現在所有する5弦ベースはこれ1本のVestax BV-Ⅴです。敬愛するラテンベーシストの高橋ゲタ夫さんの昔からの愛機ということで、私も手にする事となっています。数えてみたらこのBV-Ⅴに辿り着く間に12本もの5弦ベースを所有してきました。その中でBV-Ⅴが特に優れているポイントがあります。それはローB(5)弦の弾き心地です。

IMG_1792.jpg


 これまでのベースでは5弦を弾くとベロンベロンの弦振動となり、長年パッシブベースの弦を力任せに弾いていた私の奏法では5弦の出音がグズグズに潰れてしまっていたのでした。それがこのBV-Ⅴでは私の奏法でも4~5弦の弦移動時にスムーズに出音が繋がるのです。

 その要因はブリッジ部で5弦をボディー裏から通して張っている(通称:裏通し)からと考えているのですが、実際のところこのBV-Ⅴを入手した時から無条件の内に5弦を裏通しにしていたので、裏通しをしていないとどうなるのかは確かめていなかったです。そこで弦交換の時期となったタイミングで裏通しと非裏通しとの比較を行ってみました。

IMG_4690.jpg 弦はお気に入りのR.Cocoのニッケルラウンドで、34インチスケール+裏通しに対応する為に、ボディー厚ほど長いエキストラロングスケールを張っています。


IMG_4694.jpg この弦をボディー裏から抜き取り、そのまま次はブリッジ後端の穴に挿し込んで張りました。


IMG_4698.jpg 全弦が表通しというか通常の張り方になっています。


 この状態で5弦を弾くと「あらら、これまでのタイトな弾き心地はどこにいったの?」と思う程にテンション感が減少して、ベロンベロンの弦振動となってしまい、過去の多くの気に入らなかった5弦ベースの弦振動の様子を一気に思い出してしまいました。

IMG_4693.jpg 「やはり裏通しが正解だな!」という事で、新たに張り替えした5弦はこれまでと同様に裏から通しています。このブリッジ部では3~5弦が裏通しに対応できるのですが、私は5弦のみの裏通しのテンション感が気に入っているので、3・4弦は裏通しをしていません。


IMG_4707.jpg そしてBV-Ⅴではヘッド部にアングルが付けられています。アングルの角度は分度器のアバウトな測定で5.5°でした。ブリッジ部での裏通しとこのヘッド部でのアングルとの要因が相まって弾き心地が向上しているのは容易に推測できます。
スポンサーサイト
コメント
富さん

5弦に太いゲージを使う手もあるのですね。

5弦のブラブラ感解消の為にメーカー毎に様々な方法があるという事は、これなら大丈夫だという確立された方法が無いとも言えそうです。
こちらはインナーウッドの木内さんに教わったのですが、裏通しにすると弦の折れ曲がる角度がキツくなり、弦が振動しなくなる、と(なので、ブリッジに弦がより押し付けられて鳴りが良くなる、ということはないそうです)

で、5弦のブラブラ感がなくなって、ということで、太いゲージを使っても同様です。
私は135のテーパーコアを使っていますが、本当は145のテーパーの弦を張りたいです。
たぶんブリッジの穴を拡張する必要がありますが。
Sさん、お久しぶりです。

裏通しは特にローB弦には必需と思っています。今回のチェックでもその差が明らかでした。

以前に通常のブリッジとボディーに穴を開けて、裏通しに改造した事もあります。

分かる方に分かる密かな楽しみで良いのでは?(笑)
裏通し♪
F-nieさん、お久しぶりです。思わず裏通しに反応しました。
私も裏通しのやつが好きなんです。
Bodyに振動が伝わる感じが、楽器との一体化に繋がっていると勝手に感じています!どっちでも張れるなら、まず裏通しにしてみます。
見た目のスッキリ感もお気に入りポイントです。
お友達のベーシストでも、裏通しについてはあまりこだわりがない人が多くて、盛り上がらないのですけど。
コメントの投稿
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム