米国のオークションeBayで落札後、ひやひやしながら到着を待った梱包の中身はこちらです。71PBのフレットレスのネックです。今でこそ異端児扱いをされなくなって市民権を得た(?)フレットレスベースですが、ジャコが表舞台に登場するもっと以前の71年に、フレットレスネックを持つベースをFenderにオーダーしたベーシストはどのような方だったのでしょうか?そんな想いを描きながら梱包を解いた私です。
 
 以下の画像は入荷したままの状態で、私としては一切手を付けていないのですが、一見すると40年近く前のベースのパーツとしては状態が良さそうに見えました。

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 ただ注意深くチェックすると、肝心のラウンド貼りのローズ指板はこれまでに磨り合わせを受けていて、一部のローズ指板はかなり薄くなっているのが分かります。これは今後PBに組み込んだ後に更に指板の磨り合わせが必要となった場合に少々不安材料となります。

 ↓左写真のナット部も右写真の第3フレット辺りも磨り合わせを受けているのが分かるのですが、ネックサイドのローズ指板の見え掛りの厚みが異なっています。ナット周辺のローズ指板が白っぽくて汗や脂で汚れていないのは、磨り合わせが近年行われた事を伺わせます。

_IGP1959.jpg        _IGP1963.jpg


 スタンプからネックタイプ5で、71年12月製造の、ナット幅Bのネックという情報が読み取れます。R状に貼られたローズ指板はセンターが薄くなっています。右の72PBと比べると、その薄さ加減が分かります。全体を見て、あまり腕の良いリペアーマンの仕事とは思えませんね(汗)。

_IGP1957.jpg        _IGP1975.jpg


 このネックがフレット付のネックからフレットを抜いてローズ指板を削って薄くしたものではなくて、オリジナルのフレットレス専用のものだと証明出来るのが↓の写真です。指板サイドの黒のポジションマークが、3・5・7・9・12~フレットの在るべき位置に付いています。

_IGP1972.jpg


 と、ここまでチェックして、実際にPBに組み付けるのは正月休みに行なおうと考えています。組み付け先は上写真にある手持ちの72PBを予定しています。年式が近いので、ネックポケットの形状やビス穴の位置、そしてペグやストリングリテーナー等のパーツもマッチングに問題は無いと思います。

 久々のビンテージなネタですが、組み付け後の結果は吉(笑)と出るのか?、不要な買い物だったと凶(泣)になるのか?新年の“おみくじ”じゃないですけどお楽しみに・・・。
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コメント
No title
shinmei_tさん

指板の張り替えも、ダメだった際の対処策のシュミレーションに入っています(笑)。
私の中では最後のFenderと言うべき70年初期のネックですから、いくらかは期待しているのですが、ネック本体がロッドが効かない等ダメだった際の対処策は・・・ 、考えていません・・・(汗)。
記事には挙げなかったのですが、ナットも溝の中で割れていたりと、色々と手を掛ける楽しみがありそうです(笑)。
No title
たけさん

国内では見かけたことが無かったので、入手しました。正月休みに組み付けして、結果報告を致します。

eBayでは国民性の違いでしょうか、大したものではないのに“It's Great!”ですからね。今回の商品も私の中では10段階の4位ですが・・・(汗)、その分手を掛ける楽しみは大きいかなと考えています。
組付ける前から、「あれがダメだったら、次はこう・・・」と様々に対処策をシュミレートしています。
No title
なるほど、フレットレス化をするんですね!
写真を見るとやはり結構指板が減ってますね。心配になるのもわかります。作業したリペアマンの腕も???ですね。まぁ、指板を張り直せば完璧にリフレッシュもできますし、何とかなるとは思うのですが、肝心なのはそのネックの持っている音ですよね。組み込みのインプレが気になるところです。
No title
おお、素敵な新兵器ですね!
肝心の出音が気になるところです。
上塗りとかされるのでしょうか。
そういえば私も影響されやすいたちでF-nieさんを見習って最近e Bayで色々買ってますが、やはり色々難しいですね。相手が何考えてるのか良くわからないことがあります。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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