以前エントリーしたように、68TLBのPUからの出音は音質・各弦の出力バランス共に私の好みではなかった為に、今回PUを交換してみました。

DSCF3568_20081225195057.jpg 今考えると、このベースを楽器店で試奏した人は必ずこの点が気になっていた筈ですので、その為に当初の高額な価格設定では購入希望者が現れなかったのでは?と思われます。もしそうなら、楽器店が価格を下げてそれを見た私がこのベースを購入出来たのは、(少々使い勝手が悪い)このPUのお陰とも言えます(笑)。

 私としては、ベースは“弾いてなんぼ”の考えですから、音が悪けりゃPU交換を行うのは当然の成り行きとなります。

DSCF3570_20081225195224.jpg 交換してチェックしたのはリプレースメントPUメーカーの雄、Seymour DuncanのPUで、SCPB-2SCPB-3の2機種になります。結果を先に述べると、気に入ったPUはSCPB-2となりました。

DSCF3572.jpg 実は先行で交換チェックをしたのはSCPB-3でした。以前Music Man Sabre BassのフロントPUを交換しようとSCPB-3を入手はしていたのですが、フルオリジナルのSabre Bassをいじる事に躊躇して交換作業を留保していたのでした。先ずはその手持ちのSCPB-368TLBのPUキャビティにインストールしました。
 
 弾いたとたんに感じたことは、「ぶっ、ぶっとい!」。これまで、オリジナルのPUで感じていた線の細さは微塵も無く、チューニング・ダウンしたかのような低音域がうごめいてきます。そして高域も強く出てきます。絵に描くと“東京タワー”の如く、低音域が踏ん張りつつ高域も突き抜けている感じです。ポールピースの太さで分かる通りに、パワーも有り所有するベースの中でトップの音量です。 

 ただ、その低音域が末広がり過ぎてフレーズの芯が見え難くなるのも事実で、もう少しタイトさの向上を求めて別のPUをチェックする事にしました。

DSCF3569.jpg Seymour DuncanOPB(TLB含む)用のPUのラインナップは豊富で、オリジナルを周到したSCPB-1、それを若干パワーアップしたSCPB-2、そして先行でチェックした最大パワーのSCPB-3クォーター・パウンド、はたまた外観をエイジド加工したAntiquity(アンティクティー)と4種類があるのですが、SCPB-1Antiquityはオリジナルと同じくポールピースの出入りがあり、各弦のバランスに不安感があったので、次にチェックしようと考えたPUはSCPB-2になりました。

DSCF3749.jpg そのSCPB-2を入手してインストールしてみました。使用感は簡単に言うとオリジナルとSCPB-3の中間です。再び絵で表すと“東京タワー”ではなくて、1階床面積と上部階の床面積が同じ“中層階のビルディング”となります。(←分かります?笑)

 言い換えると(こちらを先に言えば、ですけど・・・汗)、ローミッドからハイミッドにかけてしっかりとした塊が一本筋に通っていて、SCPB-3程の不要な極ローと極ハイが無いという事になります。これって、私的には凄く扱い易いサウンドです。右手の指で弾き加減を調整してミッドの出具合を気持ち良くコントロール出来ます。PBのローミッドの押出し感から比べると、少し上の帯域がファットなのですが、ゴムマリの様に粘っこいフレーズをイメージにかなり近く弾く事が可能です。

 加えて、オリジナルのPUでは気になっていた弦を強く弾いた際の音の途切れ感ですが、こちらのSCPB-2ではその途切れ具合もコントロール可能で、(収まりの良いJBでは発生しないですし、PBでは余程激しく弾かないと発生しない)ブツッという破断しかけの音をゴーストノート的に使えるのも嬉しいポイントです。

 ヒーターで赤く熱せられて入力信号を今か今かと待っている真空管のパワー管を内蔵したAmpegのアンプ(オーブン)に、ミッド(脂身)たっぷりの音(肉)隗をぶち込むと、それはそれは気持ち良くドライブ(濃厚で肉汁がタラタラ)したベース音(ステーキ)の出来(焼き)上がりです!(笑)。

 過剰な表現はさておき(笑)、冷静にPUの出力をチェックすると大きい方から、SCPB-3 → オリジナル → SCPB-2となりました。一番出力の小さなSCPB-2をしてみても、普通のJBPBと比べると出力が大きいので、SCPB-2のミッドの押し出し具合はかなり有ると言えます。手持ちのベースの中では、一番ミドルのウネリ具合が楽しめる出音になりました。

 以上のチェック結果から、68TLBにはSCPB-2を取り付けて、オリジナルPUは箱に入れて永久保存、SCPB-3は今後使用する機会まで保管となりました。
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コメント
No title
T'sさん
いやいや、未だインストールしていませんが、SCPB-3はSabreのフロントPUとしては向いていると思いますよ。ガセネタなんかじゃないですから・・・(笑)。

このOPB(TLB)用のPUはピックアップの高さ調整で、すごく音量・音質が変わります。アンプで音出ししながら、PU高調整ビスを1/4回転ずつ回してセッティングしましたから・・・(汗)。

そして、勿論ベース本体の弾き方でも音の出具合が他のベース以上に変わります。

この辺りは、それが楽しいか、弾き辛いかという分かれ道になると思うのですが、私の場合は難しいけれど御する楽しみの方が上回っている状態です(笑)。

T'sさんもOPB使いですから、ここんとこはお分かりと思います。


たけさん
出音はBlues Brothersでのドナルド・ダック・ダンの音といえばお分かりでしょうか?彼はPBですが、私のAmpegの真空管アンプで鳴らすとまさしくその音がします。

しかし、他のトランジスタアンプで鳴らすと、とたんにショボクなってしまいます・・・(泣)。弾き方を選び、アンプを選ぶまさに“漢のベース”ですね(笑)。
SCPB-3
SCPB-3の出力ガセネタ流してしまい申し訳無いです(汗
私のOPBもどきには、SCPB-3をインストールして
ブイブイ♪言わせていますがSCPB-2までチェック出来ませんでした
申し訳ございません~でした

SCPB-3の装着の高さの問題もあるんでしょうか
あまり極端に出力が大きい感じがしなかったんですが。。。

No title
いやー、文章に引き込まれてしまいました。
音が聞いてみたいです~
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Author:F-nie
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とことん、追求しています。

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