シルバーウィークの間にはブログにはアップしなかったのですが、3本のライブ&セッションをこなした私です。そんなバタバタだった間にもしっかりとベースメンテを行ないました。画像多数で説明します。

IMGP0428.jpg 当初は私の61JBの弦を張替えようとしただけだったのですが、弦を外してネックヘッドを横から見ると3弦用のペグのブッシュが少し浮いています。


IMGP0450.jpg スケールを差し込むとスポッと入ってしまいました。これはネックの材が痩せてペグ穴が大きくなった要因も有るのでしょうけれど、60年代前期のペグにも原因が有るのです。


IMGP0447.jpg ペグプレートをペグツマミ側から覗き込むと、ペグプレートが湾曲していてヘッド裏と密着していないのが分かります。


IMGP0462.jpg ペグを外してスケールを当てるとその状態が良く分かります。ペグシャフトをプレートに止めている金具の足をプレート裏でカシメてある箇所が飛び出ているので、密着せずにプレートが曲がってしまっているのです。その為に弦を巻きつけるペグポストがヘッドに対して垂直に取り付けられていないので、無理な動きがブッシュにも伝わって浮きに繋がるのです。


IMGP0454.jpg 64年頃からはヘッド裏のこのカシメ部分が当たる箇所にドリルで穴を掘って対応するようになっているのですが、この61JBにその様な加工をする事は出来ないので、今回はブッシュを接着剤で固定する方法をとりました。ブッシュを元の様に押し込んで・・・。


IMGP0453.jpg ヘッド裏のポスト穴からブッシュの周囲に瞬間接着剤を注入しました。将来ブッシュを外す状況となりうる事を考慮して、接着剤は少量にしています。


IMGP0463.jpg 弦を外したついでに、ペグの汚れを落としました。50年近く前のパーツとは思えないほどに奇麗な状態をキープしています。


IMGP0469.jpg 汚れ落しはFernandesスクラッチメンダー946(上)を使用しました。2~3分間ペグを擦っただけでウエスは真っ黒になっています。その後にサーフェィスプロテクター956でコーティングしています。


 ところで、この年代の逆巻きペグは私の他のベースの63PB66PBにも取り付けられているのですが、どれもかなり精度の高いもので動きもスムースです。比べると66年以降の順巻きペグの方が動きが悪く、俗に言う“カックン・ペグ”となっています。

IMGP0473.jpg 弦を張る前に指板を見ると、フレット周囲に手垢がありました。これを放置しておくとここに汗を含んで、フレット浮きの要因になる事が考えられるので・・・。


IMGP0474.jpg 先ずは爪楊枝で汚れを掻き出して・・・。


IMGP0478.jpg レモンオイルで拭き取りました。今回はフレット磨きまでは行なっていません。


IMGP0480.jpg ピックアップやブリッジ周辺は使い古した歯ブラシで汚れやホコリを掃除しました。


IMGP0493.jpg 張替えた弦は私が気に入って十年来使っているPeaveySirrusです。実はこの弦は既にメーカーは製造を中止していて、購入したサウンドハウスに在庫分しかないのです。前に4弦のロングスケール用のセットが在庫切れした後は、5弦や6弦用のセットを購入して暫く使って来たのですが、ついに残りは4弦用のエキストラ・ロングスケールのパックのみとなってしまいました。仕方ないので、そのパックを購入して張替えを行なう事にしました。


IMGP0487.jpg 気になるのは4弦のペグポストには太い巻き弦部分を巻き付ける事になる点です。注意深く巻いてチューニングした結果、ポストに半周が巻き弦部分になっています。この状態で弦を弾いてアンプからの出音をチェックしたのですが、不具合を感じる事は無かったので一安心です。それならばと、もう少しこのパックを注文する事にしました。


 と、このエントリーをした後にサウンドハウスのサイトを覗くと、この弦が在庫希少になっていたので、あわててオーダーしておきました。もう二度と手に入らなくなるのですね。残念です・・・(泣) 

IMGP0494.jpg 前後しますが、弦を取外す前にはブリッジ後ろに養生テープを貼って、塗装を傷みから保護しています。


 今回のメンテはほんの少しの軽作業だったのですが、そのまま放置しておくといずれは不具合になっていくものです。特に古いベースにとっては、メンテする事によって弾き易さの向上と共に延命措置に繋がるものですから、時々のチェックは必需です。
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コメント
No title
Bi-Shopさん

同じです。
私の身の回りで一番奇麗なのは、ベース達です(笑)。
No title
いいですねぇ。
見ててワクワクします(笑)
僕もことベースに関してはこういう細かな作業大好きです。
「ベース手入れするのと同じくらいマメに自分の部屋の掃除もやればねぇ…」
とは我が嫁の台詞です(爆)
No title
Yukkoさん

はい、愛してます(笑)。

特にこのベースは、そこいらのセクシーな美女以上に魅力的ですから・・・(笑)。
とは言え、愛でるばかりではなくてたまには引っ叩いたりしています・・・、あっスラップの事ですよ(爆)。
メンテしてベースを完全な状態にしていると、そのベースの持ち味を引き出す弾き方も幅広くなります。(少々引っ叩いても大丈夫です!)

そして、やはりメンテをするほどに愛着も湧いてきますので、Yukkoさんもお持ちのベースを可愛がってやってください。
それは…愛ですね
ベースさんたちは、愛されててお幸せですね♪
私はまだ"ベース愛"がまだ足りないなぁ~と実感。お手入れも頑張りますp(^^)q
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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