DSCF1424.jpg 実はこのベースは別々なネックとボディを合体したものです。コンポーネント・ベースと言えば聞こえが良いですね(笑)。


IMGP6278.jpg 先ずはネックについてですが、これは以前に米国のe-Bayにおいて落札して入手していた物です。1971年のPBのフレットレス・ネックでレアなのですが、指板の状態が悪くてしばらく放置していたのです。適当なボディを見つけるのに時間が掛かったせいもありますが・・・。この度ボディが入手出来たので、ゴールデンウィークの間に組み立てしました。


IMGP6267.jpg その悪かった指板の状態です。全くズブのシロートさんがカマボコ板(米国にあるのかな?)にサンドペーパーを巻き付けてゴシゴシと指板を削ったと思われる程にいい加減な仕事振りです。


IMGP6273.jpg 指板センターはローズ板が薄くなってサイドには幾分か残っています。指板のアールを無視した加工です。その指板サイドもストレートではなくて波打って削ってあって、とてもこのままでは心地良いフレットレスサウンドとはなりえない状態でした。


 この指板を更に削って修正しなくてはならないのですが、下手をすれば指板(=ネックそのもの)を駄目にする恐れがあったので、今回は道具に頼る事にしました。これまでフレットレス加工をした際はいつもカマボコ板でやっています・・・(笑)。


IMGP6284.jpg その道具ですが、先ずはこちら指板調整時にサンドペーパーを貼る専用のウッドブロックです。


IMGP6285.jpg 指板と同じアール(180mm)の物を入手しました。


IMGP6286.jpg これに240番のペーパーを貼っています。


IMGP6294.jpg そしてこのブロックをトラスロッドを緩めたネックの指板に当てて削っていくのですが、さすが専用工具です。指板の高くなっている所からサクサクッと削れて行きます。


IMGP6291.jpg 途中途中でブロックと同時に入手したアルミ製のストレートゲージを当てて、屋外からの光が差込む隙間を確認しながらの作業でした。


IMGP6293.jpg 作業途中の写真ですが、白っぽくなっているところが指板が削れた箇所です。ロッドを一番緩めても12フレット辺りが逆反りになっていたので、これも修正しました。


IMGP6301.jpg ナット廻りの指板の厚みはなんとか均一に仕上げられました。途中では仮にナットを取付けて弦を張り、チューニングしてのチェックも2度3度と行っています。
 仮のナットなので割れていたオリジナルのものを接着して一旦溝を埋めた後に溝を切り直しています。


IMGP6297.jpg もっとしっかりと指板を削りたくはあったのですが、センター部はかなり薄くなっているので、この辺りで作業をストップしています。上の作業前の写真よりも指板両サイド部が削れて“撫で肩”になっているのが分かると思います。


IMGP6305.jpg ペーパーで削り終わった後の指板をスチールウールで磨き、仕上げにはレモンオイルを塗り込んだので、とても良い艶が出て来ます。


 さて、次回はボディについてです。
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コメント
No title
nullさん

コメントありがとうございます。
確かに指板が一番薄いところは1mm程ですから、今後の耐磨耗性には劣っていると思います。

ただ、私が入手時には薄いところは既にこんな厚さでした。
という事は以前のオーナーがこの状態で使っていたという事ですので、今後は状態を観察しながら使ってみます。
No title
これだけ指板が薄いとなると、割れ・剥がれが心配で、ロッド回せませんね
No title
shinmei_tさん

なかなか(高価な)ビンテージベースとはいかないので、こんなところでお茶を濁しています(汗)。
でもオリジナルのビーテージベースなら自分で手を掛けずにショップ行きですので、これはこれで楽しんでいます(笑)。
No title
相変わらずさすがの仕事ぶりですね!できあがりまで楽しませていただきます!
No title
たけさん

輸入後1年半経過して日本の気候に馴染んだと思われたので加工しました。
と言うのはタテマエで、ホントは面倒くさかったのでただの放置プレイでした(笑)。

私は指板やフレットの仕上げにはスチールウールの#0000という番手の物を使います。
ペーパーだけと比べてとても円やかになって手に馴染むのでお薦めですよ。
Guitar Worksで入手出来ます。
http://www.guitarworks.jp/fs/guitar/a050040/220
No title
なるほど・・・以前こちらで拝見したネックですね!
次回お伺いした時には是非、音を聞かせてほしいです!ところで指板の仕上げはスチールウールのほうがペーパーより良いのですね。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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