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 クリスマスイヴの夜は地元のSUN MOON HALLでのイベント“ワイワイがやがやイヴの夜”を楽しんできました。今回はフォト・アルバム風のレポートです。

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IMG_5292.jpg 左の画像にあるアンプ類は全て個人所有のものです。ベースアンプは私が“置きアンプ”にしているAmpeg SVT-VR/SVT-810AVと、先輩ベーシストの“みーぼーさん”が持ち込まれたSWR SM-500/GOLIATH-Ⅲ×2です。こんなベーアンが使えるハコなんて、なかなか無いでしょうね(笑)
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 先週末の夜は地元のライブハウス“SUN MOON HOLL”でのロック・セッションに出掛けてきました。

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 忘年会のシーズンという事もあって、プレイヤーは6名と少な目だったのですが、県外からのギタリストも参加されていて、3時間のセッションを楽しみました。

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 インスト曲ばかりでは、お客さんも飽きるので、私とここのオーナーのトモさんがヴォーカルを務めました。セッション用の曲の歌詞とコード譜をネットから拾ってコピーして持ち込んだ私です。

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IMG_3356.jpg セッションの合間では、バーカウンターにて談笑タイムです。このカウンターでの居心地も良好で、ここから離れないお客さんもいらっしゃいました(笑)


IMG_3355.jpg “SUN MOON HOLL”でのセッションは各月第二土曜日に行われます。プレイヤーだけどバンドに加入していない方、もちろん初心者の参加も大歓迎ですので、お近くの方は是非ともご参加ください。


 セッション後には、日頃おこなっているウォーキングを兼ねて歩いて帰宅しました。体にも良いセッションです(笑)。自宅近くにできたこのハコを今後も利用していこうと考えています。
 Sさんから預かっているNS Design Omni Bass CR5の気になる点に対処しました。



 ガリ・ボリューム解消
IMG_3060.jpg チェック時には全てのポットにガリがあったので、対処する為にポットが取り付いている基板ごとボディーから取り外しました。ポットの開口部にアクセスし易くなったので洗浄剤と接点復活剤を吹いて、ガリは解消しました。




 5弦交換
IMG_3061a.jpg テールピース部を見ると、5弦のエンド部が入り切らずにはみ出ていました。ボールエンド部で弦がガッシリと固定されていなくては、弦振動に支障があります。


 現オーナーのSさんから「元はハイC仕様で弦が張られていたのを前オーナーがローB仕様とした」と聞いていたので、現状の弦をチェックすると、1から4弦は通常のエレキベース用よりも細いNS Design専用弦、ローBの5弦はかなり太い別メーカーの弦なのが分りました。その太さをノギスで測定すると3.3ミリだったので、1本単位で販売されているダダリオのエレキベース用フラット弦0.132ゲージと推測します。(0.132インチ≒3.35ミリです)そしてやはり5弦が太過ぎているので、他の弦から5弦に弾く弦を替えた途端に右手のタッチを調整する必要があり、弾き心地が良くありません。

IMG_3062.jpg こうなれば弦交換しかないので、Sさんの了解の元にNS Design Omni Bass CR5の専用弦からバラ売りの5弦を購入しました。巻いてあるのが専用弦で、ストレートなのが取り外した5弦です。一瞥してかなりの太さの違いが分かります。


IMG_3063.jpg この専用弦を張りました。見た目にも弦の太さのバランスが取れていて、実際に弾いてチェックしても右手の弾き心地に違和感を覚えなかったので、これより細かなセッティングを行いました。




 弦高調整
 太かった5弦を細めの(テンション感の緩い)専用弦に替えたことで、5弦の揺れ具合がブルブルに感じられたので弦高調整を行いました。ボディー裏側にあるブリッジが取り付けられている木製ブロックの両端にあるプラスネジを回して弦高調整を行いました。この作業は裏蓋を取付け後にも蓋にある穴にドライバーを差し込んで行う事ができます。

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 マグネット・ピックアップの音量バランス調整
 アンプからの出音を聴きながら各弦の音量を揃えるべく、マグネット・ピックアップの高さ調整を行おうと思ったのですが、「さて現状で固定されているピックアップがどうやれば動かせるのか?」となりました。

IMG_3066a.jpg マグネット・ピックアップ周囲を注意深く見ていたら「おっ、これは何?」各ピックアップに付随する小さな黒ポッチの側面に小さな穴を見つけました。更に凝視すると、穴の中には六角レンチ用のイモネジが潜んでいるのが分かったので、これに6角レンチを差し込んで回すとピックアップのロックが解除されて上下できました。


IMG_3068.jpg この方法で5つのピックアップ全ての高さ調整を行った後はこの様な出具合になっています。




 スタンド取付け部の汚れ除去
IMG_3069_20161211182358feb.jpg 専用スタンドとの取付け部にクッションのゴムのカスが付着していたので、クリーナーで除去しました。取付け部穴の底にはしっかりとしたビス受けナットが挿入されています。




 スタンドの“遊び”調整
IMG_3070a.jpg 専用スタンドのビスによる固定部に長年の使用から“遊び”が発生していました。特にぐらついていたベース装着部の根本はビスを打替えしました。他所もビスを適正に締め付けたり、必要な箇所はビスの緩み止め剤を塗布したりしました。


IMG_3071a.jpg ベース装着用ボルトの金属製ハンドルの根元に経年劣化によるひび割れがあったので、隙間に接着剤を充填した後に補強の樹脂バンドを巻きました。




 以上で気になった箇所への対応が全て終了しました。

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 P.S.このNSをSさんに譲り渡されたプロ・ベーシストのKさんから以下のコメントが届きました。

 「この楽器、現行では"Omni Bass"なんですが正確には型番が変わる前の"NS Bass Cello”の、恐らく最初期モデルです。
 チェコ産のCRシリーズのみ、弦は5弦ハイC仕様のみ、フレンチ式の弓と立奏用のアタッチメントが標準セット、純正弦で5度圏チューニング可能=5弦チェロとしてもどうぞ、と謳われていたなんともカッ飛んだ楽器でした(笑)
 NS使いかつチェロも弾ける渡辺等さんが心の師匠だった為、発表→国内上陸と共に即座に買った次第です。

 寡聞につき名称変更と共に仕様が変わったのかは判らないのですが、ローBの純正弦やフレッテドなどバリエーションが増えているので、Omni Bassとして紹介すると現行品と多少なり差異が有るかもしれません。

 余談ですが、まだ暫くお手元に有る様でしたら、NS推進派としてtipsを幾つか。
 ウッドの模倣をするなら、ピエゾのモードは弓弾きモード一択です。
 そこにEMGでハコ感、ボディー感というか低音を足していくと。
 Sさん仕様で弦高下げていますが、弦高を高くしているとネックで弦が軋む感じが出て、弓弾きと併せて非常に生楽器+ピエゾに近い質感が得られます。
 ヤマハSLBの開発モニタをしていたのですが、関係者の方が唸った質感です。」

 以上です。Kさん詳細な説明をありがとうございます。色々と分りました。既にセットアップを終えていたので、弦高を上げてのチェックは行っていないのですが、そうすると良さげですね。
 SLBの開発モニタをされていたのですね。SLB200を持っていたのですが、あまり深い出音に感じなくて手放しています。比べてこのNSデザインは、ボディーはコンパクトでも深みのある出音で、かつ発音が良いので細かなニュアンスが表現できる“お洒落なベース”と感じました。
IMG_3049.jpg ボディー裏面の殆どが黒の樹脂カバーです。アウトプット・ジャックがエンド部のコーナーに見えます。バッテリー収納部カバーのビスが1ケ欠品しています。


 さて、これからが初公開!ググっても出てこない(笑)Omni Bassの内部画像です。

IMG_3050.jpg 樹脂カバーを外しました。木部が大きく削られていて、弁当箱状になっていますが、ここで箱鳴りが発生している様には感じられません。何処かの“謎の地下空間”では無くて、コントロール部設置や配線の引き回し、そしてボディー裏からのピックアップ・ブリッジの仕込みの為の“必需空間”ですね。2つの9V電池用のキャビティーもあります。


IMG_3052_2016120407582168e.jpg 各弦に対応したマグネット・ピックアップの裏側が見えています。同じくEMG製で2006年の製造年月日が記されたシールが貼られています。


IMG_3053.jpg 上と別のピックアップの画像です。カメラアングルが違うので、ピックアップが挿入されている穴の側面に小さなビスがねじ込まれているのが分かるのですが、これはピックアップの高さ調整の際にピックアップが穴に落ち込まない為の“止まり”です。


IMG_3054.jpg そして、弦に対応していないボディー中央部にもピックアップ状のパーツが埋め込まれていたので、これは何なのか?を調べてみました。ドライバーの先でコンコンと軽く叩いてもアンプから音は聞こえないのですが、小さな磁石(他のベースから取り外したポールピース)をピンセットで挟んで叩くとコツッとアンプから音が出ました。


 この結果から、このパーツはコイルのみで磁石が無いハムキャンセリング用のダミー・ピックアップと判断しました。各弦に対応したピックアップのコイルの巻き方とは逆巻きのコイルで空間ノイズを逆位相で拾って、マグネット・ピックアップ全体でノイズを打ち消すという仕組みです。磁石が無いので弦振動は拾わないのです。

 これまでチェックしたエレクトリック・アップライトベースで、この種のピックアップが装着されていた例はありませんね。エレクトリック・ベースにおいてもAlembicやMusic Manくらいしか例を知りません。

IMG_3055.jpg ブリッジにはメーカーが言うところの“The Polar directional piezo pickup system”が取り付けられていて、弓弾き(横振動)と指弾き(垂直振動)のモードがツマミで調整できます。これがどのようなシステムか詳しく調べてみようと思ったのですが、その為にはブリッジ底部にピエゾ・ピックアップが仕込まれているであろう左写真の木製ブロックを取り外さねばならず、今回は断念しました。


IMG_3051_2016120407580575b.jpg コントロール基板には、EMG製で2007年の製造年月日が記されたシールが貼られています。


IMG_3056.jpg 基板には3つの半固定抵抗が取り付けられています。今回、ここは触っていないのですが、上記の各ピックアップのプリセット・ボリュームとなっているものと推測します。


 これまでを見ると、このNS Design Omni Bass CR5は限られたサイズのボディー&ネックに、前例にとらわれずに新たな発案で多彩なピックアップ系・コントロール系を搭載した新種のベースというのが分りました。

 ただし、現状ではガリ・ボリューム等この多彩な機能を活かし切れていないマイナス点がいくつか散見されるので、次回のエントリーでその全てに対処してみます。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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