良好な組み合わせとなったAmpegのヘッドアンプV4BHと、スピーカーキャビネットSVT-212AVですが、これらを繫ぐスピーカーケーブルを吟味しました。手元にある数種類のケーブルをとっかえひっかえしてキャビからの出音をチェックしたのですが、それぞれに低域が出るのだけど高域は弱い、又はその逆の、“帯に短しタスキに長し”状態で、全ての音域が1本で心地良く出るケーブルはなかったのでした。

IMG_6402.jpg         IMG_6413.jpg


 「さて、どうすべきか?」と考えると同時に、「1本で駄目なら2本ではどう?」とひらめいたのでした。

IMG_6418.jpg ヘッドアンプV4BHには2ケのアウトプット、そしてスピーカーキャビネットSVT-212AVにも2ケのインプットがあり、いずれも同じ規格の1/4インチ フォンジャックなので、これらを異なる2種類のケーブルで繋ぎました。


 太いのは“低域のパワーがある”モンスターケーブルNMC、赤黒は“中高域のヌケが良い”お馴染みのBelden 9497(ウミヘビ)です。この接続状態で出音をチェックすると、低域から高域まで満遍なくベース音が聞こえてきました。



IMG_6421a.jpg この組み合わせでOKとはなったのですが、もう一工夫してみました。セッティング時に2本のケーブルをそれぞれ繋ぐのが少々面倒に感じたので、1本にまとめたのです。


IMG_6510.jpg 結線の際には、2本合わせたケーブルの径が超極太になったので、ジャンボプラグの開口径をリーマーで拡げています。


IMG_6423.jpg 2本のケーブルを併用するのと、2種のケーブルを1本にまとめるのとは、電気回路的には同じものなので、これで出音もルックスもまさに“ハイブリッド”なスピーカーケーブルとなっています。


 出音はOKになったものの唯一の欠点は、2本1組になったケーブルの“腰”が強すぎて、上画像のように弓型の形状のままでケーブルが巻けない事です(笑)。



 以前、同じくAmpegのSVT-VRとSVT-810AVとを繫ぐのに2種類のケーブルを併用した事があり、現在もそのまま使っています。このSVT-810AVはキャビネット内部で8発のスピーカーが上下4発ずつに別れた配線になっているのを利用して、上下で異なる音質を得ているのですが、この度のSVT-212AVは2発のスピーカーの配線が一般的な並列接続なので、(ツィーターは別として)スピーカーキャビネット全体で1つの音質となっています。
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コメント
たぬきさん

スピーカーケーブルへのかなりの拘りをお持ちですね。
1000Wまでチェックされているのも凄いです。
1メーター数百円で、何マンもするエフェクターよりもナチュラルな出音の変化が得られるスピーカーケーブル交換ですので、私ももっと試してみます。
出力(電力W)に見合ったケーブルの太さが必要です。
タイトル通りですが、
ギターアンプでは素晴らしい仕事をしてくる?いわゆるウミヘビですが、
こと、ベースとなると事情は全く別。
出力(電力W数)に対してケーブルの導体の太さは比例するのが基本になります。

導体の太さが出力に対して不足すると、肝心の低音域に於いて音痩せやコンプ現象が生じてしまいます。
特に最低音域(E弦解放~ローB弦)に於いては顕著です。
、、、このローB弦をマトモに伝送、再現できるスピーカーケーブル(銘柄)は実際、余り多くはありません
必ずなにがしかの音痩せ現象を持ったものがほとんどです。(体験談)
ベースに於いては通常100Wクラスでもウミヘビは最低評価?
同じ太さのベルデン8460(白黒ツイストも同様)
出力が上がる程、導体太さを(直径)を太くしなければ、、、
分かり安くするためベルデンの84〇〇シリーズで例えると
ウミヘビ同等の8460(白黒ツイスト(ツイスト具合が緩め))では数~数十ワット。

8470では100~200W(最低音域で音痩せするかも)
8473(使用中)、、、100~500W?(大出力で最低音域で音痩せしました。)

8477(使用中)、、、200~1000W?(500?迄は全域良好)

あと、ベース帯域の伝送の際の特性として導体の表面付近に集中する性質が知られています。
この特性を製品に具現化したのがanalysis+のOVALシリーズ(導体を楕円にして中空構造とした)/特許。
たまたま一本持っています(OVAL12)が、その効果は確かに素晴らしいモノがあります。
極太のベルデン8477と比較でもあらゆる出力、帯域でanalysis+ OVAL12が圧勝です。
大音量、最低音域で差異が顕著。
(ただ、ベルデンの特性として高域がスーっと伸びる広いレンジ感は好ましいモノ)
ただ、僅か1メーター数百円の?ベルデン8477(自作)のコ・ス・パ、性能は恐るべし!

唯一負けたのがPJBのムチャ極太なSPケーブル(三本使用中)
すわべさん

シールドケーブルには皆さんコダワリをお持ちですが、スピーカーケーブルとなると無頓着な方が多そうです。
マイアンプをお持ちの方はスピーカーケーブルも含めてがベース音という意識が必要ですね。
実際に1m数百円でここまで音が変わるパーツ(?)は他には無いですから(笑)。

>今度違うケーブルの組み合わせを試してみます
私なら、15インチ1発にはモンスターでよりローを10インチ2発にはウミヘビでよりミッド~ハイを強調しますね(笑)

>ちなみに海ヘビはキャビ内部の配線に使っています。
私はキャビ内のウーハーにはモンスター、ツィーターにはウミヘビを使っています。
なるほど!

今私が使っているFender BASSMAN100Tには15インチ1発と10インチ2発のキャビを組み合わせ、いずれもモンスターのSPケーブル(旧製品)を使っています。
これは妥協の産物な訳ですが、同じケーブルの組み合わせである必要はない訳ですね。
今度違うケーブルの組み合わせを試してみます・・・時間が掛りそうですが(笑)

ちなみに海ヘビはキャビ内部の配線に使っています。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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