入手後、この66PBを紹介するのに二ヵ月も経緯したのは、ネックに問題が有った為にリペアーしていたからです。

20070416201413.jpg


 入手時に弦をチューニングしてネックの状態をみると、1弦はストレートでしたが、4弦はかなりの順反り状態でした。気にならない方にはどうってことは無いのでしょうが、ネックに関してはかなり神経質な私としては弾き辛いものだったので、私のベースの主治医の小倉の【クルースラット】に診てもらう事にしました。

 そこでの診断の結果、ヒーティングとフレット磨り合わせ治療(!?)をお願いして、一ヶ月後には一旦仕上がったのですが、未だ問題点が有りました。

20070416192620.jpg 実はこのベースを入手時にチェックした際に、14フレットに浮きがあったので私が打ち込んでいたのですが、これが実際はフレットの両端しか指板に喰い込んでいなかったのです。その状態のまま【クルースラット】でフレット磨り合わせを施したので、2と3弦の13フレット辺りで弦を弾くと浮き気味の14フレットに触れてビビってしまったのです。

 そこで再度【クルースラット】に持ち込んだのですが、今回は14フレットの2~3弦の部分の指板とフレットの隙間に接着剤を入れてもらって、3分間で修理が終わりました。これで完璧だと思い持ち帰ったのですが、楽器というのは繊細なものです。今度は固定された2~3弦の替わりにこれまでは大丈夫だった4弦がビビる様になりました。

 しかしそこは【クルースラット】での修理を見ていた私ですので、4弦部分を接着して軽く14フレット周辺を磨ってやっとの事、問題の無いネックの状態となりました。


 よくビンテージのベースのネックは良い(強い)といった声を聞きますが、私は決してそうは思っていません。私の所有する古いベースは全て今回の様に手を掛けて調子の良い状態にしています。

 これまで荒く扱われて駄目になったネックのベースは自然淘汰されて無くなり、私の様に手を掛けたベースが生き延びてきた結果として、ビンテージのベースのネックは良いという評価が有るのでは?と考えます。長い間に狂うだけ狂ったネックに一度適正な修理(この適正な処理と言うのが一番難しいのですが・・・)を施すと、その後は安定するものと思いますし。

 スラブ指板の評価が高いのも、音の部分とは別に、長い間に数回のフレット交換や指板磨り調整を経てもそれに耐えられる厚い指板があるから?、とも考える私です。
スポンサーサイト
コメント
そうですね、shinmei_tさんがあまり気付かない状態のベースでも、私はダメだしするかもですね(笑)。
ネックをリペアに出したショップでも私がセッティングした弦高を「かなり低いですね」と言われました。
4弦12フレットで2.2~2.3mmなのですけど・・・。この高さではネックがストレートでないと問題が有るでしょうね。
このショップでは私はネックにうるさい客だと思われていると思います。なにせ、これまでに10本はネックのリペアに出していますから。今も赤の66JBを預けていますし、その後ももう1本のリペアを予定しています。
ネックにうるさい番付があるとしたら1番はアンソニー・ジャクソンでしょうが、私は5番手辺りにつけていると思います(笑)。
住まない家はダメになるっというのとある意味同じですね。人の目が届き、人の手が入ることで、永きに亘りその使命を全うできるということでしょうか。
でもやはりビンテージフェンダーはネックが強いモノが多いとは思いますよ。一般的に言われているシーズニングの期間、使用材の基準などのためか、安定してますし、60年代後半とはトラブルの質が違うようですし。まぁ、私が鈍くてあまり気づいていない可能性も高いのですが(笑)。
たけさん、初めまして、いらっしゃい。

私はこれまで、ネックにすごく悩まされてきましたから・・・。
これまで所有したFoderaやN.Y.C by FoderaやSadowskyやF-bassやFender Custom Shop等々、一般的に“良い”と評価されているベースもことごとくネックが狂って、一度はリペアしたのですが、その後再度狂ったので全部手放しました。
その点、ビンテージのFenderは本文の様に一度きっちりとリペアしたらその後は安定していますね。
自然淘汰されなかったビンテージのFenderが高価なのも、その辺りを考慮したら納得します。(とはいえ、高過ぎですけど・・・)

又のコメントお待ちしています。
はじめまして!
shinmei_t さんのブログから飛んできました。
このところ良く拝見させていただいてます。
ラウンド指板淘汰説、私もそうかと思いました。
フレットという金属を打ち込むという特質上、やむを得ないものなのでしょうね。
コメントの投稿
トラックバック URL
トラックバック
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム