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 今年1月に入手した“某ベース”があるのですが、入手して直ぐにショップにネック調整に出しています。その際にはショップから「前例に照らすと、このネック調整には半年~1年掛かります」と言われて、これを了承し調整依頼をしています。

 2ヵ月前に「ネック矯正が終って、これからフレット交換に取り掛かります」との連絡があったので、そろそろ出来上がるのかな?と思っているのですが、旧いベースなので「何十年も経過して狂ったネックは直ぐには治らない」と自分に言い聞かせて、ひたすら“その日”を待っています(汗)



 という事で、ネック調整に何か月も掛かっているベースの事は横に置いて、2時間のPLEK調整でネックが最良の状態になったVestax BV-5のネタが続きます(笑)

 フレットを摺り合わせして、これまで気になっていたビビリやバズ音が減少して嫌味なハイが聞こえなくなり、その結果として中低域の円やかさがアップしたBV-Ⅴです。ベース全体のコンディションが良くなったので、以前行って好結果とならなかったモディファイに再チャレンジしました。

 それは軽量ペグへの交換です。元々は重たいボディーの重量軽減の為の軽量ペグ交換だったのですが、その時点では出音に嫌味なハイ成分があったので、軽量ペグ交換後には更に明るさが加わり出音が軽くなったので、途中で元のペグに戻していたのでした。

IMG_1422.jpg こちらが元のペグで、現在は製造されていないGOTHO GB-7です。これはこれで、出音にコンプ感を感じて気に入っていました。


IMG_1423.jpg GB-7よりもペグ全体で119g軽量のGOTHO GB-540に交換しました。アンプからの出音チェックでは、低音弦のコンプ感は幾分か減少しているのですが、その反面ベース自体のレスポンスがアップして立ち上がりが軽やかになっていました。以前はこの軽やかさが“薄っぺらさ”を感じさせていたのですが、フレット調整後の現在は“キレ”を感じるようになっています。


 4弦ベースを軽量ペグ化した際はE、A弦のコンプ感が希薄になり、好みの音とはならなかった経験があるのですが、今回の5弦ベースの場合はB弦5フレット以下のポジションでフレーズがクッキリと浮上してきました。“コンプ感”と“キレ”のどちらを選ぶか?となるのですが、5弦ベースのこのBV-5では軽量ペグ交換での“キレ”を選ぶ事にしました。

 今回のフレット調整の後にはベース全体のポテンシャルがアップした感があります。(所用のついでではあったのですが)TUNEに持ち込んで、大正解の結果となっています。もっと早くやるべきでしたね(汗)
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IMG_2206.jpg 先日TUNEにてフレット擦り合わせをおこなったVestax BV-Ⅴをバンド練習で使ってみたのですが、その結果報告です。


 先ずは一番気掛かりな出音ですが、微妙ではあるものの全弦・全ポジションにおいて落ち着いたものとなっていました。これまでは少し嫌味なハイが立っていてアクティヴ回路のハイEQを少し絞っていたのですが、この操作が不要になっています。その原因としては「余分なビビリやバズ音が減少したのでハイの成分中に耳障りとなるものが無くなった」と考えています。

IMG_2211.jpg 変わったといえばこちらもそうです。フレット擦り合わせを行っていただいたTUNEのリペアー担当のTさんが、ブリッジ前に取り付けていたBassmuteを操作して「これは良いパーツですね」と評価されていたのですが、このBassmuteの効き具合にも変化が起きていました。これまでは嫌味なハイをミュートしていて何か不自然な感がしていたものが、しっかりとしたローミッドが出るようになったのでその押し出し感を塩梅良くミュートするようになっています。


 出音については以上で、最後に弾き心地の変化ですが、これも向上しています。これまでは特定のフレット周辺でのビビリを気にして全ポジションで右指の力を抑え気味にして弾いていたのですが、フレット調整後はビビリを気にせずに弦を強く弾けるので、プレイ中にダイナミクスを大きく加える事ができるようになりました。その強いピッキングでも立ち上がり音が崩れないように、PUをボディーに沈めて対処しています。

IMG_2208.jpg 今回のBV-Ⅴのフレット擦り合わせは、以上の説明の通り大満足な結果となりました。ピックアップやアクティヴ回路をあれやこれやと交換するよりも、先ずはベース本体のコンディションを改善すべき!と今更言う事でも無い当たり前の結論となっています(笑)
IMG_1967.jpg 先週末に所用で兵庫県尼崎市を訪れた際に、同市に所在するベースギターメーカー“Tune Guitar Maniac”(以下TUNE)を訪問しました。


 訪問といっても表敬訪問ではなくて、手持ちの5弦ベースVestax BV-Ⅴのフレット調整をお願いすべく持込みしたのです。BV-5は自分で出来得るセットアップを全て行ってきたのですが、各箇所が良くなるにつれフレットの具合が気になっていたのです。

 このTUNEを選んだ理由は、一流ベースメーカーとしての高い評価、所用の目的地近くに在る等なのですが、何といってもあのPLEKマシーンがあるというのが最大の要因でした。PLEKを簡単に説明するとコンピューター制御の機械でフレットの削り合わせをするマシーンです。詳しくはこちらでどうぞ。

 これまで、PLEKを導入して一般のリペアに対応している工房(国内に3社?)に宅配便で送っての調整を考えた事もあるのですが、やはり一度はPLEKマシーンの現物を見てみたいので、このタイミングでTUNEに持ち込んだという次第です。

IMG_1969.jpg 尼崎という地名から工業団地内に所在しているのかな?という私の想像とは裏腹に、閑静な住宅街に建つマンションの1FにTUNEがありました。


IMG_1960.jpg 予約した時間に伺って玄関戸を開けた私の目に見えたのは、それ程広くない作業スペース内の中ほどにあるギタースタンドに立て掛けられた多くのベースと、(1箇所は見えなかったのですが・・・)3箇所の作業スペース、床から積み上げられたエキゾチックウッドのボディー材の数々、そして部屋の左奥にデーンと鎮座するPLEKマシーンでした。


 早速、持ち込んだBV-Ⅴをリペア担当のTさんにチェックしていただきました。ネックの波打ちが少しあるのを気にしていた私ですが、「PLEKでのフレット擦り合わせで対応可能と思われるので、これからチェック&作業をしてみます」とのTさんの言葉に、弦高の好みを伝えた私は用事をこなす為に一旦TUNEを離れたのでした。

IMG_1408.jpg 2時間程の用事を済ませた私の携帯に『PLEK完了のお知らせ』メールが入っていたので、「えっ、もう?」と驚きながら、再びTUNEを訪れました。Tさん曰く、「PLEKでのフレット擦り合わせのみでOKだったので、2時間程の加工・調整でした」


IMG_1404_20150831184935e32.jpg アンプでの出音確認は少しにしてボリュームを絞り、フレットの生のバズ音を確認しました。これまでは、低音(E、B)弦の5~8フレットにかけてビビリが多くて音が伸び辛かったのが、調整後は解消されていて、全弦全ポジションでスムーズな発音となっていました。


 調整完了を確認した後にTさんと少しお話をさせていただきました。Vestaxについては、「何本か調整した事があって良いベースだと思っているけれど、フレット浮きの症状を持つものが多くて、このベースも同様」との事でした。このフレット浮きに関しては私も気になっていて、事前に見つけたフレットの浮きを打ち込んでこの修理の日を待っていた経緯もあり、今回の擦り合わせで一安心したところです。

 持込み時に私が行っていた各部のセッティングは「TUNEの標準セッティングと同様」と聞き、安心しました。ただし「ピックアップはもう少し下げた方が良い」との指摘もいただいたので今後調整します。

IMG_1416.jpg 話題はブリッジ廻りとなり、「出音を聞きながら調整したけれど、このブリッジのサドルの固定ビスは締め込み過ぎない方が良い」とのアドバイスをいただきました。実はこの調整方は私も行っているのです(笑)


 今回のTUNE訪問ですが、フレット(≒ベース全体)のコンディションが良くなり、さらにセットアップのアドバイスもいただき、とても有意義なものとなりました。Tさんを含むスタッフさんの応対も心地良いものでした。可能ならばPLEKマシーンの作動中にその場に居たかったのですが、これは次回訪問時の楽しみとしておきます。

 気になるPLEKによるフレット調整の代金ですが、基本作業で完了しているので13,000円(税別)でした。ネックの状態が悪くて別途矯正作業が加わると代金がアップするのですが、基本料金としてのこの値段は、この仕上がりにしてはお安いのでは?と感じた私です。同日に持ち込み~調整~受け取りが終了しているので送料も不要でしたし・・・(笑)
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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