ベーマガの機材レポみたいですが・・・(笑)。先日の“炎~生きろⅩ”コンサートの際に私が使用したアンプ廻りの機材を紹介します。

_IGP1660.jpg 先ずはステージ上手に設けられた雛壇の私から見た左側にあるギタリストあきら氏のスペースです。この日、あきら氏はエレキやアコのギター類はもとより、シンセドラムのパットも叩いて、少ない3人のメンバーながらバックの音の濃度を高めてくれました。


_IGP1664.jpg 私の右側にはパーカッションの柳井 勇くんのスペースが有ります。ドラムセットではなくてカホーンなのですが、これを柳井くんが叩くと正にドラムセットの音が聞こえてくるのです。これほどのカホーン叩きを私は知りません。更に柳井くんは以前こちらで紹介した事があるのですが、ソロCDを発売しているほどのマルチなミュージシャンで、その才能の一片を縦笛の曲で披露してくれました。


_IGP1659.jpg そしてここがベースを弾く事しか能力の無い(汗)私の“仕事場”です。ベースを中心にL字型にギターとパーカッションを配置した今回のリズム隊のスペースは、互いの音がモニターを頼らなくとも耳に届き、そしてアイコンタクトも出来て、とても演奏し易く感じました。


 以上の3人のメンバーは以前オリジナル曲をレパートリーとするRockトリオを組んでいた事があります。今は別々で音楽活動をやっていますが、同窓会的にこの“炎 Band”で共演出来るのもこのコンサートの楽しみの一つです。 

 事前の通告(?)の通り、ベースアンプはMARKBASSMinimarkを使用しました。400人収容のホールでの演奏という事で、もう少し出力のあるベーアンの起用も考えたのですが、実は過去の失敗が頭をよぎりMinimarkとしました。



 その失敗と言うのは、2回前のこのコンサートで当時持っていた12インチのスピーカーキャビのアンプを使った時の事です。今回と同じ様に木製の雛壇を組んだステージの上段に置いたアンプからは、床鳴りを伴ってかなりのローが発生していました。同じく雛壇に立っていた私の耳にはとても心地良いローだったのですが、PA的にはお邪魔なローだったのです。しかも雛壇上のスピーカーが向いていた先にはグランドピアノが有り、その反射板と同じ高さになっていたベーアンのローが、ピアノ用のマイクに回り込んで、モーンというローのハウリングを起す状況になってしまいました。


 
_IGP1653.jpg この過去の経験を参考にして、今回はタイトなローを発生させるべくMinimarkの登用となった訳です。台の上に乗せて床鳴りを減らし、ピアノへの方向を回避して自分だけに向けています。リズムを刻むのはドラムではなくてカホーンなので、音量的にもMinimarkの150wで充分です。足りなければ12インチスピーカーのモニターに他の楽器と共にCOUNTRYMANのDIからのベース音を返す事も出来たのですが、それも不要でした。


 足元はこちらです。5弦ベースとGodinのエレアコベースからの2つの信号をBossのラインセレクターLS-2で切替えて、Zoomのマルチエフェクター607に繋いでいます。

_IGP1656.jpg         _IGP1654.jpg


 Zoom 607はチューナー、ボリュームペダル、そしてアンプシュミレーターとして使っています。ボリュームペダルは、今回はベースが無い曲の際にステージから“はける”時や、途中でベースを弾かない小節を持つ静かな曲の時に、音を消す為に使いました。Minimarkはベースの弦に触れて無音状態にすると、アンプからはノイズを含んだ気になる音は発生しないのですが、DIを介してPA側に不要な信号を送らない為にボリュームペダルは必需と考えました。

 そして、この記事を参考にしているであろうBi-shopさんの為に(笑)ここはちゃんと記しておくのですが、Minimarkだけではやはりドライブ感を伴った出音とはなりません。やはり小出力のアンプと小口径スピーカーの宿命でしょうか、押出し感が足りないので、Zoom 607のアンプシュミレーター機能を使いました。

 これまでSansAmpベードラを含む様々なアンプシュミレーターを試してきましたが、その中で一番気にいったのが、このZoom 607の“C”というアンプシュミレーターのセッティングなのです。ノンエフェクト時と比べると、若干ローとハイが膨らんで深みと歯切れが加味されます。ベードラの“何かベールを被って遠くで鳴っている様な”出音よりはダイレクトな感じです。自宅でヘッドフォンでの練習の際もZoom 607の“C”は重宝しています。

 Zoom 607のペダル部が無い506Ⅱというマルチ(下左)が有って、ペダルの有無以外は同じ様に見えるのですが、506Ⅱにはアンプシュミレーターは1パターンしか無くて、“C”のセッティングは有りません。最近のB2(下中)のアンプシュミレーター機能もチェックしましたが、操作が複雑過ぎてツマミを弄くるのが面倒でしたし、B1(下右)も“いまいち”でした(泣)。

_IGP1756.jpg


 又、隠し技(?)として、Minimarkの前面パネルを外して、ツィーターのホーン部の半分にスポンジテープを貼り付けて目張りをしています。ベース本体のトーンを絞ったり、MinimarkVLEを効かせたりしても、スピーカーからはまだまだ“立ったハイ”が聞こえていたものですから・・・。ステージ内のMinimarkからの出音を優先し過ぎて、ベース本体のトーンを絞り込み過ぎると、DIを介してPAからの出音がコモってしまいますし・・・。外への出音とステージ上の音の“質”の両立を図りました。

 Godinのエレアコベースを弾く際は、ベース本体から箱鳴り感を伴ったファットな低音が響くので、アンプシュミレーターは不要となりOffにしています。

 以上のセッティングの結果、今回の“炎~生きろⅩ”コンサートのステージ上にはとても心地良いベース音を放出する事が出来ました。共演者からの反応も良かったです。ただ、外音の最終調整に関してはPAさん任せにしていて、自分では聞けなかったのでどうだったのか分からないのですが・・・(汗)。外音のレポが無いところがベーマガと異なる点ですね(笑)。
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コメント
No title
うん?この青いベースは・・・
見るたびに発見がありますね♪
あー、島根行きたいですー
温泉津も行きたいし・・・
No title
Bi-Shopさん

そうなのですよね。アンプ直で気に入った音が出ないのは、アンプ、ベース、自分の指の3つのどれかが(あるいは全部・・・汗)悪いのです。
これに色々なエフェクターを咬まして気に入った音がでないとなると、要因が何が何だか分からなくなってしまいます。
逆に言うと、アンプ、ベース、自分の指で良い音が出なかったら、後付でどんな高性能のエフェクターを繋いでもダメだと言うことになります。

な~んて分かったような事を述べていても、今回のコンサートではしっかりとアンプシュミレーターを使った私です・・・(汗)。
No title
ありがとうございます~

>それ単体で好みの音がするので
あ。これにつきますね。
最近足下のエフェクターを外して直挿しにしてみて…
「なんてこんなに表情つけやすいんだろう…」
なんて当たり前の事に改めて気づきました。
そうですよね。ベースとアンプで好みの音がする所に何か加える必要はないですもんね。
『後は己の指でどうにかしろと・・・(笑)。』
これにつきます。
No title
Bi-Shopさん

まず断っておきます。アドバイスにならなくてすみません。

私、AVALON U5を持っているのですが、これはPA用のDIとしてではなくて、自分のベースアンプの入力前のプリアンプとして購入しました。
しかし、私の使っているSVT-VRやMarkbassのヘッドは、それ単体で好みの音がするので、U5は不要でした。それ以来U5は押入れの中です・・・(汗)。

以前、ライブでU5を使ってみようとしたのですが、PAさんから「AVALONって照明ノイズを拾い易い」と言われて、これにも使っていません。

COUNTRYMANと比べて、U5は音色も変えられるし太くなるのでベースには向いていると思うのですが、実戦に投入したことが無くて、実際のライブでも外音はPAさんに100%お任せしているので、Bi-Shopさんに説明が出来ないと言う事です・・・。

ただ、どこのライブハウスでも当たり前の様にあるのは、COUNTRYMANには間違いないです。
No title
追質問です~
今回はCOUNTRYMANのDIを使用されたとの事ですがAVALONとの使い分けとかってF-nieさんの中で基準があったりします?
No title
Yukkoさん

支店というよりも出張所にもならないでしょう(汗)。
万人ベーシスト向けではなくて、限られたオタク人向けですから・・・(笑)。
これからも私の見聞きしたものしか記事にしませんが(それしか記事に出来ない・・・汗)、お付き合い下さい。
No title
Bi-Shopさん

Bi-Shopさんがお持ちのMARKBASSのLMKならばアンプ内でプチAmpegな音作りをしてくれるのですが、Minimarkではその様にはなりません。
あくまで、小型・軽量・高出力で、見た目にしては“元気が有る”って感じでしょうか?

音質を最優先したら、LMK+12インチクラスのキャビとの組合せが良いかと思います。
でも今回のコンサートや、スタジオに持ち出しての練習とかの“使うシーン”がマッチすれば、Minimarkはとても便利で、そのポテンシャルを十二分に発揮してくれます。

『パッシブベースをアンプにダイレクトインしてトーンはフルフラット』大好き人間(笑)にとっては、やむを得ず使うアンプシュミレーターの操作が煩わしかったら本末転倒ですから・・・。
たまたまZoom 607のセッティングが私好みだったという訳で、他の音質をコントロールする機能は一切使っていないです。面倒くさいですし・・・(汗)。
後は己の指でどうにかしろと・・・(笑)。
島根支店
リットーミュージックの島根支店ですね。本店よりも親切。
はやく聞きに行きたいです☆
No title
はい。このレポを楽しみに待っていました(爆)
タイトなロー…わかります……
実は僕も先日初めてベンチャーズを弾いた時に同じような経験をしました。
そこはバーだったのですがちょっと一段高くなった客席部分のテーブルや椅子をよけて簡易ステージにしたんです…が、元の床から底上げしてつくられた場所だったので中が空洞で不快な低域がまわってそれが店全体を揺らすような感じに…
小さなお店だったのでそんなにボリュームは上がっていなかったんですけどねぇ…

あとZOOM607はノーチェックでした。
B2シリーズはペダル付きの2.1uを使っていたのですが確かに操作が複雑でしたねぇ……
ドライ音を加えるバランスを調整する場所が同じページになかったりしますし…
うわぁ…でもMiniMark欲しい……
とりあえずはZOOM607を探す所から始めますか(爆)
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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