よくもまあ、こんなに指板がピカピカと光っているものだと感心する2本の5弦コーティング指板フレットレスベースです。

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 ナチュラル塗装が私のYAMAHA BB-Ltd 5st、薄いパープルがCrews Maniac SoundJackson 5です。知合いのベーシストTクンから試奏の為に借りました。




_IGP5260.jpg Jackson 5は一つのキャラを確立している人気のフレットレスなのですが、それも頷けます。もう弾いたとたんに“あの方”の音がアンプから飛び出してきます。低目にセッティングされた弦高で指板に弦が当たるビビリ音は、このベースにおいては少しも気にならずというか、このビビリ音が無ければこのベースの良さが半減してしまうでしょう。


_IGP5263.jpg ブリッジ側に1個のEMGのPUはパッシブで聞くととても立ち上がりの強いキャラです。その為に私はプリアンプのEQをトレブルは0(ベースはブースト側)に調整したのですが、それでも歯切れよさは立っています。曲中のハイポジを使ったソロなどはとても引き立つでしょうね。


 ネックの断面は四角形を感じる程に角が立ったカマボコ型でした。ただ握り難さは感じられなくて、ぶ厚いエボニー指板を含めてシッカリ感を憶えました。ネックは極ストレートに調整可能で、ローアクションのセッティングを誘っていました。ストラップで吊った際のボディバランスはとても良くて弾き易く感じましたね。

 ただ、しばらく弾き続けていたのですが、あまりにもOne & Onlyなキャラに飽きてきたのも事実です。そして、低い弦高と延長指板の為に曲のアクセント時に気合を込めてガツンと弾く事は出来ません。あくまでも流麗なフレーズをクールにプレイする。そんな演奏スタイルをプレイヤーに求められた際には、このJackson 5はとても良い伴侶となり得るのではないでしょうか?そう感じました。




_IGP5256.jpg さて、もう1本の私のYAMAHA BB-Ltd 5stですが、こちらはフレットレスをそれ程意識せずに弾けるベースです。コーティング指板なので出音がくぐもる事無く、フレット付ベースに近い立ち上がりで耳に届きます。パッシブという事で、指で弦をヒットした感覚そのままの反応がアンプから出てくるのも良いです。


 ネックは何も意識せずに握れる太さ・形状なのですが、米国Warmoth社製とあって、反り捻れとは無縁と感じる剛性感があります。ペグを超軽量のGOTHOに交換しているのですが、それでもヘッド落ちを感じるのはFenderを意識したボディスタイル故でしょうか?

_IGP5266.jpg 今回の5弦コーティング指板フレットレスベース対決は“5弦”、“コーティング指板”、“フレットレス”というキーワードは共通だったのですが、試奏の結果は全くのキャラ違いの2本で、その差をとても楽しむ事が出来ました。Jackson 5には私なりの調整とクリーニングを行って、オーナーのTクンにお返ししました。Tクン、有難うございました。
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コメント
No title
たけさん

楽器屋さんに置いてあるベースをそのまま5~10分弾いてもその良さは分かりませんからね。
今回も“調整をして返した”とエントリーでは書いているのですが、正確には自分なりのセッティングを施した後にスタジオで半日程徹底的に試奏しています。
ベース単体で弾いた後には、PAからCD音源を流して擬似バンドサウンドの中での抜け具合もチェックしています。
このくらい時間を掛けて、やっとそのベースの本質が見えて来ますので・・・。
その結果として、Jackson 5ってなかなか良かったですよ。
No title
これは興味深い対決ですね!
どちらも一度弾いてみたいです。
まあ、しかしながら楽器屋さんで調整されたベースの音出しはあまり期待できないので、F-nieさんだからこそできることでしょうね♪
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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