前回はノイズが発生したAmpeg V4BHの真空管を交換したというエントリーだったのですが、そこで疑問点がありました。

 ネット検索した回路図に記載されていたのとこれまで取り付けられていた真空管は、「プリ管が2×12AX7」、「増幅管が1×12AX7と1×12AU7」、そして「パワー管が4×6L6/5881」です。

 しかし、Ampeg V4BHのオーナーズ・ガイドの真空管の品番は、取り付け箇所の記載無しで、「2×12AX7、2×12AU7、4×6L6/5881」となっていて、パワー管は同品番・同数量なのですが、プリ管・増幅管の品番の割振りと数量が異なっています。

v4bh_page001.jpg            v4bh_page008.jpg


 ネットでの回路図とオーナーズ・ガイドとはどちらもオフィシャルなものだと思うのですが、何故に内容が異なっているのでしょうかね?

 そこでまたまたネット検索をしてみると、Ampeg V4BHのオーナーで同じ疑問を持たれているオーナーが何人かいるようで、「プリ管が12AX7と12AU7のミックス」の例もありました。その中には「金曜日に生産されたアンプにはこの様なミスが多い」と持論を語る方も・・・(汗)

 一体何が正解なの?となるのですが、私はこちらのコラムの内容を信じる事にしました。そこには「オーナーズ・ガイドが間違っている」、「プリアンプ部は2×12AX」、「パワーアンプ部(増幅管)は1×12AX + 1×12AU」と記されていました。

 実際に「プリ管を12AX7と12AU7のミックス」にしてみたのですが、「2×12AX7」の時よりもボリュームツマミで3程音量が下がりました。12AX7よりも12AU7の方が低いゲイン(増幅率)なので、当然の結果ですね。

 という事で、真空管の組み合わせはオーナーズ・ガイドを無視して、これまでと同じ「プリアンプ部は2×12AX」、「パワーアンプ部(増幅管)は1×12AX + 1×12AU」としています。

IMG_5426.jpg このまま使おうと思ったのですが、手持ちで12AX7と互換性のあるGroove Tubes GT-12AX7-R2を持っていたので、試しにプリアンプ部のSovtek 12AX7WAと差し替えして出音をチェックしました。


IMG_5401.jpg すると初段(V1)では出音の変化をあまり感じなかったのですが、次段(V2)(画像左の位置)では出音がグッと締まってタイトなものに変化していました。これはネットで調べたGT-12AX7-R2の特性のままの結果でした。元々がファットな出音のV4BHですので、ライブハウス等で音量を上げた際にはこちらが塩梅良いですね。


 真空管の交換後にしばらく使用しているのですが、これまでの不具合は発生せずに、心地良い出音がスピーカーから聞こえてきます。

 以上、この度のV4BHの真空管のチェックでは、予想以上に多くの知識を得ることができました。又、交換した真空管4本は、別に所有するAmpeg SVT-VRが以前トラブった際に交換したもののストックで、これを“使い回し”できたので、支出0円で収まっています。(←大事なポイントです 笑)
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コメント
すわべさん
>DBXのマイクプリ(ギター用のブースターとして使用)で各種試してみた事が有ります。

私も今回使ったGroove Tubes GT-12AX7-R2は、以前ARTのマイクプリでチェックしていたものです。

>作業工数を自分の仕事で換算すると目を逸らしたくなるのですが

アマチュアが日当計算してはいけません(笑)
日当以上に知識が得られますし、イジる楽しさは何よりも勝ります(笑)
12AX7等の双三極管は互換性が有りますから交換してみると面白い結果が出ますね。
私もDBXのマイクプリ(ギター用のブースターとして使用)で各種試してみた事が有ります。
時々期待ハズレな音だったりするのも楽しかったりします(笑)

>支出0円

これは大きいですよね(笑)

在庫部品がそのまま使えたり、転用出来たりすると「オレひょっとして天才かも!」なんてほくそ笑んだり(笑)
でも作業工数を自分の仕事で換算すると目を逸らしたくなるのですが(笑)
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