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IMG_9483b.jpg 前の記事で触れたのですが、Fullertone JBの電磁ノイズに対処しました。症状は、無音状態でアンプからジーという連続音が聞こえるのと、弦やコントロールプレートに触れるとチチッというタッチノイズが聞こえるというものでした。


 ボディー内の電気パーツを単体でチェックしても原因が分からなかったので、コントロールとピックアップキャビティー内に電導塗料を塗布し、電磁シールド化する事での対処としました。

IMG_9497a.jpg ボディートップに取り付けられていた電気パーツを取り外して、電導塗料が不要な箇所に付着しないように、コントロールとピックアップキャビティーとボディートップとの周囲をマスキングテープで縁切りしました。


IMG_9498a.jpg 使用した電導塗料です。これまでは右のFreedom C.G.R. のNoise Hell SP-D-01を使っていたのですが、残量が少なくなったので、今回は左のSONICのSP-01 Water-Based Shielding Paintを使用しました。


IMG_9505a.jpg SONIC SP-01は水性のドロッとした液体で、塗った直後には刷毛ムラができるのですが、乾燥すればフラットになります。確実な電導性を求める為に数時間の乾燥後に2回目を塗布しています。


IMG_9562.jpg そして2回目の塗布から丸一日放置して、マスキングテープを剥がし、テスターで各ポイント間の抵抗値を計測して電導塗料の塗布にムラが無いのを確認しました。


IMG_9570.jpg ピックアップキャビティー底にブラスのアースプレート付きのスポンジ付を置き、コントロールキャビティー底にもアースプレートを敷きました。アースプレートはビスでボディーに取り付け、導電塗料に密着させています。そして各アースプレート間はリード線で繋いでいます。


IMG_9573_20190128113251414.jpg ピックアップとコントロールプレートを接続しました。


IMG_9522.jpg エイジド加工されたピックアップ取り付けビスはこれまでの使用で錆が進行していたので、錆落としを行なっています。エイジドの深化の為の錆はOKですが、本当の錆の進行はNGですので・・・。


IMG_9578.jpg キャビティーの電磁シールド化が終わったので、アンプに接続して効果を確認したところ、これまでのノイズは何だったの?と思える程にノイズレスになっていました。当然の事、弦へのタッチノイズも無くなっています。


 キャビティーの電磁シールド化というと、よく出音の高域が減少してヌケが悪くなったというケースがあるのですが、今回Fullertone JBへの悪影響は感じられなかったです。常々トーンツマミを少し絞ってプレイしているので変化が分かり辛いのかもしれないのですが、ノイズレスとなってプレイしていてストレスを全く感じられないという効能の方が大きかった今回の電磁シールド化でした。

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 現在、私が所有するJazz bassスタイルの3本のベースです。ケースから出して演奏後に写真を撮りました。画像上から下へと、Fender 1966 Jazz Bass、Fullertone Guitars Jay-Bee 60、Fender 1961 Jazz Bassとなります。

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 この並べ方には意味があり、上から下へと出音が明るめからディープなものへとなっています。

IMG_8558.jpg 66JBは60年台中期のグレーボビンのピックアップの特徴と言える明るめの出音で、アンサンブルの中からベースラインが浮かび上がってきます。アンプが同じセッティングで聞こえる音量は3本の中で一番小さなものです。


IMG_8563.jpg Fullertoneは他の2本の出音のイメージのセンターではなくて61JB寄りの出音です。ピックアップをデフォルトのLindy FralinからSeymour DuncanのAntiquityに交換して、よりローの出が大きくなっているのがその要因です。ただし61JB程の纏まった音ではなくて、ガリッとした若い成分も内包していて攻撃力は一番です。


IMG_8552_201811231333386ca.jpg 61JBは62年までのスラブボード指板とブラックボビンのピックアップが要因とされる沈み加減な太い出音で、特にE弦解放は並べた3本の中で一番の太さがあります。そしてハイはきつ過ぎず、全体的には芳醇な大人の音って感じです。


 こうやって、じっくりと各ベースを持ち替えして違いを味わうのも、バンド練習には無いベースの楽しみ方です。と言いつつ、比較試奏したので浮上したマイナーなマイナスポイントがありました。



 61JBは完調といえる状態なのですが、これと比べるとFullertoneはアンプからの出音に少し電磁ノイズが混ざっていました。よく調べると室内の電気器具からの影響でした。これを減少させるにはピックアップやコントロールキャビティーに導電塗料を塗っての電磁シールド化等が必要となります。その処理を行うまでは、電気器具からの影響を受け辛い立ち位置でプレイする事にします。



 そして、もう一つ気になるポイントがあったのは66JBです。ピックアップのポールピースに指が触れた際にジーというノイズがアンプから聞こえたのです。このポールピースへのタッチノイズは古いベースのピックアップでは多々ある不具合です。

IMG_8429.jpg この対策として、先般63PBに施したようにピックアップ表面にクリアーシートを貼る事にしました。ピックアップ表面の大きさにカットしたクリアーシートを・・・。


IMG_8430.jpg ピックアップ表面に貼り付けしているのですが、近付いて見ないと分からないですね。この状態でアンプからのノイズは激減していました。やはり薄いシートでの絶縁なので、アンプのボリュームをグッと上げると若干のノイズは聞こえてくるのですが、実用面では問題無しとなっています。




 今回、3本のベースを同条件で比較試奏して、61JBは出音もノイズについても別格なベースなのだと再認識できました。
IMG_9242.jpg これまで私のスタジオに長く重鎮として居座っているアンプヘッドのAmpeg SVT-VR(画像上)と、昨年入手したSVT-AV(画像下)とを正月休みに直接対決(?)させました。


 SVT-AVの入手時に直ぐに対決とならなかった訳は、その重量のせいで自宅からスタジオへの移動が面倒くさかったのに他なりません(汗)。時間の余裕があった正月休みに重い腰を上げてというか、重いアンプを抱えてスタジオに搬入しました。それにしてもヘッドアンプの重量が36kgだなんて、現行のアンプではあり得ませんね。

IMG_9252_20190112100835777.jpg 今回はアンプ2台と、キャビネットはSVT-810AV(10インチ×8発 右側)とSVT-212AV(12インチ×2発 左下)の2台とで、計4通りの組み合わせをFullertone JBとThunderbird Ⅳの2本のキャラが異なるベースで弾いて出音をチェックしました。




 先ずはアンプについてです。この2台は共に同様の真空管300Wの出力のパワー部を持つので、押し出し感に相違はありません。プリ部が、1chで多機能コントロール付きのSVT-AVと、2chでゲインのみでマスターボリュームが無いSVT-VRとのプリ部のキャラ違いがそのままに出音の違いとなります。

 EQを細かく調整するのが面倒くさい私としては(汗)、EQツマミがセンター(フラット)の状態でどんな音が出るのか?がアンプの良し悪しを判断する一つの基準になるのですが、この両アンプに関しては、EQセンターでほぼOKの出音となっています。

 細かく述べると、SVT-AVのマスターボリュームをフルアップにして、ゲインのみで音量調整した時は、SVT-VRと同じような出音となります。ではこの2台のヘッドアンプを持っている必要は無いと考えられもするのですが、SVT-AVはゲインとマスターボリュームで歪具合をコントロールできる多様性のキャラがありますし、SVT-VRにはどのツマミを弄ってもVRの音がする漢のベーアンというキャラがあります。

IMG_9258.jpg という事で、2台のアンプに優越はつけ辛いのですが、これまではSVT-VRを長く使っていたので少し休憩をさせて、これからしばらくはSVT-AVをメインで使い、その幅広い音質調整代を味わっていこうと思います。


 しかしこの36kgのヘッドをSVT-810AVの上に一人で乗せるのは大変な作業です。毎回腰を壊さないかとヒヤヒヤしながらやっています(汗)。



 2台のキャビネットの比較結果です。SVT-212AV(12インチ×2発)は善戦してはいたのですが、やはりSVT-810AV(10インチ×8発)の圧倒的な押し出し感には負けていました。SVT-810AVは長く使っているせいか低域も十分に再生しています。SVT-212AVは入手してからあまり使っていなくて、まだコーン紙の動きが固いイメージがするので、ライブ等に持ち出しして今後の成長に期待する事にします。
明けましておめでとうございます。


 今年もよろしくお願いします。

 下は現在所有するAmpeg軍団です。真空管総出力760W、総重量235kg!しかも全てシルバー&ブルーのグリルネット。

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 軽薄短小の世の中の流れに逆らって、本年2019年もアンプはAmpegで行きます(笑)。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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