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 前回の記事でESPのThunderbirdに、フロントにMontreuxブランド、リアに60年代のビンテージ・ピックアップを取り付けての出音チェックで、それぞれのピックアップの出力の違いでうまくバランスが取れないとしたのですが、今回これを解消するアイテムを入手しました。

IMG_9538a.jpg それはこちらの画像の左下のピックアップで、クローム・メッキ仕様の65年~69年のノン・リバース用です。


IMG_9540a.jpg 直流抵抗値は7.88kΩと8kΩ前後なのでフロント用と判断しました。リア用は9kΩ前後となります。ピックアップ裏のプレートは手付かずならば、錆や半田ペーストで汚れているのですが、このピックアップの裏は綺麗にクリーニングされています。


IMG_9542a.jpg これまで取り付けていたMontreuxブランドのピックアップ(左)を取り外して、新たなビンテージ・ピックアップ(右)と位相のチェックを行いました。位相のチェックには針式メーターのテスターを使用し、直流抵抗値を測定する状態で、ピックアップ表面をドライバーでコツッと叩き、その瞬間の針の振れる方向をチェックしました。


 その結果、両ピックアップ共にプラス(右)側に針が振れたので、位相は揃っています。という事はチェックをしていないリア・ピックアップにも位相が揃っています。ここで、位相が逆になっていたらフロント、リアのピックアップがフルアップ時に音量が下がり鼻をつまんだようなフェイズサウンドとなってしまします。


IMG_9546a.jpg 取り外したMontreuxブランドのピックアップの直流抵抗値は9.34kΩで、実はこれはリア用のピックアップです。この高出力のピックアップをフロントで使っていたので、リアとのバランスが取れなかったのです。
 

IMG_9589a.jpg ESP Thunderbirdにフロント・ピックアップを取り付けしました。フロント・ピックアップは青白く光るクローム・メッキ、他のメタルパーツは黄身がかったニッケル・メッキなのですが、これはこれでビンテージ感溢れるルックスとなっています。


IMG_9586a.jpg 肝心の出音ですが、言わずもがなですがフロントとリアのピックアップのミックス加減はとてもナチュラルなものへと変化していました。これまでフロントに取り付けていた高出力のMontreuxブランドのピックアップからのブーミーな印象は無くなり、逆に歯切れの良い出音となっていました。


IMG_9549a.jpg 少し切れが良過ぎると感じたので、先に取り付けていた0.022μFのトーン・コンデンサーを数個のコンデンサーから選択したMoldedの0.047μFに取替えしてハイを少し押さえています。


IMG_9598a.jpg 同じ60年代のピックアップの64Thunderbird(上)と比較試奏しました。個体差なのか出力は64Thunderbirdの方が大きく音色もローが太いので、ピックでゴリゴリとプレイすると心地良いです。今回のESP Thunderbird(下)は出力が少な目で歯切れ良い出音なので、指弾きがマッチングしています。


 と比較はしたのですが、アンプが同じセッティング状況時なので、アンプのツマミを弄ればどちらも好みのThunderbirdサウンドに持っていけます。

 ESP Thunderbirdの元のパーツはボディーとスルーネックだけになってしまい、2個のピックアップとブリッジとピックガードとサムレストは本物のビンテージ・パーツに交換されています。

 ボディーやネックの鳴りから得られる出音の深みはやはり64Thunderbirdが一枚上手なのですが、かなりESP Thunderbirdも肉薄した出音となっています。という事は、ビンテージThunderbirdの音はビンテージ・ピックアップでしか得られない!という結論となります。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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