今回はネック廻りの比較です。


■ 指板 

A (10)       A (11)

 指板は両モデル共、ローズウッドのスラブ(平面)貼りです。61JBはブラジリアンローズウッド(ハカランダ)となっています。
 BB Ltd.はフレットレスに改造されているのですが、良い仕事ぶりでビビリや音の詰まりを感じることはありません。フレットラインには薄い木板が埋め込んであります。


■ 指板R 

A (12)       A (13)

 てっきり、ネック廻りはJBのフルコピーをしているものだと思い込んでいた私が、一番驚いたのはここをチェックした時でした。正面から見ると、一見同様なローズウッドのスラブ貼りのようですが、ネックエンドからのアングルで見ると指板のRがかなり異なっている事が分かります。61JBFenderでお馴染みの180Rなのですが、BB Ltd.はかなりフラットなRとなっています。その為に指板のエッジが立っている感がしますが、弾き難いというほどでは無くて慣れれば問題はありません。


■ ネック幅 

A (14)       A (15)

 ナット部分でBB Ltd.は38.5mm、61JBは37.5mmです。61JBの値が小さいのはネックのリフィニッシュの際のサンディングのせいでしょうか?それともよく乾き切って縮んだのでしょうか?
 このデーターの差以上にBB Ltd.のネックが太くてしっかり感がするのは、上記のフラットな指板Rにも関連して、断面形状に違いがある為と思われます。


■ ヘッド表 

A (16)       A (17)

 ストリングスガイドは同位置に付いています。
 YAMAHAのロゴは(アバロン?)貝のインレイとなっていて、さりげなく高級感を演出しています。メーカー名だけで機種名が無いのはこのBB1本にかけたYAMAHAの気概を表しているのでしょうか?
 61JBのロゴ・シールはリフィニッシュされているもので、本来はFenderロゴ下のPATナンバーの数は4つとなります。
 BB Ltd.のネックのデザインに一つだけ苦言を呈させていただくとなると、ペグ側のラインは直線にして欲しかったです。ここは反り返ってる必要は無いです。(あくまで私の思いですが・・・)


■ ヘッド裏 

A (18)       A (19)

 BB Ltd.のペグはビンテージを意識した“逆巻きペグ”となっています。ありがたいのは、トルク調整機能の付いていないシンプルなペグが採用されている事です。トルク調整機能付ペグはベースプレートが厚い為に重量が増えて、ヘッド下がりの要因となるので、好みではありません。
 この2機種の逆ペグは一見同じに見えるのですが、BB Ltd.のペグはGOTO製と思われるものでギアのネジ切ピッチが細かくてチューニングの微調整が効くものとなっています。最近のFenderのビンテージ物のペグは全部このタイプです。
 とはいうものの61JBのペグも精度は高くてチューニングに心配はありません。これは私の所有する他の2本のベースに付いている逆ペグにも共通しています。どちらかというと66年以降のパドルペグやその後の順巻きペグの方がガタツキが多いです。70年代終わりにSchaller製に替わってからはその問題も無くなっていますが・・・。

 BB Ltd.のヘッド裏には米Warmoth社の印字があります。このBB Ltd.はネック、ボディともWarmoth製(BB Std.はネックのみWarmoth製)となります。発売当時、YAMAHAがあえて社外品のパーツを使うのは、よほどの事このBBの完成度の向上を図っているのかな?と感じたものでした。自社製よりWarmoth製の方が材が良くて工作精度が高いと言っている様なものですから・・・。OEM生産でブランドを隠すのではなくて、Warmoth製と打って出したところに、上記のロゴのところで感じた事と同様にYAMAHAのこのBBにかける意気込みを感じます。
 ちなみにBB Std.のヘッド裏にはWarmothロゴと並んでBB Std.の印字があります。
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コメント
ヘッド形状は私も嫌です(汗)。というかFender以外のヘッドは美しくないです(断言)(笑)。
高額になって手が出辛いビンテージFenderのファンを購買客のターゲットにしていると思われるので、その為にUSA製を打ち出していると言う事も一理ありますね。
欲しいな~と思った時期もありましたけどヘッド形状とロゴが嫌でした。特にロゴがスキー板みたいで許せなかったですね。
でもWarmoth製のネックには惹かれます。私のみたいなmade in U.S.A好きなにユーザーの心をくすぐる狙いだったんじゃないでしょうかね♪
なんの根拠も無く私の考えるところなのですが、Warmothが良い技術に加えて、良い材を持っていたということがあったのではないでしょうか?
BB Std.のネックもWarmoth製なので、ここは譲れないぞという思いが伝わってきます・・・。
うーん・・・YAMAHAってこのBB Ltd.にものすごい思い入れあったんですよねー。
私の好きなベーシスト、岡沢章さんも吉田美奈子さんのライブに行った時、これを使用してまして、普段、岡沢氏が使用しているアノJBからBB Ltd.に持ち替えたということでも、そのクオリティの高さを感じます。
でも個人的にはYAMAHAの木工技術があるのに、Warmothってのはどうなのよ?とは思いますけど(笑)
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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