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 前回の改造で自宅での練習用のベースアンプとして気に入った出音となったAmpeg SVT-450Hですが、別で気になる箇所がありました。

IMG_1432a.jpg それは9バンドEQコントロールのスライド抵抗の中で2kHzのレバーが1箇所折れて短くなっていた事です。レバーの先端がフロントパネル上に少し出っ張っているので操作は可能なのですが、見てくれが悪いので何とかしたかった箇所でした。


 当初は、スライド抵抗を1個用意して交換するだけなので何も面倒な事ではなく、blogにアップするネタにもならないと考えていたのですが、これがなかなかに大変でした。

 このSVT-450Hは新品販売当時の国内正規輸入代理店の神田商会扱いのものだったので、現行代理店のYAMAHAから修理用パーツとして入手できる筈と問い合わせしたのですが、YAHAHAの回答は「内部パーツはアンプ修理専門ショップには販売するが、個人には販売しない」でした。アンプ内部の残留電位によるシロートさんの感電事故防止の為なので仕方ないですね。ちなみに「コントロール丸ノブ等の外部パーツは楽器屋経由で購入可能」との事でした。

 そこで何度かお付き合いのあるアンプ修理専門ショップに問合せしたのですが、こちらも「アンプを送っていただいてのパーツ交換は可能だけど、パーツのみの販売は不可」との返事でした。

 これは困りました。実はこれらの問合せの前にネットで様々に検索していたのですが、B100kΩという同一規格のスライド抵抗が見つからなかったのです。米国e-BayでAmpegの修理部品としての販売があるのですが、注文個数や国際送料等の経費の加算を考えると注文は控えざるを得なかったです。

 そこで考えたのは「国内で販売されている同サイズの抵抗値違いの部品を入手し、内部パーツを組み替えして対応できないか?」という事でした。

IMG_4290a.jpg そしてAmazonで、同形状で抵抗値はB50kΩのスライド抵抗を1個購入しました。画像の左が購入したB50kΩ、右が元のレバーが折れたB100kΩのスライド抵抗です。


 実はこのスライド抵抗は税・送料込みで510円だったのですが、注文してからの発送連絡後に10日以上経過して自宅に届いています。結構日数が掛かったなと封筒を見ると、記載されている発送先は台湾の台北でした。国際送料込みの510円ってお安いですね。

IMG_4292a.jpg 2個のスライド抵抗をバラしました。元のB100kΩのカーボン抵抗が付いた基板を新たな抵抗のケース内に組み込めばよい事になります。


IMG_4295.jpg 同規格の製品なので組み込みはワンタッチでスムーズでした・・・が、この後で問題がある事が判明しました!


IMG_4303.jpg 9バンド・グラフィックイコライザーの基板にあてがうと、新たな抵抗のレバーが長くて飛び出ていました。前述の作業中は元の抵抗のレバーが折れた状態だったので、レバーの長さの違いに気が付かなかったのです。


IMG_4305_2021031814510677d.jpg レバーが折れて短いのはどうにもならないのですが、長いのならばカットができると考え、レバー先端の白のポジションマーカーを抜き取りました。


IMG_4311_20210318145107b98.jpg レバーの先端をノコで3mm程カットしてヤスリで整形し、マーカーが取り付くスリット加工を施した後に、マーカーを戻しました。マーカーには細い丸足があったので、レバー先端にドリルで0.5mmの穴を開けています。いやー、久々の細かな加工でした。


IMG_4319.jpg これをグラフィックイコライザーの基板に取り付けして修理完了です。2kHzの箇所のスライド抵抗を取り替えたのですが、仕上がりに違和感はありません。勿論、抵抗値はそのままなのでレバーを操作してのEQコントロールにも問題ありません。


IMG_4327.jpg 僅か510円のパーツ交換で問題解消となったAmpeg SVT-450Hです。先のトーン回路のバイパススイッチ取付けも含めて、機能もルックスも共にとても私好みのアンプとなっています。
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コメント
マチャさん

こんなつもりは無かったのですが、たった1個の抵抗の交換が長文になってしまいました。

パーツ1個の交換にじっくりと時間を掛けて悩む事もコロナ禍でベースライフを過ごす楽しみの一つかと思います。
いつも芸が細かいとは思っていましたがこれは脱帽です。素晴らしいです👏
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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