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 入手後にフレットレス指板修正やボディーの小傷補修、そしてパーツのメンテを行ったYAMAHA BB2000が仕上がりました。なかなかの仕上がりとなったので画像とコメントを多めで紹介します。

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 こちらの入手時の画像と比べると同じ個体とは思えない程に綺麗になっています。100箇所程度あった小傷毎にタッチアップを繰り返した結果、傷跡は目に見えるけど触っても凹凸は感じないという状態です。

IMG_2530a.jpg 私が気に入っているアングルはこちらです。曲面のカットラインとスルーネックのマホガニーの直線が絶妙に混ざり合っています。


IMG_2540a.jpg ヘッドのロゴはBroad Bass 2000 YAMAHA、ペグは4点ビス止めなので、82年に行われるマイナーチェンジ前の前期型です。82年以降の後期型はロゴがYAMAHA BB2000、ペグは3点ビス止め、そしてボディー形状も変わります。


 ただし、この個体はピックアップ裏のスタンプとネックヘッド裏のシリアルナンバーからは83年製と推測しているので、ここは?の部分なのですが、ともあれ前期型の最終仕様には間違いなくて、この仕様が私の好みです。

IMG_2541a.jpg ペグのメッキのクスミは消し切れなかったのですが、回転トルク調整を行っているので、操作はスムースです。このペグはとても重量がありヘッド落ちするのですが、製造本数が多くて見慣れたBBシリーズのフォームを崩したくなかったので、軽量ペグへの取替えは我慢しています。


IMG_2516.jpg そのヘッド落ちへの少しの対策として、ロックタイプのストラップピンを装着しました。4弦側ホーン部ではストラップで吊る位置が15mmほどネックヘッド側に寄るので、気休め程度に重量バランスが良くなっています。


IMG_2580a.jpg S字に反り曲がって弦がビビる箇所があった指板は、擦り合わせの結果、どのポジションでもビビり知らずの心地良い弾き心地となっています。そしてフレットレス特有の倍音を多く含んだ出音がアンプから聞こえてきます。


 指板を正面から見るとフレットラインは目立たないのですが、プレイヤー目線からだと4弦指板サイドに入れた白の塩ビ板で、フレットポジションが良くわかり、視認性と演奏性はフレット付きと大きく変わりません。

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IMG_2581a.jpg ストライプドエボニー(縞黒檀)の指板は、縞柄が浮かび上がり、高級感が増しています。これはローズウッドよりも硬い材なので、沈み込み過ぎない音色です。


IMG_2582a.jpg 指板調整後から更にオイルを塗り重ねた結果、導管が埋まり、見るアングルによってはコーティング指板のような艶が出ています。


 加工前はエポキシかウレタンでのコーティングも検討しましたが、以前所有していたBB Ltd.の5弦が固いコーティング指板で、自分のイメージするフレットレスの出音ではなかったので、今回は無コーティングでオイル仕上げとしました。その結果として出音も見栄えも良好となっています。



 実はこれまでPJのピックアップ配置にはあまり良いイメージを持っていない私です。JJの配置では両ピックアップをフルアップでミックスした際は、低域が減じた音色となるのですが、それがジャズベースの音と認識されています。

 これがPJ配置のミックスでも同様となり、イメージするPの図太い低域とJの歯切れがミックスされた出音とはならずに、普通のJJのミックス音になるように聞こえます。

IMG_2527a.jpg ただ今回のBB2000はPJ配置ではあるものの、フロントのPがリバースとなっているのに大きな意味があると思っています。1・2弦の音が細くなるのを想定して、ネック側でより太目の音色をキャッチする設計となっているものと推測します。当初はPの1ピックアップのBB1200が発売されて、PJのBB2000は後発ではあるのですが、2ピックアップのBB2000の製造を見越してのBB1200のリバースP配置だったのではなかったのでしょうか?




 他の所有ベースとの音色の差別化を図る為に、入手時からフラット弦の使用を考えていました。FenderやD'Addarioのフラット弦、La Bellaの黒ナイロンテープ巻き等を張ってチェックした際は、元々が歯切れ良くて明るい音色のBB2000なので、思う程の深みのある出音にならなかったのですが、最後に試したGHSのPrecision Flatwoundが上手い具合にハマりました。

ghs_3025_20200120171407be2.jpg 「張りたて時から死んだ弦」とのイメージがあるこの弦ですが、BB2000フレットレスとのマッチングは良好で、アップライトベースっぽい深みが得られています。そしてこの弦の出音は単にモコっているだけではなくて、ピッキングハーモニクスをしてみると意外と大き目の音量で倍音が聞こえてきます。死んだそぶりをしているだけで、潜在能力は高い弦だと感じました。


 ゲージは入手時に波打っていたネックの状態を考慮して、045~095のライトゲージを選んでいるので、045~105のラウンド弦と変わらないテンション感(指の弦への当たり具合)でプレイできます。



IMG_2525a.jpg ブリッジ部では低反発素材のウレタンスポンジで軽くミュートしています。このBB2000はスルーネック構造と重たいペグ・ブリッジの組み合わせで、木の鳴り成分よりも弦の特性を感じて、かつ長いサスティーンとなっているのですが、このミュートのお陰で音の立ち上がり時のコンプ感が増しているのと、固い指板での強めのハイの立ち上がりも抑えてくれるので、フロント・ピックアップのみで弾くと所属するラテンバンドで使うBabybassの代役として十分対応してくれます。


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 仕上がったBB2000は一般的なイメージとは異なっているのかもしれませんが、自分としては使用するシーンに合わせたものとなっています。今後この一本をメインで使用する予定は無いのですが、ピンポイントの持ち替え等でその深いフレットレスサウンドを活用していければと考えています。
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コメント
すわべさん

ポジションラインやオイル仕上げ等、私の好みを反映させたものですが、フレットレスベースの一つの改造仕様としてお薦めですね。
shinmei_tさん

自分でも変貌ぶりを喜んでいます。(元が元でしたので・・・)

私の頭の中の国産ヴィンテージベースといえばBBしかないので、持っていないと何故か寂しくなりますね。
素晴らしい仕上がり!
BB2000フレットレス改仕様の理想形です!!
見違えるような仕上がり!流石です。音も良さそうですね。BBは定期的に欲しくなるんですよねーw。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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