前回の白のピックガード(以下PG)では、エイジド加工品をビンテージ物と勘違えて入手して痛い思いをした私ですが(泣)、凹んでばかりではありません。

 こちらは先日入手したのですが、66年のFender Jazz Bassから取り外したとの商品説明のPGです。これはヤフオクで出品開始から8分後の物を見つけて、その後4分考えて(笑)即決価格で落札しました。したがってヤフオク上には12分間しか出品されていなかったので、ヘビーなヤフオクウォッチャーでもチェックされた方は少なかったと思います。ビンテージパーツに相場があるとするならば、かなりの低価格でした(笑)。

61JB PG001


 さてその入手したPGが、果たして66年の物か否か?という事ですが、出品者の商品説明以外で判断するとなると、私の手持ちベースのPGとの色合いや状態の比較しかありません。

 という訳で、並べてチェックしてみました。先ずは66PBとの比較です。うーん・・・、べっ甲の色は似ていますが柄の浮き出し具合は66PBの方がボンヤリとしています。又、66PBが外周の面取りの角度が寝ているのと、裏面から白+黒+白+べっ甲の4プライの中で、黒の厚みが厚いです。白色の層もどちらかというとミントグリーンです。

61JB PG002          61JB PG003


 もう一本(72JBは現在リペア中なので・・・)72PBとも比べました。こちらは72PBの方がべっ甲模様が小柄でくっきりとしていますが、面取りやプライは似ています。

61JB PG004          61JB PG005


 面取りやプライの変更がどの年代に行われたかの確たる資料を持ち合わせていないので、正確な年代判定とはならなかったのですが、66年と72年のPGの特徴を併せ持っていることからこの中間の年代のものでは・・・?と考えます。

 ともあれ、前回の白のPGで指摘したピックアップのくり抜き部の小口のヨレ具合も良い感じで(笑)、裏面の汚れ具合も含めての趣は正にビンテージです。

61JB PG006          61JB PG007




 ところで、このPGを何故入手したかというと、私の61JB用にと考えたからです。私の61JBは、入手した際には近年のリプレースメントPGだったのですが、その後に60年代初頭と思われるPGを入手していて、それはそれで貴重な物だったのですが、色がかなり淡かったのです。

61JB PG008     61JB PG009


61JB PG010 左は雑誌からスキャンした60JB63BassⅥの画像です。淡い色合いが似ています。よって私の61JBに取付けても年代考証的に間違ってはいないのですが、私の頭の中でのビンテージのPGはもっと色が濃いものだったので、今回入手した66年(?)の物はイメージにピッタリだったという訳です。


 という事で、この度入手したPGを61JBに取付けしました。うーん、やはりこの色合いです!私のイメージ通りの61JBになってくれました。PGの色が濃くなったお陰でベース全体に見た目の重厚さが増しています。

61JB PG011     61JB PG012


 これまで出音には100パーセント満足していたのですが、PG交換によりルックス的にも満足出来るようになって、益々私にとって重要なベースとなりました。
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No title
broken arrowさん

そこまで細かく分類できるのですね!
ビンテージ本を見ても個体差が激しくてなかなか判別不能のところがあって、私の中では66年と70年辺りの変更は把握できていたのですが・・・。

61、63のピックガードの件、美味しそうなお話ですね。e-Bayでもあまり見かけませんから、今度メールにてご相談させて下さい。
No title
60年代のジャズべのべっ甲柄ピックガードは大まかに、1960~1964, 1965~1966, 1967~1968, 1969~1971という区切りで材質の変更があったと思われます。各ピリオドのパーツがたまたま別のピリオドのプロダクトにマウントされて出荷されているモデルというのも多数存在したりもしますが。

今回入手されたピックガードはとても状態が良さそうですし、べっ甲パターンも良い感じなので満足していらっしゃると思いますが、万が一、ベース本体と同年代の僕の手持ちのpre CBSビックガードに興味があるようでしたらご連絡ください。僕は探していたピックガードが見つかりましたので(というかピックガードと一緒に、オリジナルフィニッシュのボディ、パーツ、まとめて購入しました)61,63年のピックガードをe-bayにて売却するつもりですので。
No title
broken arrowさん、お久し振りです。

今回のピックガードに関する年代判定は、 私もbroken arrowさんの考えと同じです。

たまたま、今月号のベーマガの表紙に亀田誠治氏と彼の66JBがアップで写っているのですが、このピックガードはこの度私が入手したものと同様にプライの黒が薄いタイプで、白はグリーン掛かっていない白です。亀田氏の66PBはパドルペグで角ポジですから、66年後半のものですので、この辺りでピックガードの仕様変更が行われたとみて間違いないかな?と考えます。

ちなみに、今回エントリー内で比較した、プライの黒が厚くて、白はミントグリーンに変色しているピックガードの私の66PBは、↓URLで記していますが、66年の前半のものです。

http://fender1961.blog97.fc2.com/blog-entry-20.html
No title
ピックガード入手おめでとうございます。僕もピックガード探しではかなり苦しんだ経験があるので、お気持ち、分ります!1999年に61年のジャズべを手に入れたときにエクストラのねじ穴が一つあったのと、ピックガードの縮み、歪みが酷かったことからピックガード探しがはじまり、昨年ようやく落ち着きました。それまで何度、購入、売却を繰り返した事か。。。その名残で今も手元に61年と63年のピックガードがあります。ついつい出物があると触手が動いてしまって。。。

今回F-nieさんがゲットされたピックガードは写真で拝見する限り66年~69年あたりの物だとお見受けしました。プリCBS(ヤバ1960~1964)時期のものとくらべると、べっ甲のパターンが細かい点、白、黒、白、べっ甲のプライのうち黒の幅が狭い事、そして白の部分がミントグリーンに変化しないタイプの素材でできているという点からの想像ですが。

No title
shinmei_tさん

本体の価格が遥か遠い世界になってしまったビンテージベースですので、自然な成り行きで(汗)パーツにこだわっています(笑)。この度のピックガードの次には、ハードケースにそのこだわりのホコ先を向けていますので、いずれお伝えできると思っています。

私の61JBには、以前淡い色のピックガードを取付けた際にビス穴の修正を行なっていたのですが、今回のピックガードも近い年代だった為に同じ様な縮み具合で、ビス穴はフィットしました。

ただピックアップの開口は、キツイと言うかピックアップが全く入らなかったので、ヤスリで全体を広げる加工を施しました。このピックガードの前の持ち主は、66JBをかなり以前に入手された際に、ジャコ・パス仕様とする為にピックガードを外したままで保存されていたと言うことで、ピックアップ廻りが縮み放題となっていたのでしょう。
No title
ピックガードへのコダワリを強く持つのは、私の知っている中ではf-nieさんとbrokenallowさんが双璧ですね(笑)。
ピックガードのねじ穴、よく上手くあいましたね。加工ナシで大丈夫でした?
No title
マチャさん

確かに今回は躊躇していたら落札出来なかったと思います。
『ビンテージに対する豊富な情報・・・』と言うよりも、『下手な鉄砲も・・・』なのですけど(笑)。
実際、白のピックガードで落ちて(↓)、べっ甲で上がって(↑)、もう一つオチもありますので次回のエントリーにて・・・(泣)。


Shinmei_tさん

ピックガード一枚でこれだけ語る人もいないでしょうね・・・(笑)。
でも、ビンテージのピックガードって退色や変色している事もあって、ほんとに一枚一枚が違う表情をしています。

現在のピックガードは、材質も含めて古いものとは見比べようも無く色合いや質感が異なっていますから、イメージするものを求めるとなると時間をかけて当時のものを探すしかないです。

リペア・ショップで聞いた話なのですが、ピックガードを製造する際に使用する有機化合物の問題で、環境基準が厳しいUSA国内では製造できなくなっていて、欧州にオーダーしているとの事でした。又、塩ビはともかくセルロイドのピックガードは製造過程で引火して火災が発生する事故が多いらしくて、製造する工場自体が無くなっているそうです。

本家本元のFenderのカスタムショップの製品に使われているピックガードにさえも、全く(私の思うところの)ビンテージらしさを感じられないのも、そう言った原因なのでしょう。

あっ、ピックガードについて又々語ってしまいました(汗)。
No title
4分考えて即決価格で落札という決断力が素晴らしい。この手のオークションで私のパターンだと質問を入れている間に他の人に落札されているのがオチですから。
ヴィンテージに対する確実で豊富な情報をお持ちのF-nieさんだから出来る業ですねe-287
No title
またまたマニアな(笑)。
しかしその気持ちもわかります。色の濃いピックガードの方がよりヴィンテージ感もあると思いますし、全体的に締まって見えますよね!さらに愛着が湧いてよかったですね!
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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