手持ちの5弦アクティブベースはこれ1本!として愛用しているVestax BV-Ⅴです。

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 Vestaxオリジナルのアイデアが各所に織り込まれているのですが、特筆すべきは5弦の弾き心地の良さです。3~5弦がブリッジ部での裏通しに対応している(私は5弦のみボディ裏から弦を通しています)のと、ヘッドにアングルが付いているので、5弦に適切なテンション感が加味されていて、4~5弦を移動しても繋がりの良い弾き心地&出音となっています。

 入手してから2年目となるこのVestax BV-Ⅴですが、これまで演奏性向上の為に軽量ペグへの交換・ピックガードとサムレストの装着等のプチ・モディファイを行ってきました。そしてこの度、更なるモディファイを行ったのですが、これは外見では分りません。内部サーキットに手を加えたのです。

 現行のアクティブサーキットを持つベースの多くは、アクティブとパッシブをスイッチで切り換えられるのですが、このBV-Ⅴは常時アクティブのみの状態で出力が大きいので、私が参加しているバンドで持ち替えて使っているパッシブのAmpeg Baby bassの出力に合わせる為に、BV-Ⅴのボリュームを少し絞って使っていました。

 バンドで演奏する際に、ベースソロ等ではマスターボリュームをフルにしていて、これはボリュームツマミを回し切ればよいのですが、そこから元の音量に戻す際にはツマミの戻し具合を目視する必要があり、これを少々面倒に感じていました。

 何か良いものはないかな?と物色していたら、これは!?と思うものが見つかりました。ALLPARTS JAPANの商品名8/10(Eight by Ten)A250K Potというボリュームポットで、「ボリューム“8”の位置にクリックがあり、バッキング⇔ソロの音量切り換えが、正確かつ瞬時に可能なポットです」との商品説明です。

IMG_4262_201703021912453a1.jpg BV-Ⅴのサーキットを事前にチェックしたところ、ボリュームに使われているのはA20KΩのポットで、8/10 PotのA250KΩとは抵抗値が異なるのですが、「何とかなるでしょ?」と楽観的に考えて8/10 Potを購入しました。


IMG_4263.jpg 入手した8/10 Potです。ポットハウジングに凹の切り欠きがあり、ここに内部の凸パーツが噛み合ってクリックが発生します。操作感はセンタークリックがあるEQ用のポットと同様です。


IMG_4264.jpg 基板上のボリュームポットを8/10 Potに交換し、サーキットに戻してアンプからの出音をチェックしたら、ボリュームをフルアップから少し戻した状態で音量がゼロになってしまいました。8/10の音量どころかツマミが8/10の位置でボリューム・ゼロです。


IMG_4265.jpg やはり250kΩの抵抗は使えないですね。無駄な買い物だったか。と嘆く前に2つのポットをよく見比べてみました。ふむふむ、外観は同一とは言えないまでも似ていますね。


IMG_4266.jpg 次に2つのポットをバラしてみました。パーツを詳しくチェックすると基本パーツは同一規格で互換性がある事が分りました。これが8/10 Potの購入時に「何とかなるでしょ?」と考えた要因です。購入検討時の商品の画像でこの2つのポットが同一規格に見えたので、8/10 Potのクリック機能が移植できたら抵抗値の違いは関係無いと判断していたのでした。


IMG_4267.jpg そしてハイブリッドなA20kΩの抵抗値を持つ8/10 Potにすべく、パーツの組合せをシミュレーションした結果、オリジナルのA20kΩのポットに8/10 Potのクリック機能をつかさどる内部凸バネと凹があるポットハウジングの2つのパーツを移植しました。凸バネはオリジナルのポットのシャフトにドリルで下穴を開けた後に極小ビスで取り付けています。このビス固定については後述します。


IMG_4269.jpg かくして“8/10 (Eight by Ten )A20K Pot”となったボリューム基板をBV-Ⅴのコントロールキャビティーに戻しました。ポットハウジングの切り欠きに気づかない限りモディファイした箇所は分りません。


 ボディートップ側のボリュームツマミです。左画像がツマミを10/10(フルアップ)、右画像が8/10の状態です。これまではツマミの取り付けビス穴の位置を目視してツマミの回し加減を確認していたのですが、この動作がブラインドタッチで素早く行えるようになっています。

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 アンプからの出音で8/10の音量の絞り具合をチェックすると、8/10の音量が自分の求める音量よりも下がり過ぎていました。ここで前述した凸バネをビス固定した理由が活きてくるのです。ポットを取外してビスを緩めて凸バネを少し回して音量の絞り具合を変化させました。

IMG_4316.jpg 絞り調整後のクリック状態です。感覚でいうと8.5/10ですね(笑)

 実はこの調整の為に3回ほど<ポット取り外し→ハウジング外し→ビス調整→ハウジング戻し→ポット取付け>を繰り返しました。この作業が今回のモディファイで最も時間が掛かっています。


 この絞りの音量が決まった状態でのプレイ中の、ここぞという時には素早くフルアップできて、そして戻すのもブラインドタッチでOKです。ツマミを目視しての音量調整が面倒くさくて、少し前までは足元にコンプを置いて音量調整を行っていたのですが、これが取り外せたので、ノン・エフェクター党の私としてもとても満足ができる結果となったこの度のプチ・モディファイです。
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コメント
すわべさん

アクティブ回路用のボリュームポットの抵抗値は様々なので、8/10ポットは対応できないのでしょうね。

2個のポットを分解してしまったので、やるしかないという感じで組み替えてみました。本文にあるように、絞り加減の調整が面倒だったです。

もう少し工夫をすれば、クリックの位置が自在にできると思うのですが、需要が無いでしょうから、メーカーは作ってくれないでしょうね(汗)
8/10ポットの存在は知っていましたがどうやらパッシヴ向けに250kΩ/Aと500kΩ/Aしか無いみたいですね。
(500は音屋でも在庫無しのようですが)

しかし分解して組み替えるのは難易度高いと思います。
私もそこそこDIYはやりますが、これはちょっと出来そうにないです(汗)
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
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