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 最後はボディに取付けられているパーツの比較です。


■ ブリッジ 

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 同様にスパイラル・サドルのビンテージタイプですが、BB Ltd.のオクターブ調整ビスのネジ切のピッチが細かいので、こちらはミリ規格のものと分かります。サドルの高さ調整ビスは六角レンチではなくて、マイナスドライバーで回す仕様になっていて、ビンテージ愛好家の心をくすぐります。YAMAHAのBB開発担当者は良く分かっていらっしゃると思います(笑)。


■ PU 

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 BB Ltd.の PUは入手時はBartoliniだったのですが、今はSeymour Duncanに交換しています。これについては後日エントリーいたします。61JBはオリジナルのブラックボビンのPUですが、製造されて47年後の今も充分な出力と芳醇なトーンを発生し続けています。
 PUの取付位置は以前の仮想フレットエントリーの際にチェックしていますが、2本はほぼ同じとなっています。
 PUだけの要因ではないのでしょうが、この61JBは4弦を半音や一音下げのチューニングが必要な曲で、手持ちのベースの内で最も弾き心地・出音共良好なものとなります。ローDチューニング対策でネックの反りや弦高やPU高さ等を特別にセッティングしている訳ではないのですが、5弦ベースのローDと比べてもフツーにEの一音下のDに聞こえてしまうのが、この61JBです。同じローDの出音をチェックしたのですが、BB Ltd.はこの域に達していません。無理にチューニングダウンしたDに聞こえます。


■ コントロール部

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 BB Ltd.のコントロールは通常のJBと同じく、パッシブの2vol+1toneです。ジャックはボディサイドとなっていますが、私としては正直言ってこれは使い難いです。プラグを手探りで挿す事になり、ベースを抱えた状態ではプラグの挿さった状況が分かりません。又、ザグってあるのでL型プラグは使えません。それにプラグを差したままでは、床に直に立てて置くことが出来ませんし、スタンドに置く際もプラグを受けのアームを避けて立て掛ける必要があります。考えてみると、これまでサイドジャックのベースを使った例が少ないので慣れていない為でしょうけど・・・。
 61JBにはリイッシュのスタックノブのコントローラーを取付けています。


■ キャビティ内 

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 こちらは両画像共BB Ltd.のものです。
 BB Ltd.はパッシブなのでJBと同じ回路と思いきやボリュームポットを良く見ると、極小の抵抗とコンデンサーが取付けてあります。ポットを絞った時のヌケを良くする為です。マスタートーンにはオイルコンデンサーが奢ってあります。通常はハンバッキング用の0.02μFという値にも音質に対するかなりの拘りがうかがえます。
 又、キャビティ縁にある045はシリアルナンバーと思いますが、そうなら極初期の製品だといえます。ベーシストとしても知られる俳優の中村梅雀氏のサイトに『やはり初期ロットが一番良い』とのコメントがあります。


■ エンドピン 

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 細かい点ですが、エンドピンはJBの物よりボタンの部分が大きくてストラップが外れ難くなっています。大き過ぎて他のベースで愛用しているジムダンロップのストラップロックが使えませんが・・・。


 以上の比較からBB Ltd.はビンテージFenderを意識しながらも、フルコピーではなく箇所によっては独自の解釈での改良を施して、より以上の仕上がりを目指している事がうかがい知れました。ブランドやデザインは異なっていてもビンテージFender風味を味わえるベースとして、このBB Ltd.はなかなかハイレベルなものに仕上がっていると考えます。

 中古市場ではBB Std.は時々見かけるのですが、BB Ltd.はあまり出てきません。販売総数はかなり多いと思うのですが、購入されたオーナーは気に入ってずっと使用されているからなのでしょうか?
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コメント
私も以前、BB1200とBB2000を持っていましたが、70年代の終わりに発売されたBB1200(2000)が先進的で、90年代のBB Ltd.がよりビンテージっていうのも面白いですね。
私の感ずるには、BB1200(2000)はスルーネックや重量のあるブリッジ・べグで振動を計算してコントロールしているのに比べて、BB Ltd.は材や組付け精度の良さで鳴りを引き出していると思います。
私の感覚に、よりスムースに順応する鳴り具合はBB Ltd.の方です。
私の地元でもYAMAHAのベース、特にBBのハイエンドのタイプを使ってる人は見たことないんです。
まぁ小さな街だからベーシストそのものが少ないってのもあるんですけど。
私自身は東京に住んでいた頃、BB2000を使ってました。
今じゃ珍しくなりましたけどスルーネックで、仕上げもしっかりしました。
そのイメージがあるので、YAMAHAのベースというとネックが鳴っている印象が強いです。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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