IMGP6443.jpg 68TelebassDuncanのカスタムショップのスタックタイプのPUを取付けているのですが、その上下に積み重なっている2ケのコイルを様々に結線して、アンプからの出音をチェックしました。68TelebassにこのPUをインストールした時は短時間のチェックで2ケのコイルが並列に結線した時に歯切れ良い音がしていたと判断したのですが、今回じっくりとチェックしてみたのです。


IMGP6434b.jpg PUの組合せが分かり易い様に、2段の上のコイルをA、下段のコイルをBとします。その出音チェックの結果、音量に関してですが想定外の結果となりました。以下にコイルの組合せと耳で感じた音量レベルを10段階で表しました。


  《A + B》(直列) → レベル 7
  《A & B》(平列) → レベル 5
  《A》       → レベル10
  《B》       → レベル 3

 《A + B》(直列)と《A & B》(平列)とでは直列接続の方がレベルが高い事は理解出来るのですが、それよりも《A》のみの時が一番音が大きくなっていました。あれっ?と思って《B》のみをチェックしたらこれが一番小さな出音でした。

 一般的に2コイルでイメージするレスポール等のPUは弦から同等の距離の所に2ケのコイルがあるので同量の出力となるのですが、2段重ねのコイルではいくらポールピースが貫通しているとは言え弦からの距離が異なっているので、出力にかなりの差があるのでした。

 その為に、《A》(レベル10)と《B》(レベル 3)を直列にしても(レベル 13)とはならずに(レベル7)、並列の場合は(レベル 5)となるのだと思います。要するに出力違いの2ケのコイルを同時に接続したら、いくら《A》が(レベル10)の出力を持っていても《B》の(レベル 3)に引きずられて出力が下がってしまうと言うことです。

 次には配線方法による音質の違いをチェックしました。《A + B》(直列)はPB的な出音でブズッと崩れかけたローが泥臭さを感じさせます。《A & B》(平列)はJB的になり(直列)よりも幾分か締まったローに突き抜けるハイが歯切れを加えています。《A》はとてもスタックコイルの内の1ケだけだとはとても信じられない程の音量でローからハイまでの押出しの強い出音です。そして《B》は《A》と同じ抜ける音質なのですが出力が低いのでパワー感はありません。

IMGP6599.jpg 上の結果を考慮して、《A》~《A & B》(平列)~《B》の間をバリアブルに調整出来るようにしたのが、こちらの回路です。2ケのコイルからの信号を同軸2連ポットに配線してバランス取りをしています。そこからマスターボリュームに接続しています。トーン回路は取外しています。


 オリジナルのポット類とコントロールプレートはそのまま保存していて、画像にあるのは新品で入手したコントロールプレートとポット類は手持ちの物です。

 この回路での試奏の結果《A & B》(平列)~《B》の接続は音が小さくなるので使う事は無いなと判断しました。《A》~《A & B》(平列)の間に、程よい音量に歯切れが加わった美味しいポイントが見つかったもので・・・。

IMGP6601.jpg 先程の回路は2つのPUを並列接続にしてバランス取りをしたものだったのですが、次の回路はスイッチで並列と直列接続を切替えるようにしています。そしてボリュームポットは並列接続時のみに有効な《B》の音量調整用です。この回路にはマスターボリュームとトーンは有りません。


IMGP6604.jpg スイッチで並列接続に切替えた時に《B》のPUの出力を最大にしたら2つのPUがフルアップでの並列接続となり、《B》のミックス具合を下げると《A》の出力が増して徐々にアウトプットの出力は大きくなって行きます。《B》を0にすると《A》のみとなって出力は最大となります。


 この回路では面白い使い方が出来ます。《B》のミックス具合を調整して並列時と直列時を同音量にすると、スイッチでPBJB的な音を音量差無しで切替える事が出来ます。又、並列時に《B》のミックス具合を下げておくとPU全体からは大きな出力となるので、直列で使っていた時にスイッチで並列にすると音が大きくなり、しかもその音はよりクリアーなものとなるのです。

 FenderS-1スイッチSonicターボスイッチでは直列時にブーミーな音質で音で大きくなるのですが、これとは逆の状態となります。

 この回路は気に入ったのですが、マスターボリュームもトーンも無いのは少々寂しい(?)ので、新たにパーツを取寄せしてボリューム&トーン回路も組込みしようと考えています。
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Author:F-nie
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