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 6月に地元で行われるミュージカルのバンド練習をこれまでの私の狭いスタジオから、ミュージカル当日の会場となるホール内の大楽屋に切り替えました。

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 ティンパニー等の大掛かりな打楽器はホールからレンタルしたのですが、私の機材は全て持ち込みしました。

IMG_0503_2019052314140194a.jpg その持ち込み機材の全容はこちらです。ベースはFender 61JBとAmpeg Babybassの2本で、これを足元のボードで切り替えて、新規導入のAmpegのベースアンプで鳴らしています。Ampegの詳細は今後の記事として、今回は足元のボードの説明です。


IMG_0505.jpg ベースからはシールド1本でアンプに繋ぐのが好みの私です。所属するラテンジャズバンドではAmpeg Babybassと5弦エレキのVestax BV-ⅤをKorgのペダル・チューナーPitchblack+で切り替えて使っています。


 今回のミュージカルのバックでは歌の伴侶としてのベースに撤したかったので、押し出し感の強いアクティヴ5弦ではなくてFenderのJBを使う事にしているのですが、BabybassとJBを同じイコライジングで使うとやはりJBの音が細く感じてしまいました。

IMG_0515_201905231414544d2.jpg そこで、JBの音の補正用としてペダル・プリアンプを導入する事にして選んだのがこちら、EWS / Tri-logic Bass Preamp 3です。以前は先代モデルのBass Preamp 2を持っていたのですが、それと比べると3バンドのEQの周波数帯域の切替えが出来たり、電源アダプターが18Vから9Vになったりと使い勝手がかなり向上しています。(詳しくはメーカーサイトを参照)


 私的には電源が一般的な9Vアダプター対応となったのが嬉しかったです。以前のBass Preamp 2の使用時には18Vのアダプターを持っていなくて、006Pの乾電池2個の電池切れを常に気にしていたので・・・。

 Bass Preamp 3を通した音は色付け感の無いとても素直なもので、そこから3バンドEQとゲインのツマミを弄って好みの音を直感的に作る事ができます。私はJBの音がBabybassの太さに負けないようにとゲインとBassツマミをほんの少しブーストしています。

 ミュージカルで演奏する楽曲は全て書き下ろしなので譜面を見ながらの演奏となるのですが、Babybassは当然フレットレスで指の弾き加減がモロに出音に反映されるので、弾く際の緊張感がかなり高まります。

 比べて4弦のJBは弾き慣れているのでとても楽にプレイできるのですが、これまではJBの細い出音が気になっていたところです。この度のTri-logic Bass Preamp 3の導入で2本のベースの出音が決まり、出音への不足感が無くなったので、ベースプレイに集中できそうです。
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 先の記事でフロントPUをノンリバ期のクロームメッキに替えたESPのThunderbirdリバースと、68Thunderbirdノンリバとの出音の違いをチェックしてみましたところ、近い音質と思われた両ThunderbirdのフロントPUなのですが、以外にも音質に差が感じられました。

 リアを絞ってフロントピックアップのみの音質比較で、68ノンリバは低域に、ESPは高域に寄った音質だったのです。

IMG_0193a.jpg 元々この68ノンリバの出音はリアPUをミックスしても少しモコり気味だったのが気になっていたので、両ThunderbirdのフロントPU同士を入れ替えてみたところ、68ノンリバには歯切れが、ESPにはローの深みが加わり、共に好みの音質となりました。


 上の画像で68ノンリバのピックアップが薄いブルーに見えるのは、ピックのタッチノイズ対策で貼ったクリアーフィルムの色のせいです。

IMG_0191a.jpg そしてもう一本所有する64リバースを加えた3本が近い音質になったのを確認しています。


 60年代のFender JBのPUには、ブラックとグレーのボビンによる音質の違いがあるのはよく知られたところなのですが、ThunderbirdのPUにもニッケルとクロームのメッキ違い(≒製造年違い)での音質の違いがあるとも言われています。

 更に今回のチェックで同じクロームメッキPUでも出音に個体差があるのが判明したので、イメージするだけではなくて、実際にアンプにプラグインして聞かなくては出音は分からないという事になります。とは言うもののビンテージのPUでしか得られないビンテージThunderbirdの出音の範ちゅう内での違いなのですが・・・。
 前回の記事でESPのThunderbirdに、フロントにMontreuxブランド、リアに60年代のビンテージ・ピックアップを取り付けての出音チェックで、それぞれのピックアップの出力の違いでうまくバランスが取れないとしたのですが、今回これを解消するアイテムを入手しました。

IMG_9538a.jpg それはこちらの画像の左下のピックアップで、クローム・メッキ仕様の65年~69年のノン・リバース用です。


IMG_9540a.jpg 直流抵抗値は7.88kΩと8kΩ前後なのでフロント用と判断しました。リア用は9kΩ前後となります。ピックアップ裏のプレートは手付かずならば、錆や半田ペーストで汚れているのですが、このピックアップの裏は綺麗にクリーニングされています。


IMG_9542a.jpg これまで取り付けていたMontreuxブランドのピックアップ(左)を取り外して、新たなビンテージ・ピックアップ(右)と位相のチェックを行いました。位相のチェックには針式メーターのテスターを使用し、直流抵抗値を測定する状態で、ピックアップ表面をドライバーでコツッと叩き、その瞬間の針の振れる方向をチェックしました。


 その結果、両ピックアップ共にプラス(右)側に針が振れたので、位相は揃っています。という事はチェックをしていないリア・ピックアップにも位相が揃っています。ここで、位相が逆になっていたらフロント、リアのピックアップがフルアップ時に音量が下がり鼻をつまんだようなフェイズサウンドとなってしまします。


IMG_9546a.jpg 取り外したMontreuxブランドのピックアップの直流抵抗値は9.34kΩで、実はこれはリア用のピックアップです。この高出力のピックアップをフロントで使っていたので、リアとのバランスが取れなかったのです。
 

IMG_9589a.jpg ESP Thunderbirdにフロント・ピックアップを取り付けしました。フロント・ピックアップは青白く光るクローム・メッキ、他のメタルパーツは黄身がかったニッケル・メッキなのですが、これはこれでビンテージ感溢れるルックスとなっています。


IMG_9586a.jpg 肝心の出音ですが、言わずもがなですがフロントとリアのピックアップのミックス加減はとてもナチュラルなものへと変化していました。これまでフロントに取り付けていた高出力のMontreuxブランドのピックアップからのブーミーな印象は無くなり、逆に歯切れの良い出音となっていました。


IMG_9549a.jpg 少し切れが良過ぎると感じたので、先に取り付けていた0.022μFのトーン・コンデンサーを数個のコンデンサーから選択したMoldedの0.047μFに取替えしてハイを少し押さえています。


IMG_9598a.jpg 同じ60年代のピックアップの64Thunderbird(上)と比較試奏しました。個体差なのか出力は64Thunderbirdの方が大きく音色もローが太いので、ピックでゴリゴリとプレイすると心地良いです。今回のESP Thunderbird(下)は出力が少な目で歯切れ良い出音なので、指弾きがマッチングしています。


 と比較はしたのですが、アンプが同じセッティング状況時なので、アンプのツマミを弄ればどちらも好みのThunderbirdサウンドに持っていけます。

 ESP Thunderbirdの元のパーツはボディーとスルーネックだけになってしまい、2個のピックアップとブリッジとピックガードとサムレストは本物のビンテージ・パーツに交換されています。

 ボディーやネックの鳴りから得られる出音の深みはやはり64Thunderbirdが一枚上手なのですが、かなりESP Thunderbirdも肉薄した出音となっています。という事は、ビンテージThunderbirdの音はビンテージ・ピックアップでしか得られない!という結論となります。
IMG_8845.jpg ESPのThunderbird Ⅳのコピーモデルなのですが、これまで60年代のヴィンテージのThunderbirdに近づけるべく、様々なモディファイを行ってきました。ルックスは遠目にはOKとなっているのですが、出音に関してはもう一歩の感がありました。”本物”と比べると音にキレが無いのです。




 キレが無いのは高域の抜けが悪いのが原因?と考えて、コントロールキャビティーの内部配線を変更する事にしました。

IMG_8846.jpg これまでは2ケのピックアップ(以下PU)からボリュームポットまではオリジナルと同じ網シールド線を使っていたのですが、そこからトーンポットやアウトプットジャックまでは(私の入手前から)2芯シールド線で配線されていました。シールド線は外来ノイズには強いのですが若干ハイを落とす傾向もあるので、これを変更してみたのです。


IMG_8847.jpg ヴィンテージのThunderbirdの配線材は単芯線が使われているのですが、今回は手持ちの細めの撚線を使用しました。トーン・コンデンサーはこれまでの0.047μFからハイ落ち具合の少な目の0.022μF(オレンジ・ドロップ)に交換しています。


 配線材変更後のキャビティー内は見た目にはスッキリとしたのですが、出音は期待したほどにスッキリとはいかなかったです(汗)。配線材はこのベース本体の出音のキレの無さにはそれほどに影響していなかったようです。



 それならばと、次のアプローチを行ったのですが、その前に・・・。

 このESP ThunderbirdはオリジナルのPUがあまりにもブーミーな出音だったのでこれを取り外して、フロントPUをアメリカから個人輸入したヴィンテージPUに、リアはモントルー・ブランドのPUに交換していました。その両PUの内部直列抵抗値は共に9kΩ超えのリア用です。(フロント用は7~8kΩ台)

 ヴィンテージPUをフロントに取り付けていたのは、リアPUを絞ればフロントPUが1ケのThunderbird Ⅱと同じになるから、との単純な考えによるものです。

 これを64 Thunderbird Ⅱ(ヴィンテージのリアPUを増設して2PUのⅣ化している)と弾き比べて出音をチェックしたところ、フロントPUからの出音は(当然ですが)ファットなもので違いが分からなかったのですが、リアPUからの出音には雲泥の差がありました。

 64 Thunderbird ⅡのリアPUはトレブリーなキレを感じる出音なのですが、ESP Thunderbirdのリアに取り付けしているモントルーPUはフロントPUとあまり変わらないモコッとした出音でした。その影響で両PUのミックス時にもヌケを感じられなかったのでした。

IMG_8849.jpg フロントPUと変わらない出音のモントルーPUをリアに取り付けている必要は無いなと考えた私は、モントルーPUをフロントに、ヴィンテージPUをリアに(早い話がフロントとリアを入れ替え)してみました。画像は入れ替え途中のものです。


IMG_8850.jpg このPU入れ替え後の出音には変化がありました。リアPUからのとても歯切れ良いハイが加わったのです。元々リア用のヴィンテージPUなので、収まるべく所に収まった感があります。


 ただし両PUをミックスしたら、元々リア用で出力が大きくてモコり気味のモントルーPUからはディープ過ぎる出音が加わったので、フロントのモントルーPUをボディーに沈めて音量バランスを取る必要がありました。何を今更ですが、別ブランドのPUのミックスって難しいですね。

 もうこれ以上、このESPのThunderbird Ⅳの出音の向上は望めないのかと諦めかけたのですが、ここで大救世主(?)が現れました!詳しくは次の記事にて・・・。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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