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2007_0330JB720003.jpg 72JBのネックの取付部を真正面から見ると、ネックが“センターずれ”を起こして、1弦側に傾いているのが分かります。ネックに力を加えて“カクッ”と元に戻したのですが、しばらく使用すると又この状態になりました。ネックを取り外してビス穴をチェックすると穴が1~4弦方向に長円形になっていました。この状態ではいくらネック取付ビスを閉め込んでも“動き癖”の付いたネックのままなので、ビス穴を埋めて穴を開け直す事にしました。


2007_0412JB0009.jpg ネックには4㎜、ボディには5㎜の穴を開けてそれぞれ同径の丸棒で埋木をしました。そしてドリルでネックには3.5㎜、ボディには4.3㎜の穴を開けてネックを取付ました。ボディ側の穴の径が大きいのはネック取付ビスのネジがボディに効かないようにして、ネックを引き寄せる為です。何種類かのドリルで試して4.3㎜に決めました。4.5㎜の穴では“遊び”が大きくなって再びネックがガクガクするおそれが有ります。


2007_0412JB0060.jpg ネックには先ず4弦ネックヘッド側の1ヶ所のみに穴を開けて仮にネックを取付けて弦を張り、ネックの“センターずれ”が無い位置に残りの3ヶ所の穴を開けて、最終的にネックの取付・固定を行いました。この画像で“センターずれ”が解消されたのが分かります。

 これで、1弦にビブラートをかけても“弦落ち”することなく、弾き易くなりました。


20070708132033.jpg 今回使用した丸棒はホームセンター二軒をハシゴして2~6㎜の間の1㎜刻みの規格の物を探しました。2㎜はペグ取付、3㎜はピックガード及びストラップピンそして4、5㎜は上記用にと適材適所に使用します。
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コメント
pechokoriさん
他人様の所有するベースを預かったら、他の箇所も徹底的にリペアしてしまいそうですね。持主の意図とは関係無しに・・・(笑)。


たけさん
今回使用した工具は電動ドリルとボール盤です。ボール盤といっても本格的なヤツではなくて、ホームセンターに売っていた2千円程度のもので電動ドリルを取付けて使うタイプです。ボディには垂直に穴開けする必要がありますから・・・。
あと必要な物は集中力のみです(笑)。

shinmei_tさん
これまでに何本かこの様な調整を行っていますから・・・、というかこんな調整が必要なベースが多いというのが問題なのです。
ネット上とか雑誌の画像でネックを真正面から捕えたものがあったら自然と目が行くのですが(笑)、かなりネックずれをおこしているベースって多いですね。ディタッチャブルネックの宿命でしょうか?もしかして製造時から・・・?
そんなベースを見るとなにか歯がゆくなってしまいます。ちょっと手を加えると弾き易いベースになるのに・・・とか思ってしまいます。職人気質でしょうか?(爆)。


マチャさん
これまで、ネックがずれてそれを戻す作業を繰返している間にビス穴が長穴になったのでしょう。
ビスを締め付けて効くようだったら、ネックポケットの隙間に薄い木をはめ込んで動きを抑制する手もあるのですが、今回はその程度ではダメだったので、ビス穴を埋めました。
プレイ中にネックがずれる程不安な事はありませんからね。
私のJBも見てもらおうかしら(^^ゞ
私もやってみようと思います!
久々に本領発揮ですね。この手のリペアはなかなか素人が出来るモンではありませんが、すごいっすね。読んでいても安心感があります(笑)。
センターずれのベースってそれがどうしてずれたのか?よく考えた事ありませんでした。
穴が長円形なってしまったという事があるんですね。やはりヴィンテージは修復歴や病歴などいろいろチェックが難しいですね。
それにしても相変わらずF-nieさんのリペアには驚きです。私じゃ、せいぜいPUガードのビス穴埋木までしか手を出せません~♪
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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