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 前回は各種のThunderbird用のPUを測定器を用いてチェックしたのですが、今回はもっとアバウトなチェックとなります。

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 PUの磁力をチェックしてみました。と言ってもガウス計(磁気計)なんぞは持っていないので、千枚通しをこの度チェックするPUの表面に近付けて、磁力による引っ張り具合の強弱を手に伝わる感覚で調べました。

 引っ張り力が弱い→強いの順番は、64TB PU→USA PU→Epiphone-J PU→Duncan PUでした。この結果から64TB PUはチェックしたPUの内で最もコイルの巻き数が少なく&磁力も弱い=一番出力が小さいという事が想定できます。これを確認してみました。

IMG_9501.jpg PUからのリード線をワニ口クリップでアンプに挿したシールドに繋ぎ、PU表面を同じく千枚通しで軽く叩き、アンプから出る音量の大小をチェックしました。その際はスピーカーから聞こえる音質もチェックしています。


64TB PU
最も音量が小さくて、低域が出ないトレブリーな音質。

Seymour Duncan Custom Shop Thunderbird PU
音量は大きくて、全音域でアタッキーな音質。

現行USA Thunderbird用PU
樹脂カバーを叩く要因もあると思われるが、モコった出音。音量は中くらい。

Epiphone-Japan PU
最も中低域にパワー感を感じる。



 うーん、これまでの身体測定からイメージしていた出音と似通っていますね。それならば実際にEpiphone-JapanのThunderbirdにPUを取り付けしてイメージではなくて本当の出音を確認しようと思ったのですが、ここで問題が発生しました。

IMG_9442.jpg PU外寸が他より一回り大きい現行USA Thunderbird用PUは当初より無理と思っていたのですが、他の64TB PUもDuncan PUもEpiphone-JapanのThunderbirdのピックアップキャビティーに入らなかったのです。


 良く見ると、PUカバーのトップはほぼ同寸なのですが、インストールしようとした2つのPUのボトムは“ハの字”に広がっていて、これがPUキャビティー開口寸法よりも大きいのです。インストールするにはPUキャビティー開口を広げる必要があり、「一寸、待った!」となってしまいました(泣)



 さてこちらでは廣瀬洋一さんが各種のThunderbirdの比較試奏をされているのですが、今回のチェックで最も脆弱と思われたヴィンテージPUの64 Thunderbirdがドライブ感バリバリに聴こえます。



 そうなのです。今回はあくまでPU単体でのチェックです。所有する68のノンリバースを弾いてみても分るのですが、この年代特有のボディー&ネック鳴り具合とPUとが組み合わさって初めてヴィンテージThunderbirdの出音となっているのが(今更ですが)再認識出来ました。

 そんな“秘めたるポテンシャル”を持つこの64TB PUを活かせる状況は来るのでしょうか?(汗)
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IMG_9413.jpg クロネコの国際宅急便にて届いた物は・・・。


IMG_9416.jpg Gibson Thunderbird用のピックアップです。アメリカのオークションe-Bayで、自分へのクリスマスプレゼントとして落札したのですが、落札から20日経過し、年が替わってお年玉も終わったこの時期に手元に届きました。


 実はこれは1964年製のThunderbirdから取り外したピックアップ(以下64TB PU)です。64年というとまだリバースモデルの時期で、Thunderbirdが最もThunderbirdらしかった年代だとの認識を持っている私です。

 かなり以前からこの年代のPUを探していたのですが、なかなかブツに出会えずに、あったとしてもかなりの高額でした。ちなみに先日までe-Bayに出品されていた別のPUがあったのですが、それは即決価格499ドル(約60,000円) !でした。入手した物はもっと安くからのオークションスタートだったのですが、数名の入札の中からなんとか想定内の予算で落札しています。

 さて、手元に届いた事だけを喜んでいてはいけません。日本国内のヤフオクでもこれまで色んなPUを落札した中で、何個かは断線していて音が出なかった事があったので、テスターによる導通のチェックは欠かせません。

 その導通のチェックを行なおうとしたのですが、どうせの事なので、私がストックしている他のThunderbird用のPUもチェックしようと思い立ちました。

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 作業ベンチの上に並べたのは、右から今回入手した64TB PU、左にSeymour Duncan Custom ShopにオーダーしたPU(以下 Duncan PU)、現行USA Thunderbird用PU(以下 USA PU)、そして左端がEpiphone-JapanのThunderbird用PU(以下 Epi-J PU)です。

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 ぱっと見て、ケースの大きさも色々とありますね。更についでに外寸や重量も測定してみましょう。次回に続く・・・。
 たまにはベースから離れたネタを・・・。(ベースネタは不足しているので・・・汗)

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 これは昨年秋のある日の夕方に、夕日に向かって車を走らせていたら、沈む太陽の左側に何か別の光が見えたので、撮っておいた画像です。(運転中のスマホの操作は禁止です・・・汗)

IMG_0736a.jpg その時は気に留めずにいて、雲の切れ目から夕日が差し込んだもの程度と思っていたのですが後で調べると、これは幻日(げんじつ)という現象で、太陽と同じ高さで22度の角度で離れた位置に見られるもののようです。詳しくはこちらで。 

(幻日の左下に見える緑の点は車のフロントガラスに写りこんだ光です)


 幻日を意識して見たのはこれが初めてでしたが、虹色になっていて綺麗な光でした。ただしこれは現象名の通りの幻の光です。画像の構図のように綺麗な幻の光に惑わされて、そちらに曲がって行く事無く、本物の太陽に向かって進むべし!と夕日に教えられたのだと思っている私です。
 出音がOKとなったBaby bassですが、これでパーフェクトになった訳ではありません(汗)

 一年少し前の入手時には一度指板の反りを矯正していたのですが、その後の夏の暑さと湿度、そして今の冬の乾燥のせいもあるのか再び反りの兆候が出てきたので、再び指板矯正を行いました。

IMG_9323.jpg 反りというのは順反りの事です。ネックと指板の合わせ目に平行に赤のガイドラインを入れると、ボディーとネックの接合箇所からブリッジに向けて伸びた指板がボディーの外側に向けて反っているのが分ります。


IMG_9328.jpg 指板矯正の為に、ボディーと指板に荷造りテープを掛けて・・・


IMG_9329.jpg 強制的に逆反りに持っていきました。


 ボディーにタオルを巻いて保護をして、ボディーとネックの接合部の指板に、アイロンでスチームをヘアドライヤーで熱風を当てます。実はこの2枚の写真は“やらせ”で、作業後のものです。実際にはボディーを床に寝かせて行いました。そうしないとアイロンからスチームが出難いので・・・。

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IMG_9346.jpg 蒸気と熱“責め”を行い一晩の “放置”の後に拘束を解くと、指板はストレートに戻っていました。“責め”で荒れた指板表面は軽くサンドペーパーを掛けて、レモンオイルを塗布しました。


 ウッドベースと同様のこのネック・指板の作りは順反りとなるケースが多いのですが、演奏後は指板に付いた汗を拭きとり、時にはレモンオイルで保湿をしたりしながら、指板に狂いが発生し難い状況にしておく必要がありますね。
 Baby bassのセッティングの終着点が見えてきました。



IMG_9357.jpg ブリッジ前でスポンジの弦ミュートを行ないました。少しのサスティーンと、嫌味な弦の高域成分の減少の為です。このスポンジは昨今DIY店で入手出来る“低反発弾性フォーム”で、弦ミュート具合がかなり私好みのものです。これでこれまでのように、DIY店内中のスポンジというスポンジを全て手で触ってチェックする必要が無くなりました(笑)


 昨年末に、高橋ゲタ夫さんにはアンプレスでこのBaby bassを弾いていただいたのですが、その際にはゲタ夫さんは少しの試奏の後に「これは要らない」とこのスポンジミュートを取り外してしまったのですが(汗)、私にとってはアンプからの出音を優先するとこのミュートが必要になっています。



 Baby bass本体からはこれまでで最良の出音となったと思われるようになったのですが、私はこのBaby bassとエレキベースのVestax BV-Ⅴとを併用しているので、その切り替え方法を再検討しました。

IMG_9381.jpg これまではアンプヘッドMarkbass LMK の2chの入力を利用していたのですが、この2chにはそれぞれに音の個性があります。私の耳には下側のInput Aの方が、2本のどちらのベースを挿しても、歯切れ良いと言うか“指に追従してくれる音”になると感じたので、このInput Aのみを使うことにして、2本のベースはエフェクターボード上で切り替える事としました。


IMG_9404.jpg ベースの切り替えはチューナー機能も併せ持つKORG pitchblack+で行います。


IMG_9408.jpg Baby bassはアクティブ回路のBV-Ⅴと比べると出力がかなり低いので、BOSSのグラフィックイコライザーGEB-7を介して出力を上げています。出力を上げると低域が太り過ぎたので、EQコントロールで極ローの50Hzを少し下げています。




 以上、かなりシンプルなセッティングとなったのですが、元々が“原始的的な作り”のBaby bassですので、色々と付属品や外部機器に頼らずに本体のみでのセッティングで良音を求めるのがベストだったようです。長~い道のりでしたが、やっとの事で目的地に到達しそうです(笑)
 相も変わらずの(汗)、Ampeg Baby bassから楽器ネタのエントリーのスタートです。

IMG_9371.jpg テールピース廻りの仕様を後期タイプに近付けて、振動具合はかなり好みになってきた私の前期タイプのBaby bassですが、昨年末に聴いた本家本元の高橋ゲタ夫さんのBaby bassの出音を思い出しながら、セッティング変更を行いました。




 ゲタ夫さんのBaby bassのブリッジにはピエゾピックアップが付けられてあったのですが、ライブ会場で聴いた音からはピエゾ成分を多くは感じられなくて、ダイアフラムピックアップとのミキシング割合は、ピエゾの方がかなり少ないと思いました。そこで、私のBaby bassではそれまで付けていたピエゾピックアップを外して、ダイアフラムピックアップのみの音作りをする事にしました。

IMG_9310.jpg これまでピエゾの配線を通すためにボリュームポットを取り外した穴を利用したいたのですが、ピエゾを外したので再びボリュームポットを取り付けました。要はデフォルトのコントロール回路に戻したという事です。




IMG_9311.jpg ピックアップのダイアフラムを交換しました。これまでは弦の響きがかなりファットだったので、鉄製のダイアフラムを0.45mm+0.35mmの2枚重ねにして、ピックアップの音色をタイトにしていたのですが、テールピース廻りを変更して弦の響きがタイトなものになったので、ダイアフラムを鉄の0.45mm+ステンレスの0.3mmに(要は全体に柔らかくして)変更して、ピックアップからの出音をより好みなものに近付けました。


 ほんの少しのダイアフラムの厚みと材質の変更でピックアップの出音がコロッと変わります。ダイアフラムが厚く硬くなると音質は硬く音量は下がります。ダイアフラムが薄く柔らかくなると音質はファットで音量は上がるのですが強く弦を弾くと出音が暴れるというか破綻してしまうので、ダイアフラムの選定は難しくもあり、楽しくもありといったところです。

IMG_9062.jpg オリジナルのダイアフラムは画像の左上の2枚だけで、他は各種金属板をカットして自作したものです。この中から今回チョイスしたのが、下側の鉄の0.45mm+ステンレスの0.3mmの組合せです。

 ダイアフラム表面のポッチは、ブリッジ裏に開けた穴にハマって、ブリッジが動かない様にする為のものです。
 2015年となりました。

 当blogですが、管理者の新たなベースに対しての物欲が無くなってしまい(欲しかった物はほぼ手元にあるので・・・)、昨年入手したのはこのVestax VB-Ⅴ1本という潔さ(?)です。

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 本年も新たな機材導入の予定も無く、現状機材のメンテと個人的なライブの話題を緩くエントリーして行こうと思います。よろしかったらお付き合いください。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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