PUをDiMarzioに交換して出音は気に入っているYAMAHA BB Ltd.5 フレットレスなのですが、ヘッド側が重たくて演奏中のヘッド落ちがフラストレーションとなっていました。

 オリジナルのペグはプレート自体は、一般的なFenderタイプと比べると幾分か小さ目なのですが、材質は鉄製なので5個となると相当の重さがネック先端に掛かっていることになります。

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 そこで軽量でかつデザイン的にもマッチングするものを探した結果、GOTHOGB528を選択しました。実はこのペグは所有するAtelier Z Vintage 605に取付いているものと同じで、その軽さや操作性の良さは前々から気に入っているものだったので、交換後の結果に期待は膨らみます。

DSCF5657.jpg そしてGB528を入手してペグパーツ全ての重さを計りました。家庭用計量器なので誤差はありますが、約295gを針が差しています。GB528はその品番で表しているのですが、1個あたりの重量は52.8gとなり、5個分の264gと他のパーツ(ペグブッシュ、ビス類)の計が295gという事です。


DSCF5652.jpg 比べて、取外したYAMAHAオリジナルのペグの重量の計は470gですので、交換後には175gの軽量化となります。見方を変えればオリジナルのペグの2個分弱が軽くなります。


DSCF5660.jpg 取付け前にペグ本体をチェックしました。全てのパーツは鉄ではなくて軽量な合金を使用しているのですが、軽量化はこんなところまで徹底しています。ペグプレートの裏側も肉取りしてあります。


gb528-dimension.jpg 小さくなったペグプレートで裏側にはビス2本での取付けになるのですが、表からもペグブッシュとプレートとでネックヘッドを挟み込んで固定する方法で、弦振動を確実にネックに伝える為の仕様となっています。


 取付ける前にBB Ltd.5のネックに少々の加工を施しました。裏面のこれまでの取付けビス穴は位置がずれる為に全て埋木して、その頭にクリアラッカーを塗っています。

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DSCF5671.jpg そして今回の一番の加工箇所です。前述した様に新たにヘッドを貫通するペグブッシュの径に合せて、リーマーでペグポストの穴を拡大しました。約2mmの径の拡大となりました。


 そして、ペグ取付けです。5ケのペグをヘッドに並べてペグブッシュを回して仮締めし、位置を決めた後に、ペグプレート取付けビス用の下穴をドリルで開けてビスを締めこみます。

 全てのビスを締め込んで交換作業は終了です。ヘッド裏には以前の取付けビス跡(と日焼け跡)が残っていますが、軽量化の為にはやむなしですね。ヘッド表側からは何の違和感も覚える事無く、新たなペグが取付いています。と言うか、このエントリーのトップの画像と比べると、ヘッド全体がすっきりと見えています。このYAMAHA BB Ltd.5のヘッドデザインは私自身あまり好みとは言えないのですが、ペグ交換後のこの画像を見ると、「これでも良いかな・・・?」に変わってきました(笑)。

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 さて、この後に弦を張りストラップで肩から下げた結果は、やはりネックヘッドの175gの軽量化の効果は絶大でした。これまでは左手でネックを支える様にしていたのですが、ストラップの摩擦抵抗のみで、ヘッド落ちが防げる様に変わっています。ただ、同じGB528が取付けられているAtelier Z Vintage 605の様に、ボディの重量だけでネックの重さを感じない程の安定感を得るまでには至らなかったのですが、これはBB Ltd.5の剛性感を覚える密度の高いメイプルネック自体の重量の為だと納得しています。
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コメント
No title
shimnei_tさん

今回私はリーマーで穴を大きくしたのですが、この方法は穴がテーパーになってしまうのでお勧めしません(汗)。リペアショップでは、ヘッドを固定してブッシュ径にピッタリのドリルでストレートな穴開けをする筈です。でも良いのです、自分のベースですから・・・(笑)。

今回取替したGOTHOのペグは所有するAtelier Zにも取付いているので、その操作性の良さは分かってはいたのですが、実際にYAMAHAと取替したら以前とは比べるほどもなくチューニングがやり易くなりました。軽量化よりもこちらの効果の方が大きかったかも?です(笑)。

ペグの重さに関しては様々な意見がありますよね。軽いほうがネックに弦振動が伝わり易いとか、重いほうがデッドポイントの低減になるとか・・・。結局のところ、自分のベースのペグを取替えて、鳴りやウエイトバランス等々をトータルで本人が良いと感じるか?否か?、だと思います。私の場合は今回の交換は“有り”でした。
No title
さすがの作業ですね。ポストの穴を拡げるなんて私には怖くて出来ません(笑)。
しかしペグを交換するのは大賛成です。やはりチューニングの精度が上がるのと、近年の軽量なペグはウェイトバランスに大きく貢献しますね。私は64JBもゴトーのGBR640に変えていますが、快適です!(ブッシュはメンドクサイの変えてませんが・・・)
No title
たけさん

リプレースメントパーツでは無かったので、加工が必要でした。ビンテージではこんな事は絶対しませんけど・・・(笑)。

DVDご覧になりましたか。1年半前に佐山雅弘さんがピアノを弾いていただいた時のLiveですが、このギター&ボーカルのMune-Gが死去して、このバンドも今月で解散します(泣)。
No title
T’sさん

今回はペグと共に弦も交換したので、ペグのみによる音質変化は分からなかったのですが、古いベースのパーツを替えたくないのは同感です。

今回のYAMAHAのペグ交換は、ヘッド落ち具合の軽減になったのは勿論の事ですが、そのスムーズな操作性はやはり現在の高い精度で組み付けされている日本製のパーツの素晴らしさを実感するものでした。
No title
結構大変な作業ですね~
F-nieさんの根気には脱帽です!
それとDVD拝見しました!
すごく良かったです♪
学生の頃やってたR&Bバンドまたやりたくなりました。
佐山さんもさることながら、バンドのまとまりが良くって、演奏する楽しさがこちらに伝わってきます。
私もジュラルミンシリーズ・・・
約200グラムでも楽器は分かりますよね
特に2時間とかの立ったままのリハとか
てき面出ますよね(アラフォーなのも有りますが)
私もFender CS ’64JazzBass(NOS)は
510の同じシリーズの穴コンパチの物に変えて
います。。4.3キロ⇒4.1キロになつたんですが
凄くバランスよくなりました。
オールドPBとかも操作性の面を考えれば
交換も考えましたが。ポストの素材も
音に影響するのではと思い交換には
至っておりません
(ギターはオールドクルーソンと今のゴトーでは
素材が違うので音の違いがてき面分かる
と聞きました)
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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