今回のPUに関するモディファイが最も重要なものでした。

AtelierZ (6) PUはAtelier ZオリジナルのJBZ-5/18Pで音質は私の持っているベースの中では太い音がする部類になるのですが、出力は他のベースと比べて控え目な感がします。

 横から見ると、ご覧の様に初めから3弦に対応するポールピースが飛び出しています。そして4弦のポールピースは何故か一ヶ所飛び出しているのが分かると思います。
 

 これを説明すると、入手時から3弦のポールピースのみスタッガートになっていたPUなのですが、それでは各弦の出力バランスが取れていないと感じていました。具体的には3弦が大きすぎて、その反面4弦が小さくて、さらに5弦は大きいという状態でした。これまで所有していた5弦ベースも並べて5弦はパワーが強くて、4弦は通常の4弦ベースよりも弱いと感じていたのでしたが、このベースもしかりでした。

 このままの状態では弾き辛く感じたので、ポールピースの高さを調整しようとして、PUをキャビティーから取外してみたのですが、このPUはコイルがカバー内に樹脂でモールドしてあるタイプで、裏側にはポールピースが露出していなかった為に、この方法は断念せざるを得ませんでした(泣)。

 さて、これは困ったなぁ~、弦の出力バランスをどうやってとってやろうかと悩んでいたところ、後輩ベーシストのクンから助け舟を頂いて、譲ってもらったものがこちらです。

AtelierZ1 (6) これは5mm×3mmの長方形で厚さが0.8mm程の、小さくて薄いネオジウム磁石片なのです。サイズは小さくとも、さすがにネオジウム磁石です。2つの磁石片をくっ付けると、簡単には取外し辛い程に強力な磁力を持っています。
 
 これをPU出力の弱い4弦のポールピースにくっ付けて、磁力を増して出力UPを図る事にして色々とチェックしてみました。
 

 気に入ったのはこちらの状態です。4弦ポールピースの5弦寄りの1ケに1片の磁石をくっ付けています。なぜか同じ1片の磁石でも3弦寄りのポールピースに付けたら、5弦寄りの状態よりも出音は下がりました。又、4弦を受け持つ2ケのポールピースに各々1片の磁石を付けると、出音は大きくなり過ぎました。

AtelierZ1 (7)        AtelierZ1 (8)


 以上の結果、ベストな出力バランスを得た後は、磁石をポールピースに瞬間接着剤で貼り付けました。(磁力だけでは、弾いていて指が磁石に触れるとズレてしまったので・・・)

 技術的に製作可能か否かは分かりませんが、Fenderのポールピースの径で、厚みが0.5mm程度のネオジウム磁石を作成して商品化したら、弦の出力バランスの悪さに悩んでいるギター&ベース・プレーヤーに売れるのでは?と考えています。

 以上の調整を行った後の出音は4弦が力強くなった為に、全域に渡ってパワー感に満ち溢れるようになっています。4弦を使ったリフで始まる曲も押出し感充分で、気持ちよく曲がスタート出来ます。これまで所有してきた5弦ベースで初めて4弦が使える1本になりました。又、5弦に関してですが、ヘッドにアングルが付いていない分、テンション感は緩めなのであまり強く弦を弾けないのですが、優しいタッチで弾いても充分な極低音が鳴り響きます。

 又、FenderJBのPUは、ブリッジに向かって広がる弦幅に対応して、フロントよりリアが長くなっているのですが、このVintage 605はフロント・リア共に外寸は共通のPUカバーとなっています。もちろんポールピースは逆磁でコイルは逆巻きとなって、ハンバッキング効果となるようにはなっていますが・・・。この形状の為に他メーカーの5弦用PUを試そうとしても、キャビティーの加工を伴うために無理なのでは?と思われます。JBと違って5弦ベース用の標準PUは無いですから・・・。その事もあり、今回、磁石片のみで出力バランスを良好な状態にする事が出来たので助かりました。
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コメント
つとむさん
Atelier Zをお持ちで、パッシブでお使いですか!?
確かに造りは良いベースと感じました。私のベースは今回、PUに手を加えた(と言う程では無いのですが・・・笑)ので、かなり使えるベースになったと思います。
いまのところ、メインのベースになっています。
こんばんは
ご丁寧な返答ありがとうございます。

お手軽なPUの個別出力アップとあいちゃん最高です。早速ネオジウム磁石をヤフオクで物色してみましたところ5mm×1.5mmの薄い円盤型がありました。

Sabreといい奇遇ですが、自分は6~7年前にアトリエの誰かのオーダーJB5弦を中古激安で買いました。Vintage705に近いかと思います。一応XTCTがついてますが切替でパッシブしか使ってません。あまりにも完璧過ぎるので、一生メイン決定という事になっております。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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