IMG_3049.jpg ボディー裏面の殆どが黒の樹脂カバーです。アウトプット・ジャックがエンド部のコーナーに見えます。バッテリー収納部カバーのビスが1ケ欠品しています。


 さて、これからが初公開!ググっても出てこない(笑)Omni Bassの内部画像です。

IMG_3050.jpg 樹脂カバーを外しました。木部が大きく削られていて、弁当箱状になっていますが、ここで箱鳴りが発生している様には感じられません。何処かの“謎の地下空間”では無くて、コントロール部設置や配線の引き回し、そしてボディー裏からのピックアップ・ブリッジの仕込みの為の“必需空間”ですね。2つの9V電池用のキャビティーもあります。


IMG_3052_2016120407582168e.jpg 各弦に対応したマグネット・ピックアップの裏側が見えています。同じくEMG製で2006年の製造年月日が記されたシールが貼られています。


IMG_3053.jpg 上と別のピックアップの画像です。カメラアングルが違うので、ピックアップが挿入されている穴の側面に小さなビスがねじ込まれているのが分かるのですが、これはピックアップの高さ調整の際にピックアップが穴に落ち込まない為の“止まり”です。


IMG_3054.jpg そして、弦に対応していないボディー中央部にもピックアップ状のパーツが埋め込まれていたので、これは何なのか?を調べてみました。ドライバーの先でコンコンと軽く叩いてもアンプから音は聞こえないのですが、小さな磁石(他のベースから取り外したポールピース)をピンセットで挟んで叩くとコツッとアンプから音が出ました。


 この結果から、このパーツはコイルのみで磁石が無いハムキャンセリング用のダミー・ピックアップと判断しました。各弦に対応したピックアップのコイルの巻き方とは逆巻きのコイルで空間ノイズを逆位相で拾って、マグネット・ピックアップ全体でノイズを打ち消すという仕組みです。磁石が無いので弦振動は拾わないのです。

 これまでチェックしたエレクトリック・アップライトベースで、この種のピックアップが装着されていた例はありませんね。エレクトリック・ベースにおいてもAlembicやMusic Manくらいしか例を知りません。

IMG_3055.jpg ブリッジにはメーカーが言うところの“The Polar directional piezo pickup system”が取り付けられていて、弓弾き(横振動)と指弾き(垂直振動)のモードがツマミで調整できます。これがどのようなシステムか詳しく調べてみようと思ったのですが、その為にはブリッジ底部にピエゾ・ピックアップが仕込まれているであろう左写真の木製ブロックを取り外さねばならず、今回は断念しました。


IMG_3051_2016120407580575b.jpg コントロール基板には、EMG製で2007年の製造年月日が記されたシールが貼られています。


IMG_3056.jpg 基板には3つの半固定抵抗が取り付けられています。今回、ここは触っていないのですが、上記の各ピックアップのプリセット・ボリュームとなっているものと推測します。


 これまでを見ると、このNS Design Omni Bass CR5は限られたサイズのボディー&ネックに、前例にとらわれずに新たな発案で多彩なピックアップ系・コントロール系を搭載した新種のベースというのが分りました。

 ただし、現状ではガリ・ボリューム等この多彩な機能を活かし切れていないマイナス点がいくつか散見されるので、次回のエントリーでその全てに対処してみます。
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