これまでの試行錯誤で、ポールピースの頭に薄くて磁力が弱い磁石(もしくは磁性体)をくっ付けると、出力が向上して音の歯切れが増すということが分かってきたのですが、さて、じゃあ何がベストなのかを考えました。

 その際に思ったのは、もともとはポールピースを動かして対応したいのだけど、コイル線を切る可能性があるので、ポールピースの頭にくっつける物を探しているのだから、ポールピースそのものを薄くカットしてくっ付けたらベストなのでは?と言うことです。

 頭に描いたら即実行と言うことでやってみました。以前コイル線を切って駄目にしたPUをバラしてポールピースを取り出して、先ずは鉄製品の切断用の糸鋸でカットを試みましたが、ポールピースの方が硬くて文字通り歯が立ちません。

IMGP6081.jpg 次にはペンチでカットを試みました。ペンチの刃に挟んで力を込めるとなんとか切断は出来たのですが、切断面はギザギサになっていました。これを電動サンダーで削って1mm弱の厚みにしたものが左の画像です。ちなみにポールピースは72JBのPUから取外したヴィンテージ物です(笑)。


IMGP6065.jpg これをチェックしていた5弦ベースのフロントPUの4弦のポールピースにくっ付けてみました。実は細かい事を言うと、1本のポールピースの両端をカットして2枚の薄い磁石を作っているので、この2枚のNとSの着磁方向は異なっているので、写真でいうと右の磁石はポールピースと反発し合って少しずれています。しかしPUのポールピース本体の磁力がより強いので出音に問題を感じる事は無かったです。出音チェックの後で瞬間接着剤を少量垂らしてズレの無い位置に固定しました。


 更に細かい事を言うと、薄く加工する際にサンダー掛けをして機械的な振動を与えているので、薄くした磁石の磁力は低下しているものと思いますが、これもPUのポールピース自体の磁力の影響が強いので問題は無かったです。

 さて最後になったのですが、その出音です。これまでの試行錯誤の中で一番自然に4弦の音量が上がり、かつメリハリの効いた音になりました。グッと音が前に出ています。ポールピースの頭に同じポールピースを薄くしてくっ付けて、スタッガート・ポールピース化としているので当然の結果とも思います。

 ただ、他の弦との音量のバランスをより良くするには、もう少し磁石を薄くする必要がある様にも感じられるので、今後じっくりと調整してみます。一度に薄くし過ぎると作り直さなければなりませんので・・・。
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コメント
No title
たけさん

0.1mmの厚みの違いで音が変わるので、慎重に削っていきました。
でも楽しみながら出来ましたよ(笑)。

ポールピース、よく調べたら76JBでした。あと74PBのポールピースも有りますよ。
どれだけPUをダメにしているの?って話しですが・・・(汗)。
No title
大変な作業ですね!
しかし、72JBのポールピース・・・もったいないような気がしないでもないような・・・
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Author:F-nie
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とことん、追求しています。

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