IMG_5979.jpg 昨年末のチェック時に4本あるパワー管の内の1本のヒーターが灯っていないのが分かりました。その真空管にそっと触れても熱くありません。明らかに玉切れです。


 このV4BHは10年位前に中古で入手し、主に自宅での小音量の練習で使っていたので、いつの時点で玉切れとなったのかは分からないのですが、最近ライブに持ち出した際には「何故かパワーが足りなくて歪っぽくなる」と感じていました。車で例えれば4気筒のエンジンの内1気筒が不調で3気筒で走行するようなものですから、パワー不足感は当然ですね。

 入手後の10年間でパワー管を交換した事はなく、上の画像を見てもヒーターの灯り具合がマチマチでもあるので、玉切れした1本だけでなく4本を総交換するべく専門ショップに新たなパワー管をオーダーしました。

 入手したパワー管です。メーカー・品番はこれまでと同じSovtek 5881WXTなのですが、少しのこだわりを持ってチョイスしています。4本共にプレート電流が揃っている(マッチング管)のは当然なのですが、オーダーしたショップではそのプレート電流を低・中・高の3段階の値で選別していて、私がオーダーしたのはプレート電流が高いものの4本セットです。

IMG_5986.jpg         IMG_5989.jpg


 真空管のプレート電流と出力は比例していて、同じ音量を出力する状態では、高いプレート電流(=高出力)のパワー管の方が低プレート電流(=低出力)のものよりプリアンプからの入力ゲインを控えめにできるので、プリアンプ内部での歪が少なくなります。

 私が使っているV4BHは100Wの出力で、ライブやスタジオで大音量のプレイをする際には特に低域で歪が大きくなる傾向があったので、これを避ける為に高いプレート電流(=高出力)のパワー管をチョイスしたという次第です。

IMG_5981.jpg 4本のパワー管を交換しました。全てにヒーターが灯り、その明るさもほぼ同等です。ベースを繫いで出音を確認すると、これまでとはゲインのツマミで2ポイントほど音量が大きくなっていました。


 そして音質は全音域でクリアーになり、高域はアンプのEQはそのままですがキャビのツイーターのレベルを下げました。そしてこれまで歪んで音像がぼやけていた低域はJBやPBでははっきりとし、ハンバッキングPUのThunderbirdにおいては少し歪むって感じで心地良い弾き心地になっています。

IMG_5990.jpg 交換前に新・旧のパワー管を見比べしていました。印字を見ると左の新は17 04で2017年製、右の旧は98で1998年製と分かりました。私がこのV4BHを中古で入手したのが約10年前なのですが、製造はそれを更に10年遡るのですね。今年二十歳のアンプですので、昨年末からの一連のトラブルも発生して当然ともいえます。かくなる上はプリ管も交換ですかね?(笑)
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム