かったのか?」と落胆して、打上げも気分半分で切り上げざるを得なくなり帰路についた私でした。

 とは言うものの、次は私が主催する9月18日のブルースライブ、そして10月5日の“こゆみこ”ライブと続けての予定を組んでいます。この2つのライブはプロを招聘してのものなのでギャランティーが発生する為にチケット販売を行っています。これが開催出来なくなったとしたら大変な事になってしまいます。

 そこで第二弾の動きを開始しました。

 更なる防音対策として工事現場の仮設足場に張る防音シートを2枚購入して、正面と裏面の開口部に張りました。これには初めて代金の支払いが発生したのですが、理解ある知り合いからの援助金でペイしています。皆さんありがとうございます。シートには黒字で『防音』の文字入りで、防音効果以上に視覚にアピールする力もあります。

 話しはそれますが、少し前に【にちにち食堂】では、高い間仕切壁をカットして見通しを良くするという改修工事を行っています。これも廃材を利用して、工賃はライブでの出演者・お客さんからの募金、そしてお店からの寸志で支払っています。皆で良い店にして行こうという気持ちの表れです。

 元に戻って、近隣挨拶ももう一度、この時は店の真隣のアパートをメインに行いました。苦情通報をした本人に出会えたら、どうにか理解をしていただける様に話をしようとの思いで伺ったのですが、こちらのアパートの方々も「気になりませんよ」とか「夜は仕事で居ないので大丈夫」とかの反応で、「えー?この近所で問題視されていなくて、どこからの苦情?」と頭が?マークだらけになった私とtomoさんでした。

 2回目となる交番での相談では、「更なる防音対策、重ねての近隣挨拶を行っているが、苦情の具体例は掴めなかった。」と報告をして次回9月18日のブルースライブへの対策を相談した私達でした。ただしこの時点では前回と同じくどなたからの苦情なのか分からなかったので、ベストを尽くしたとは言えない状況だったのは確かでした。



 そんな状況が急変したのは18日のライブが差し迫った16日の事です。【にちにち食堂】のオーナーにKと名乗る方から電話があったのでした。「わしがこれまで2回もパトカーを呼んだのに、又ライブをやるのか!自治会でも問題になっている。」との内容でした。オーナーは直ぐに私に店に来るようにと電話をくれました。スッ飛んでお店に行った私が地図で確認したところ、有りました近所にKというお宅が・・・。と言いますか事前にこのお宅には挨拶に行っているのですが・・・?

 とは言え、これでやっと苦情の出所が分かったので、これは早速K氏宅に伺ってお話をさせてもらってご理解をいただく様にするしかないとの思いで、オーナーと出向いた私です。K氏の勝手口に近付くと“〇〇自治会〇〇組長”の表札がありました。先程の「自治会での問題・・・」これは電話の主に間違いないとインターホーンのボタンを押して話し始めたら、インターホーン越しのK氏はかなりのご高齢のお声で優しい口調のお話しぶりでした。オーナーが聞いたK氏は60歳位のハスキーで押しの強い地元なまりの人だったという事で、オーナーは「この声は違う」との感想。私とのお話しの中でもここにお住まいのK氏は「私は耳が悪いので騒音なんか何にも聞こえませんよ。」との事でした。K氏との騒音問題解消の為の話し合いを求めていた私はここで肩すかしをくらってしまいました。

 では、地図上に表記されないアパートの住人にKさんという方が居るのかな?と考えた私は、これを確認する為に三度目の交番訪問をしました。住民台帳をチェックしながらの警察官からの返事は、Kさんは先程伺ったお宅しか無いとの事でした。「えー、じゃあK氏って誰?」という疑問をおぼえた私に警察官からは「お店に帰って電話で“136”をダイヤルしなさい。その電話の後で他の通話をしていなかったら、その電話を掛けてきた電話番号が分かるから。」とのアドバイスをいただきました。直ぐに店に戻って“136”をダイヤルすると自動応対で、先ずは電話があった時間が「〇時〇分の電話です」おっこれこれと思って続きを聞くと「非通知設定です」・・・。(近所に住む自治会組長の)K氏と名乗りながら非通知設定の電話ですか!?

 益々訳が分からなくなった私がオーナーに電話の内容を詳細に聞くと、近隣の方では知り得ない内容をこの電話のK氏は語っていたのでした。良く良く考えるとその内容を知り得る場所はtomoさんのブログでしか無い事が分かりました。そしてその足で近隣に住む知人を2名訪ねて聞いても、自治会で騒音問題などの話しは上がっていないとの事でした。

 いくらネットが普及しているといってもtomoさんのブログをチェックしている近所の方の存在など知らないですし、私達がいくら近隣で訪ねても浮上しない自治会での騒音苦情問題って一体何なのでしょうか?更に電話のK氏は私の会社名を私の名前の前に付けて話しをしていたそうです。近隣挨拶の際は私は個人名を名乗ってはいません。まして会社名なんか・・・。

 以上の事柄をtomoさんと精査していく間に2人の考えは「これって、近所からの苦情問題を隠れ蓑にした私達が主催するライブ潰しなのでは?」というものになって行きました。



 K氏が自分のブログをチェックしている可能性があるということで、18日のライブ前日の17日に、tomoさんは自分の思いをブログにしたためたのでした。こちらを参照。そこに反応があったのはSを名乗る方でした。他のコメントを寄せた方は全てtomoさんの知人です。

 S氏のコメント曰く、「言われてることは理解できなくもないけど、にちにち食堂が地元から締め出しを食らったら面倒が見れるのかい?」これで全て分かりました!近隣で聞き取りをしても分からない「自治会での問題」を語るK氏と「地元から締め出しを食らう」と言うS氏って同じ考えの人では?そしてtomoさんのブログを見てコメントしているS氏とtomoさんのブログを読んでいるかの様な内容を電話してきたK氏との関連性は・・・?更に電話で話しした「わしがこれまで2回パトカーを呼んだ」と言うことがK氏の唯一の本当の言葉としたら・・・。これらを合算すると、これまでの出来事の源はみんな同じ人、もしくは同じ考えを持つ複数の人という結論になってしまいます。



 18日のライブ当日の昼に私とtomoさんは再々度、交番を訪れてコピーしたtomoさんのブログの内容を提出して警察の方と相談しました。「これって店の営業妨害、更には虚偽の110番通報になるのでは?」という私達の問いには、「現時点では実際にライブはストップされていないので実害は発生していないのだが、これが何度も続くようならば店からの訴えがあれば事件化できる可能性もある」との事。いやいや、防音シートを購入しているのでお金が掛かっていると言いたかったのですが、これは今後の防音対策の為に使うのでぐっと我慢した私です。

 続いて、「近隣じゃなくて例えば近くの駐車場に停めた車の中にいて、うるさいという苦情通報するのはどうなのですか?」という問いには、「それは近隣からの苦情にはならない、車を静かな所に移動すれば良いのだから」という返事でした。

 この時点で既に顔馴染みになっていた警察官から、「明日の夜は自分がパトカーに乗務するので、苦情通報が有ればあなたの携帯に電話してから店に出向くので応対して下さい。」との言葉をいただいたので、tomoさんの携帯番号を伝えておきました。更に電話を掛ける方が近くの駐車場にいて様子を窺っている可能性があるので、苦情出動の際についでに駐車場を巡回パトしてもらうようにお願いをして交番を後にした2人です。



 この18日の夜も100%苦情通報があると想定してライブに臨んだ私でした。携帯を目の前のテーブルに置いて緊張しているtomoさんをチラ見しながらステージで演奏し続けたのですが、近隣に午後10時までには終らせますと伝えたライブスケジュール通りに終了するまでにtomoさんの携帯が鳴る事は無かったのでした。



 翌19日の朝10時に届いた【にちにち食堂】のオーナーからのメールには「さっき警察の方が店に来られました。」とあり、「えっ、夜は無かったのに朝に苦情が来たの!」と、驚いた私は即オーナーに電話したのでした。オーナーの返事は「苦情じゃなくて、警察もこれまで近隣を聞き取り調査をしてきたけど、苦情問題を言う人はいなかったので、これを報告に来られた。」との事でした。
 
 ほっとしたのですが、どちらにせよ交番に出向こうとしていた私は五度目となる交番訪問を行いました。交番に入るなり「昨日は(通報が)無かったですよ!」との言葉をいつも応対していただいている警察の方からいただきました。そして「先程【にちにち食堂】に出向いて報告したのですが、警察としても最初の苦情通報の後からパトロール巡回の際に近隣の方々に聞き取り調査を行ってきたのだけれど、苦情を言う方はいらっしゃらなかった。」との説明もいただきました。これは警察から「当初から近隣の騒音苦情は無かった」という“お墨付き”をいただいたと考えて良いでしょうね。



 文頭では“思い”と記しましたが、99%の実際に起った事柄と1%の推測を書いたつもりで、“思い”は0としました。なぜならば、今回の当事者が何故この様な事をしたのかという“思い”がはっきりと分からないので、私の“思い”とは絡まないだろうと考えた為です。当事者の方がこれを読んで“思い”を伝えたいのなら、私の会社をご存知でしょうから直接連絡を下さい。コメント欄に書かれたら当事者の方の一方的な書き込みとして残ってしまい、それに対して私も推測の部分での返事になってしまう可能性がありますから。

 今回の記事の内容がtomoさんのブログと似通っているのは致し方ありません。一ヶ月間2人で共に悩み考えて行動しましたので・・・。私が主催するライブが次ぎに控えていて、まだ当該者側にいるのですが、これでもう終わりにしたいという(このエントリーで唯一の私の)“思い”でここに記事をアップしました。



 さてこれで頭を切替えて、10月5日の“こゆみこ”ライブのPRに全力投入します!
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コメント
No title
matuちゃん

今回の実行部隊(?)は私とtomoさんでしたが、matuちゃんには随時相談していましたので、同志ですよ(笑)
私も今回はブログに書いた三倍位の事を考えさせられました。
これは、今後の“にちにちライブ”、そして自分達のライブ活動の為に良い糧となると思います。
もうそろそろライブ企画役は引退しようと考えていたのですが、まだまだ(引退は)出来そうにはありません(笑)。
今後ともお力添えをよろしくお願いします。
No title
本当に大変でしたね。私は最初からF-nieから経緯を聞いていましたから、一緒に奔走してはいないんですが、一緒に戦ったつもりでいます。(ですよね?)
本当にこれで終わりにしたいですね。
ですが「騒音問題」は終わりでも、「にちにちライブ」はこれからですね。
tomoさんのブログにもコメントしましたが、私たちはお二人の御苦労を無駄にしてはいけません。
そのために私たちはこれからするべきことがあります。
事件を知ってなにか協力したいという方がいるかもしれませんね。
私たちに簡単に出来ることはいくつかありますが、まずは、自分が出演しないライブにも出来るだけ客として行く、もちろん知り合いも誘って。
会場のセッティングや撤収も積極的に手伝う。「にちにちライブ」は皆の手作りライブですからね。
実際にそういったかたちで協力されている方がいらっしゃいます。
もうひとつ、簡単に出来ることがありますが、ここで紹介することは控えさせていただきます。興味ある方は私に聞いて下されば僭越ですがお答えします。(ヒントは防音シート)
今回の事は騒音問題だけでなく色々な課題を私たちに突きつけましたね。(私個人にとってもですが…)
本当にお疲れさまでした。
「こゆみこ」、もちろんうかがわせていただきますよ。楽しみです。
No title
Bi-Shopさん

私もずっと以前ですが、野外ライブをパトカーに止められた事が2回ありますので、ご苦労は良く分かります。

今回の事例は“害”という言葉は使いたくはないのですが、当初は私達が近隣に迷惑を掛けている《加害者》と思って真摯に対応してきたものが、いつしかライブ潰しにあう《被害者》としての様相を呈してきたものでした。

もうこれで“偽”の苦情は来ないと思いますが、近隣から“本物”の苦情が来ないように、防音・演奏時間の厳守・店外では静かにする等の近隣対策は引き続き行っていきます。

そして今日は10月5日の次のライブに備えて交番にも出向いてきます。
No title
うちも田舎ですのでライブハウスはもちろん、演奏をさせてくれるお店なんてありません。
演奏場所はもちろん公民館から視聴覚質、河川敷まで自分達で手続き&確保。
何度もお役所を往復させられながら書類を出し、許可をとってもやっぱりこういう事ってあるんですよねぇ…
ちゃんと許可をとった会場でやっていてもキャンプ不許可な場所にテントを張っている人間からの苦情で警察は来ますしね。
でも苦情を言ってきた相手は分かったみたいですね。
うまく収集がつくのを祈っています。
No title
よつこくん

ライブはお疲れ様でした。
ブログ上での私はただのベースオタクなのですが、私自身はただのバンドマンだと思っています。
バンドマンたるもの、自分のバンドが演奏出来る場を確保して活動を続けて行ける様に考え・行動するのは当然の事です。
今回の一件もそんな気持ちで乗り越えようとしています。
これからもご協力をよろしくお願いします!
No title
匿名希望さん

先日のライブへお越しいただき有難うございました。
色々有ったのですが、良いライブでしたよと言っていただけるのが一番嬉しいです。
次回のこゆみこライブもよろしくお願いします。
No title
何にもしなくてごめんなさい。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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