前回CrewsDPA-2Bをチェックした際に、同じく2チャンネルのインプットを持つプリアンプで、RadialTONEBONEシリーズのベース専用機器BASSBONEもチェックしました。

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 詳細はメーカーサイトを見ていただくとして、気になるプリ部についてです。

 先ず音質云々以前に「あれっ?」と思ったのは、音量に関して2つのチャンネル共にレベルツマミがフルアップで原音と出力が同じという点です。音量を稼ぎたかったらブースト回路があるのでそれを経由すれば良いとのメーカーの考えなのでしょうけど、これが1チャンネルのプリアンプならばそれでも良いと思うのですが、2チャンネルの場合は使い勝手が悪いのです。

 例えば2本の出力の違うベースを使い分けたい場合には、出力の大きいベースの側の音量を絞って小さい側に合わす事になります。その小さくした信号を最後にアンプで増幅する事になり、これはノイズ的に不利になります。せっかくプリ部にはバッファーアンプが入っているのだから、プリ部で少しでも良いのでブーストが出来れば、音量の小さいベースを大きい方に合わせる事が出来てベターだと思います。

 この原音と音量の差が無いという事をみるとBASSBONEというかメーカーのRadialが原音を重視するというポリシーを持っている事が推測出来ます。(元々がDIで有名なメーカーですし・・・)当然イコライザー部も至極ナチュラルです。3バンドのEQツマミがセンターでは原音と全く同じ、ツマミを回してもとても自然で穏やかな効きです。先にパラメトリックのミッドEQを持つDPA-2Bをチェックしていた為か、このBASSBONEではベースによっては「この(周波数固定の)ミッドじゃないんだよな~」ともどかしさを感じたのも事実です。

 プリを通すだけで音が前に出て、パライコのミッドを持ち積極的に音質を調整出来るDPA-2Bと比べたら、今回のBASSBONEの印象は“とてもマイルド”です。ふくよかな低音を演出出来ます。同じベースで同じフレーズを弾き比べると、DPA-2Bでは“単音の粒立ち”を感じ、BASSBONEでは“フレーズの繋がり”を感じます。

 元々が気に入った出音のベースを微調整したいならBASSBONE、何かと癖のある出音のベースを制したかったらDPA-2Bをチョイスしたら良いなというのが、今回の2台のプリアンプのチェックの感想です。
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