IMG_3033_20161127222757fae.jpg Sさんからお預かりしたNS Designのベースをリペア&メンテナンスする為には、このベースがどのようなものかをチェックする(相手を知る)必要があります。先ずは外部廻りのチェックの為にスタンドに取付けしました。発射台に取付けたロケットのようなスタイルで、このままエンジン噴射して飛んで行きそうです(笑)。


IMG_3034.jpg 弦長がエレクトリックベースと同じ34インチで5弦のこのベースをネットで調べると、“NS Design Omni Bass CR5”という製品名だと分りました。NS Designにはアップライト・ベースと同スケールの製品もあります。


IMG_3035.jpg 殆どがネックで、ピックアップ~ブリッジ廻りに申し訳ない程度にボディーがあります。5個の黒の円筒状のパーツが各弦に対応したマグネット・ピックアップで、それぞれに小さな黒のポッチが付随していますが、これが何かは今後報告します。


IMG_3036.jpg 現状で張ってある5弦が他より太くてエンド部の巻き糸部がテールピースの穴に入り切っていないので、はみ出たボールエンドにカバーをしてボディー部への傷付け防止となっています。これは改善せねばならないところですね。


IMG_3037.jpg 次にチェックの為に作業ベンチの上に置きました。まな板の上で解体を待つマグロ状態です(笑)。


IMG_3038.jpg ボディーから垂直に立ち上っているブリッジでの底にはピエゾ・ピックアップが仕込んである筈です。弓弾きにも対応している為に指板と共にかなりの湾曲度です。ボディーエンド部を見ると、5ピースのブロックでボディーが構成されているのが分ります。


 湾曲のきつい指板部にはポジションマークが、高域は2弦側に、低域は3弦側に振り分けて埋め込まれています。指板材はエボニーです。

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 ボディー材はフレーム・メイプルで、ボディートップには別のフレーム・メイプル板がRに加工されて貼り付けられています。

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IMG_3043.jpg コントロール部には5個のツマミが取り付いています。ツマミの機能は左からボリューム、マグネットとピエゾのピックアップ・バランサー、指弾きと弓弾きに応じたコントローラー(詳細は今後報告します)、トレブルトーン、ベーストーンとなっています。


 シャープなデザインのヘッド部です。5個の小さなペグが巧みに配置されて、チューニングもネック裏からのアクセスでスムースに行えます。強いて難点を言えば、高音弦側の2弦と3弦のペグは目視しないと間違えて触ってしまいます。

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 アップライト・ベースと同様の木製(エボニー)ナットの下にはネックの反り調整用のトラスロッドにアクセスする開口があります。今回はネックの反り調整は不要でした。

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IMG_3048_20161127224110db7.jpg 3ピースのネック材は極上の柾目のメイプルです。ボディーのフレーム・メイプルや指板のエボニーと共に高価な木材が全体に使われています。


 外部の目視でのチェックが終わったので、次はバックプレートを外して内部のチェックを行います。
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コメント
Sさん

作りはとても良いと感じました。塗装も綺麗ですね。

blogのエントリーは続きますが、チェック&セッティングは完了しましたので、お返しします。
良い状態になっていますよ(笑)
まな板の上のベースですね。
元々、家具屋さんだったらしいので、造りがいいようで、ヨコベースが調子を崩す梅雨時でも、平気な感じが頼もしいです。
いなくて寂しいですが、可愛がって頂けていて、安心しました(笑)
もう暫くお世話になります。よろしくお願いします。
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Author:F-nie
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とことん、追求しています。

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