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それはプリアンプの問題ではなくて、同時に交換したボリュームポットがノイズ持ちだったのです。これはボリュームツマミを10~7くらいの範囲で操作した際に発生するもので、ガサガサ(ゴソゴソ)という一般的なガリでは無くて、チリチリといった高い周波数帯域でのノイズでした。
Aカーブ250kΩのボリュームポットは先般のプリアンプ交換の際に新品購入したものだったのですが、接点復活剤を吹いても改善しなかったので、新たなポットに交換することにしました。
その新たなポットはこれまでと同じではなくて、以前このVestax BV-Ⅴに取り付けて操作性が気に入っていた8/10(Eight by Ten) A250kΩ Potというボリュームが8の位置にクリックがあるポットにしました。ボリューム8で使っていて、いざという時には10にし、そして元の8へと、ツマミの目視ではなくて、指に感じるクリックで調整可能な製品です。


8/10のネーミングはアンプから聞こえる音量感(イメージ)のようですが、機械的な意味合いもあるのかもしれません。上の2つのポットハウジングの切り欠きの位置を比較してみると、5/10から90度回転したところが8/10となっているのが分かります。ボリュームツマミの一回転が360°ならば7.5/10の位置なのですが、ツマミは360°も回らないので、回転角として8/10(程度)となっています。
下は実際に操作するボリュームツマミで、左がフルアップ、右が8/10状態のツマミの固定ビスの位置の違いです。これまではこの操作をツマミのビスを目視しながら行なっていたのですが、今後はクリックを当てにしてブラインドタッチで行えます。
そして問題だったチリチリノイズはこのポット交換で解消できています。
このBV-Ⅴのサーキットではピックアップからの信号は、パッシブのピックアップ・バランサーとボリュームを経由した後にアクティブのプリアンプに流れます。という事はパッシブ状態でボリュームを8/10に落とすので、ボリュームポット内の損失で信号が劣化して少しハイ落ちになるのですが、これは私としては都合良い事になっています。
これまではアクティブ臭さを減ずる為にハイEQを少し絞っていたのですが、8/10状態ではハイEQツマミがセンター(フラット)でも塩梅良いトーンとなっています。そしていざとなればボリュームフルアップでドッカーンです(笑)。

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前日の23日(土)は荒天だったのですが、当日も午前中は時折りパラパラと雨が落ちてはいたものの、昼までには曇り空となり、TAPASCONのステージが始まる12時半には日が差してきました。
熱帯楽団TAPASCON
アクアスの中央広場には飲食のテントが並び、ステージ前の客席のお昼ごはんを食べながらの大勢のお客さんにTAPASCONの演奏を聴いていただきました。
この日は何千人かのお客さんがアクアスを訪れていて、ステージで繰り広げられた各パフォーマンスも楽しんでいただけたようです。TAPASCONとしては久し振りのアクアス春祭りへの参加でしたが、新メンバーも加わり、更に活動の場を広げていく予定です。



B-15タイプのヘッドは機種によりプリ部の回路構成が異なっており、このB-15Sは2chとなっています。ある日、1chでのプレイが終わった後に、2chにベースからのシールドを挿し替えしたら、ここからは音が出なかったです(汗)。
これは何か問題がある筈とヘッドの真空管保護用のメタルカバーを上から覗くと、パンチングメタルの隙間から白い丸みが見えたので、そのカバーを外すと案の定2chに対応しているプリ管の内部が白濁していたのでした(汗)。

以前、音色を好みとする為にプリ管を様々に交換してチェックした事があるのですが、その際にガラスにダメージを与えたのかもしれません。この真空管はSovtek 12AX7WAで、スペアもあったのでそれと差し替えしておきました。
B-15Sのプリ部の2chはそれぞれ1本ずつの同品番の真空管が対応していて、1chにはBass/Flat/Guitarのキャラクター切替えスイッチ(私はFlatで使用)があります。2chにはこの回路が無くて出音的にも余計な回路を経由しないダイレクトな感じがするので、この2chからの出音が好みです。
3月3日に今年初のライブを行いました。久しぶりの地元のジャズカフェ《マルフク》での〈雛祭りLive〉にラテンバンドの熱狂楽団TAPASCONが参加しました。
この日は雨で外はまだ寒さを感じる夜でしたが、店内はアツアツムードで、大勢のお客さんの前での演奏を楽しんだメンバーです。
TAPASCONは3月24日(日)にはシロイルカのパフォーマンスで人気の水族館アクアスでの〈アクアス春祭り2019〉に出演します。
この後も4月には市民祭に参加予定で、“お祭りバンド”のTAPASCONは今年も元気よく活動を開始しています。
熱帯楽団TAPASCON
この日は雨で外はまだ寒さを感じる夜でしたが、店内はアツアツムードで、大勢のお客さんの前での演奏を楽しんだメンバーです。
TAPASCONは3月24日(日)にはシロイルカのパフォーマンスで人気の水族館アクアスでの〈アクアス春祭り2019〉に出演します。
この後も4月には市民祭に参加予定で、“お祭りバンド”のTAPASCONは今年も元気よく活動を開始しています。
私の63PBはレアなブロンズ塗装(リフィニッシュ)でライトアッシュボディーという事で、アルダーボディーのPBでイメージするファットな出音と異なり、歯切れ良い出音が特徴となっています。
これまではその歯切れ良さを更に増強する為に、オリジナルの状態からトーン・ポットを250kΩから500kΩへ、トーン・コンデンサーを0.1μFから0.05μFに交換していました。
アルミプレートは、ジャック廻りで破損したピックガードの補修部を補強する為に作製したものです。このプレートの取付け前はプラグを右手で抜く際に更なる破損の防止の為にピックガードを左手で押さえ付ける必要がありました。上画像でキャビティー底に見える銅板のシールドプレートも自作して追加したものです。
この63PBはこれまでラウンド弦だったのですが、少し前にFenderのフラット弦に交換していました。このFenderのフラット弦は材質がステンレスで一般的なフラット弦よりも高域が強く出る弦で、これをこれまでの歯切れを増すトーン回路に交換している63PBで使うと、高域が立ち過ぎて低域が不足気味になる感がしたので、トーン回路を元に戻す事にしました。
回路を元に戻した状態で、配線材以外のポット×2・コンデンサー・ジャック等は63年のオリジナルパーツです。オリジナルの配線材は撚線に青錆が発生していたので再使用していません。以前の使用時にはガリが発生していたポット×2は入念にクリーニングを行い、ガリを消しています。配線の引き回しもオリジナルを踏襲しています。
パーツ交換が終わった回路にピックガードを取り付けました。ピックガード裏の薄いアルミ・シールド板(オリジナル)は発生していた錆をサンドペーパーで落としたので、ペーパー傷だらけです。このくらいガシガシと削らないと錆が落ちなかったので・・・。
ボディー上に置いているのがこれまでのパーツで、左から250kΩのボリューム・ポット、0.05μFのトーン・コンデンサー、500kΩのトーン・ポットです。
1963年の製造時のパーツに戻った回路からの出音は、トーンツマミがフルアップでもこれまでよりも幾分モコっているのですが、ステンレスのフラット弦からの高域をカットする為に更にトーンツマミを絞った時に塩梅良いモコり具合になり、落ち着きのある音となっています。
そして上画像をご覧になれば、ブリッジ部に小さなウレタンスポンジでの弦ミュートがあるのが分かるのですが、このくらいのソフトなミュートで音の伸びが私の好みの状態になります。
PBにスポンジミュートと言えば、Queenのジョン・ディーコンをイメージする私ですが、映画“ボヘミアン・ラプソディー”でのPBにはどの年代も一切スポンジミュートがなされていなかったですね。せめて初期のロングヘアー時のPBにはミュートが欲しく感じた私です。もう一点、Live Aidの際にジョン・ディーコン役が穿いているジーンズがボタッと太いのが気になりました(笑)。本物はもっとタイトでしたので・・・。
ネットパトロールをしていたら、同様にアルミプレートでの補強がなされているPBを見掛けました。こちらは、トーンポット~ジャック間の補強となっています。
「うーん、良い仕事していますね」と評価したかったのですが、アルミプレートが大き過ぎたのかボディーを削って収めています。仕事振りは私の方が丁寧です(笑)


この63PBはこれまでラウンド弦だったのですが、少し前にFenderのフラット弦に交換していました。このFenderのフラット弦は材質がステンレスで一般的なフラット弦よりも高域が強く出る弦で、これをこれまでの歯切れを増すトーン回路に交換している63PBで使うと、高域が立ち過ぎて低域が不足気味になる感がしたので、トーン回路を元に戻す事にしました。


ボディー上に置いているのがこれまでのパーツで、左から250kΩのボリューム・ポット、0.05μFのトーン・コンデンサー、500kΩのトーン・ポットです。
1963年の製造時のパーツに戻った回路からの出音は、トーンツマミがフルアップでもこれまでよりも幾分モコっているのですが、ステンレスのフラット弦からの高域をカットする為に更にトーンツマミを絞った時に塩梅良いモコり具合になり、落ち着きのある音となっています。
そして上画像をご覧になれば、ブリッジ部に小さなウレタンスポンジでの弦ミュートがあるのが分かるのですが、このくらいのソフトなミュートで音の伸びが私の好みの状態になります。
PBにスポンジミュートと言えば、Queenのジョン・ディーコンをイメージする私ですが、映画“ボヘミアン・ラプソディー”でのPBにはどの年代も一切スポンジミュートがなされていなかったですね。せめて初期のロングヘアー時のPBにはミュートが欲しく感じた私です。もう一点、Live Aidの際にジョン・ディーコン役が穿いているジーンズがボタッと太いのが気になりました(笑)。本物はもっとタイトでしたので・・・。
ネットパトロールをしていたら、同様にアルミプレートでの補強がなされているPBを見掛けました。こちらは、トーンポット~ジャック間の補強となっています。

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Author:F-nie
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