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Scan100.jpg これは、Norman's RARE GUITARSという本で、ビンテージ・ギターショップを経営するNorman Harris氏の所有するレアなギターコレクションを写真で紹介する内容です。

 以前、楽器店の書籍コーナーで見かけた際には、販売価格10,000円という高価格に手が出ませんでしたが、この度ネットショップで4,000円程で購入しました。


 ベースとしてはFenderGibsonが何本か紹介されているのですが、私としてはもちろんFenderのページを食い入るように眺めてしまいました。

 そのなかで、これは左から1959、60、61、62年のPBのコーナーです。ピックガードがアルミ・アノダイズドからセルロイドべっ甲へと変更になった時代のものです。

Scan10001.jpg    Scan10002.jpg


20070707203329.jpg ここで、左から2番めの60PBのボリュームツマミ辺りのボディ外周部のピックガードの取付ビスの位置にご注目ください。以前のBlues Boxで指摘したビス穴の位置変更についてよく分かります。60年のものはアノダイズドからべっ甲へ変わった際にも、ボリュームとトーンツマミの中程のボディ外周部のピックガードの取付ビスの位置は変らないのですが、それ以降はボリュームツマミよりヘッド側に変わっています。Blues Boxでは60年のピックガードを過渡期と表現したのですが、この一連の写真でそれが証明されています。


Scan10003.jpg このビス位置を持つべっ甲ピックガードは他の資料ではThe Fender Bass:フェンダー・ベース・ヒストリーでのこの写真しか見掛けた事はなくて、ネット上や専門誌で60年前後のベースの写真が有った時には、目を凝らしてみるのですが。ビス頭が錆びてべっ甲柄と同化して見えたりして、明らかにこのビス位置が確認出来るのはこの2例以外には見つけていません。


 と、長~い前フリをして(笑)、実は私の63PBのピックガードはこの特徴を持っているのです。

2007_070663PB0011.jpg    2007_070663PB0013.jpg

 どうして、この63年のPBに60年仕様のピックガードが取付いているかは定かではありませんが、Blues Boxで述べたように、何らかの理由で63年のピックガードを交換することとなり(外した際に紛失?)、新たに取付けられたのがこの60年のピックガードだったのでしょう。入手時にはボディとアルミシールド板には60年以降の位置にビス穴が開いているのですが、取付けられていた60年のピックガードのこの位置には穴の開口だけで、ビスは捻じ込まれていませんでした。

 というわけで、この世界で他に2例しか発見(?)されていない(しかも写真のみ)、超レアなピックガードの第3番目の例が私の手元に実在しているという事になります・・・!! 

 とかなんとか述べてきましたが、こんなビス位置の事なんか他のどこにも記されていない、私だけが知っているただのオタッキーな話題でした(笑)。
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コメント
broken arrowさん
いらっしゃいませ。
shinmei_tさんのところでの微に入り細に入りのコメント、たいへん勉強になりました。
私の知識は手元の数少ないベースから得たものばかりで、まだまだ浅いものです。
今後、どんどん情報交換させていただいて、スキルアップをはかりたいです。よろしくお願いします。

さっそくのPBの情報、ありがとうございます。これで(私の中では)4例目のピックガードとなります。
偶然ですが、本日私の63PBの画像をUPしました。e-bayでのピックガードのべっ甲柄と良く似ています。たいへん参考になりました。
link
another sample
こんにちは、

シンメイさんのブログへのコメントでちょっと絡ませていただきましたが、新ためてご挨拶させてください。サンフランシスコ在住のbroken arrowです。サイト拝見させていただきましたがF-nieさんの機材に関する知識とメンテ技術にはまさに感服いたします。シンメイさんもそうでしたがF-nieさんともビンテージベースに対する価値観等で相通づるものを感じました。できれば今後ともいろいろと情報交換などさせていただければ嬉しいです。よろしくお願いします。

本日e-bayで1959年のプレベをチェックしました。ボリュームとトーンツマミの中程にピックガード取付ビスのある個体でしたのでお知らせいたします。このベースは状態も良さそうですし値段も結構良心的だと思います。

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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
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