さて、そんなこんなで復調した私のThunderbirdを久々にスタジオに持ち込んでアンプで鳴らしてみました。

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 先ずは弦の振動ですが、体に馴染んでいるFenderとはやはり異なっています。スルーネックと重厚な作りのブリッジの為か、弦を弾いた直後の立ち上がりは緩やかなものです。それからネックに滲み込んだ振動が放出される感じでサスティーンが長く続きます。

IMGP6478.jpg 弦を様々な強さのアタックで弾いてみると、コンプを掛けた感じで、弾き加減のバラつきは出音としては均一気味になります。この弾き心地は弦の違い・ポジションに係わらず同様で、どの弦をどこでどの様に弾いてもアンプからは同じ音圧の出音が鳴り響きます。


 以上の出音具合の為か、アンプを大音量にしてキャビの直前に立って弾くと、ゥオ~ンとアタックの後から音量が上がってくるので、弾き方(立ち位置)の工夫が必要となります。

 音質はハムバッキングというPU構造から想像するよりも穏やかなものです。出力は同じ2PUのJBよりも大きいのですが、音質はもっと円やかです。アンプのトレブルを少しブーストして使っています。

 これに比べると、以前試した63年のThunderbird Ⅱは、もっとギンギンギトギトの出音でした。ボディももっと軽やかに鳴っていたのを覚えています。PUの構造が異なっているのは分かっているのですが、Fenderと同じく60年代と70年代のベースはもっと本質的なところで「何かが違う」という事なのでしょうか?

 又、同じくスルーネック構造のYAMAHABB2000と比べてみると、BB2000はメイプルの太目のネックが弦の張力以上の強さを持っていて弦振動に強固に耐えているというイメージがするのですが、マホガニーの細目のネックのThunderbirdは弦とネックが共に揺れているって感じがして、手や体に感じる“鳴り”はThunderbirdの方がよりナチュラルに感じます。

 そして、Thunderbirdを語る時に必ずついてくる「弾き辛さ」という点ですが、当然私のThunderbirdにも当てはまります。[大き目のボディだけど厚さは薄くて軽量]+[ヘッドは大き目で重たい]+[ストラップピンがネックとボディの付け根にある]+[ボディのコンター(くびれ)具合が大きい]等の複合要因で、[ヘッド落ち]+[ 1フレットが遠い]+[ 右腕が固定し辛い]となり、とても弾き辛いのです。

IMGP6570.jpg ただそんなマイナス要因を克服してでも弾きたいと思わせるのがこのThunderbirdの見た目のカッコ良さです。カッコウから入っていくベースってThunderbirdくらいですね。「Thunderbirdが好きっ!」という熱い思い一発で弾き続けていると、少々の弾き辛さは関係なくなってしまいます。


 最近のバンド練習ではこればかり弾いているのですが、バンドでの演奏ジャンルのブルースにもマッチするように思います。特にスローな3連の曲の時に長いサスティーンで間を繋ぐと、3ピースのブルースバンドでも音の隙間を感じなくて良いです。
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コメント
No title
Bi-Shopさん

さすが、雷鳥つかいのBi-Shopさんですね!
体に馴染んでいるという事だと思います。
私も今はこればかり弾いて、雷鳥を弾いていることを考えなくてよいように頭と体を馴染ませています(笑)。
No title
遅まきながら…
僕はすっかりThunderbirdに体が慣れてしまい…
他のベースだと右手がおちつく場所がないんですよねぇ…
普通の曲はまだなんとかなるのですが高速で16を刻む場合等はThunderbirdじゃないと大変な事になってしまいます…
No title
ベーさん

高速1000円最後の日、遠路お疲れ様でした。
Gibsonはメインにはならないかもしれませんが、王道Fenderよりも少し違うところで別な味わいがあります。
お気に入りのGibsonが見つかるまで、気長に探してみてください。
昨日はお疲れさまでした。

大変勉強になりました!!
ありがとうございます!!


自分もGibsonにも手を出したいのですが、なかなか個性的で。。躊躇してしまいますわ。。いずれゲットしたいです!!

No title
shinmei_tさん

やはりshinmei_tさんも同じお考えのようですね。
私の各1本ずつの限られた試奏の内でも70年代の雷鳥は重たい鳴り、60年代のものはとても軽やかに鳴っていました。

ノンリバの雷鳥、憧れますね。
知合いの楽器店に弾くのもはばかる様なミントのノンリバのⅡが入荷しそうなのですが、価格の折り合いが難しいみたいです。
入荷したら他には内緒で私だけに伝えるよう手筈は整えているのですが・・・(汗)。
No title
>Fenderと同じく60年代と70年代のベースはもっと本質的なところで「何かが違う」という事なのでしょうか?
違うと思いますね。根本的には材の違いと言うことになるでしょうが、なり方が全然違う。私はやっぱり60’sの雷鳥が好きです。できればノンリバで(笑)。
No title
たけさん

Fender家とGibson家では家柄や育ちが異なるので、Fender家の娘さん(?)とのお付き合いになれた方には、Gibson家の娘さんとは最初付き合い辛いかもしれません。
ただ“愛”があれば家柄なんて克服できると思います(笑)。
No title
ギブソンのベースは私にはまったくわかりませんが、一度弾いてみたいものです。楽器屋ではなかなか良さは分からないので、一度所有してみるべきでしょうね!
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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