ひと月前に東京の【バーチーズ】を訪れた際に、展示してあったAmpeg baby bassを試奏させていただいたのですが、私の持っているBaby bassと出音に違いを感じたので報告します。



 60年台に製造販売されたBaby bassには年式により、ピックアップ部とテールピース部の仕様が異なる2つのタイプがあるのですが、その仕様の違いから説明します。何年に仕様変更されたかは、調べた範囲ではハッキリとしないのですが(おそらく63年辺り?)、私のBaby bass(左)は前期タイプとなります。【バーチーズ】にあったのは(右)後期タイプで、現在見受けられるBaby bassは殆どこのタイプです。

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 仕様の違いの先ず一点は、左の前期タイプは木製ブリッジに交換済みなのを無視したとしても、右の後期タイプではブリッジ周りにメッキされたスチール製ガードが付けられている事です。これまでに説明してきたように、コンマ何ミリの薄い鉄板(ダイアフラム)上にブリッジが乗っているので、運搬中とかにブリッジに過大な力が加わると、ダイアフラムが破損する恐れがあります。というか実際に破損事故が発生したので、ガードが付けられたのでしょう。

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 ピックアップ部ではその他にプレート固定やピックアップを支えているビスの数が増えてもいるのですが、こちらも上記の要因からだと推測します。



 そしてもう一点の仕様の違いは、テールピース部です。初期タイプの私のBaby bassのテールピースはボディエンドに取り付けられた1ピースの形状なのですが、後期タイプは2ピースで、テールピースをボディーに対して上下に動かす事によって、テンション感の調整が可能となっています。当時の資料を読むと、スチール弦とガット弦のテンション感の違いに対応していたようです。

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 ここからが本題なのですが、各種音源で聴くBaby bassの音はサスティーンが無くてポコン・ポコンと弾んだものですが、それはYouTube等の動画で確認すると全てが後期タイプのBaby bassの音です。



 これと比べると私の前期タイプのBaby bassはウッドベースに似た長いサスティーンがあります。先日行われたライブで広島のプロベーシスト前田順三さんに私のBaby bassを弾いていただいた際の動画です。異なる曲調による弾き方の違いを無視してもサスティーンは長目なのが分かります。



 私はこのBaby bassをクラシックや4ビートジャズではなくて、ラテンで使っているのですが、そこではこの長いサスティーンが邪魔になってくるのです。音色は同じBaby bassでも、イメージするポコン・ポコンという出音ではなくてポワーン・ポワーンとなっているのです。

 うーん、これはどうすべきか・・・?次のエントリーで対策を考えてみます。
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Author:F-nie
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