ベースとVB-99を繋いだ際に最初にやっておく事があります。それはGKピックアップGK-3BVB-99にマッチングさせる為に、VB-99内のプログラムにセッティングを行なう作業です。長くなるので詳しくは述べませんが、GK-3Bと各弦のサドルの位置をコンマ5mm単位で測定して入力したり、各弦毎の音量調整をしたり、ネックのスケールを入力したりする必要があります。弦全部をまとめて感知する通常のマグネットピックアップと異なり、各弦からそれぞれ信号を拾うGK-3Bならではのセッティングです。

 以上、少々手間取った作業後はVB-99のパッチボタンを押すだけで、アンプからは色んな音が飛び出してきます。私はこの度、このVB-99にアコースティックベースの音を求めていたので、その部分に関してインプレいたします。他の音に関しては未だ全然操作を理解していませんので・・・(汗)。

 アコースティックベース関連でプリセットされているパッチは30以上もあり、その中に気に入ったパッチが有れば良いのですが、0からパラメーターを調整して作りこむ事も可能です。パラメーターは8種類あって、それぞれの内容は以下の解説となります。

VB-99 AC


 このパラメーターをセッティングした後に、エフェクターとしてEQやリバーブ系を加えたり、はたまた別で作ったベース音とミックス出来たりと、やろうとすれば無限大にセッティングが出来るのでどんどん深みにはまってしまいそうです(汗)。

 で、能書きはよいから出音はどうよ?って事になりますと、かなり辛口になるのですが、やはり本物(のアコースティックベース)にはなれない・・・、が結論です。

 私は以前はアコースティックベースも弾いていて、Stud-BYAMAHASLB-200等のエレクトリック・アップライトを所有していた時期もありました。ただそのエレクトリック・アップライト達は可搬性は良いものの、やはりボディ鳴りが無くて本当の深みのある音にはならないと感じて手放していました。

 そんな経緯から、VB-99はいくらアコースティックベースをシュミレーションしているのだと頭では分かっているのですが、体はボディに伝わる箱鳴りを期待しているのです。アンプからはアコースティックベースのボンッという音がしているのですが、体に感じるのはエレキベースのラウンド弦のビーンという振動なので、違和感が有ると言う訳です。

 勿論、VB-99のアコースティックベースの出音を否定している訳では無くて、先日セッションで使用した際もアンプからの音を聞いた他の人からは「らしい音ですね」との評価を頂いているので、あとは私が慣れれば良いのかも知れませんが・・・。

 話はそれますが、テレビゲームのコントローラーにバイブレーターが内蔵されているものが有り、テレビ画面で爆発シーンの際に手に振動が伝わるのですが、このバイブレーターをベースに内蔵して箱鳴りを再現するって事など、今の技術では可能ではないか?と考えています。過去にフェルナンデスで発売されていたサステナーのような発想ですが、そのボディ鳴りが弦やピックアップに伝わり、より本物に近付くと言うか・・・。実現すれば面白いと思います。

DSCF6758.jpg


 GK-3Bで弦振動を拾ってVB-99で発音する際にタイムラグや立ち上がりに違和感が有るのかどうか気になる方もいらっしゃると思いますが、この点に関しては私としては問題を全く感じなかったです。いつものマグネット・ピックアップで音を出す感じのままにVB-99を作動出来ています。

 そのアコースティックベースの出音については音を聞いていただけないので表現が難しいのですが、自宅で作り込んだ音とスタジオで大きい音でアンプで鳴らした場合とでは、全く異なってしまいました。通常のマグネットピックアップで再生出来ない低域の周波数までパラメーターで作れる為と思われますが、自宅のヘッドフォンや小型アンプでパラメーターを調整して気持ち良いアコースティックベースの音を作っていても、大型アンプで鳴らすとおそらく50Hz以下の周波数帯域がバンバン出てきて驚く程です。私はレコーディング派ではなくて、ライブでアンプを鳴らしてVB-99を使用する事を前提としているので、実際ライブで使うアンプを介しての入念な音の作り込みが必要となります。

 アコースティックベースの音だけでこんな状態ですから、全然チェックしていないVB-99の他の機能を使いこなせるようになるのはいつの事でしょうか・・・(汗)。しかし、VB-99はベーシストの為の究極の“おもちゃ”である事は確かですので、この先じっくりと付き合っていこうと考えています。
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コメント
No title
Yukkoさん

卍くんのコメントに返したように、私の感じ方に原因があったようです(汗)。
難しく感じていたパラメーターの操作も自然に出来るようになりました。

私の場合はちょっとばかりアコースティックベースをかじっていたので、イマイチ感を覚えたのですが、YukkoさんがVB-99を使うと、案外すんなりと使いこなすのかもしれませんね(笑)。

どちらにしてもVB-99は音色は変えてくれるのですが、演奏内容を変えてくれる訳では無いので、お互いに今後の演奏のスキルアップをはかりましょう!
No title
卍くん

昨日のセッションで使って、徐々に馴染んできました。
これまではアコースティック・ベースの音だけを作り込もうとしていたのですが、これって少し間違いでした。

ライブではフツーのエレキベースの音も出しているので、切り替えた時にエレキの音もアコベの音も両方がバランス良く出ていなければならないのです。
それぞれの音を特化してよく聞かそうと思うと、やはり無理があります。

昨日のセッションでそこを理解してからは、考え方(感じ方)がすごく楽になってVB-99のアコベの音がスムーズに体で感じられるようになりました。

今度の機会に弾いて下さい。
そ~なんですか?
調子に乗って再登場です。

V-BASSでアコースティックが再現できたら、確かにお得♪絶対、欲し~い!!

実際に聞いてないんですけど、イマイチ納得した音にはなってないんですか?

その「イマイチ感」が更に研究意欲を掻き立てられますね!!
No title
あれだけウッディな鳴り方をしとったらOKですよ♪
実際 みんな絶賛しとったよーに♪
客には良い音が届いてましたよ♪
セッションで一緒になる事があったら鳴らさせて欲しいです♪
No title
Bi-Shopさん

Bi-Shopさんのお考えの通りで、私も当初はヤフオクに出てたVariax Bassの5弦を落札しかけたのですが、やはりあの格好はいただけません。
自分の楽器として愛着は出ないだろうと考えて、今回のVB-99にしました。

ヤフオクの中古のVariax Bassと新品のVB-99には1.5倍の価格差があったのですが、機能としては数十倍いや数百倍あると感じていますので、費用対効果で言ってもVB-99にして良かったと思います。

自分の気に入ったベースのマグネットピックアップから気に入ったノーマルのベース音が出ていて、かつスイッチを切り替えると、アコースティック・ベースの音や他の作り込んだベース音が聞こえる、というのがVB-99を使う一つの正しい方法かと思います。
No title
この手で言うとLine6のVariax Bassという選択肢もありだと思うのですが、何より使い慣れたベースを使えるというのは大きいですね。
VG-8とVariaxを両方使った事がありますがやはりVariaxは本体の作りが今ひとつ……
なおかつブリッジに仕込まれたピエゾで信号を拾って変換するのでブリッジミュートができなかった覚えがあります。
そう考えるとVG/VBシリーズは秀逸ですわ。
しかもF-nieさん書かれてますがかなり細かい所までゼロから作り込めるのは魅力的です。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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