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 今回、66PBのビスの穴埋めを行った際に、同時に他の気になった箇所をチェックしたのでお伝えします。

 昨日の年式判定の際のネックの取付部の画像を良く見るとトラスロッド・ナットがネックの表面より沈んでいるのが分かります。これは長年ロッドを閉め込んでいた為に、ロッド・ナットがネック木部にめり込んだ為です。これがもっと進行してロッドのネジ切り部いっぱいまでロッド・ナットを締めたうえに、それ以上に無理してナットを締めこむと、ナットは回らずにロッドに力が及んでロッドをネジ切る事になります。

 そこで、ロッド・ナットを緩めて取り出して、ロッド・スペーサーなる1.5mm厚のワッシャーを噛ました後にナットを戻しました。ナットが面一になったのがお分かりでしょう。ロッドの“効き具合”は別として、ロッド・ナットの“回ししろ”に余裕が出来るのは、精神衛生上よろしい事です(笑)。



 このロッド・ナットがどんどんネック内部にめり込むとどういうことになるかお分かりでしょうか?めり込んだナットの体積分ほど圧縮された木はどこかで膨張しようとする訳です。私の66PBをリペアー・ショップの【クルー・スラット】で先般ネック調整した際に指摘されたのですが、18~20フレットにかけて指板の中ほどに少しのクラックが発生していました。画像に見えているドット・ポジション・マークの辺りです。ここが圧縮された木の逃げ場だった訳です。この時はショップにてクラックに接着剤を注入していただいたのですが、スーっと吸い込むように接着剤が入っていったそうです。その後に僅かに膨らんだ指板を削って修正をしてもらっています。

 お手元のベースでロッド・ナットがめり込んでいないか、是非とも確認下さい。放置プレイは厳禁です!(笑)。又、クラックが認められた場合は、レモンオイルやフィンガー・イーズの使用も厳禁です。以前【クルー・スラット】でリペアをされたギターの例では、ネック本体と指板との間にオイルが染み込んでじゅくじゅくになっていて、指板を張替えざるを得なかったそうです。ペグには少量のグリスを付けますが、このネック内部となるトラスロッド・ナットの潤滑剤としては植物性カルバナのカー・ワックスをこれも少量塗布している私です。
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コメント
たけさん
やはりなんといっても、ベースはネックが命ですから、日々チェックをおこなって、重体になるまでに治療が必要と思います。
使いっ放しはダメですね。
これからの夏場はさらに要チェックです。一度リペアを施しても夏を乗り切りなかったベースを知っています。私のベースですけど・・・(泣)。
そうか。。。
色々判断材料があるのですね。
あと、もう一方の端のナットから1フレットの半分にかけての箇所も要チェックです。
指板がせり上がってプロック・ポジションが浮いたJBを見たことがあります。(私のベースですが・・・汗)

どちらにせよ、ロッド・ナットが沈むということは、ネックの木の材質が弱い(柔らかい)ということですから、日々のチェックは必要ですね。
なるほど!
ジャンク品のロッドが回りきったネックを持っていますが同じように18~20Fあたりが膨らみクラックが入っています。購入する時は、この辺もチェックポイントということですね。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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