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IMG_8124.jpg 半年前に入手したSONYのミュージックビデオレコーダーHDR-MV1ですが、使い易くて性能が良くてとても満足しています。私のようなプレイヤーが練習やライブを記録するにはメモ替わりに使えてベストなアイテムと思います。


 さてそのHDR-MV1を入手後初めての野外ライブで使おうとしたのですが、ネットで調べるとこのHDR-MV1の高性能なマイクは室内での使用を前提とされているので、野外では風切音を拾ってしてしまうとの事です。

 SONYからは専用のウインドスクリーン(ウインドジャマー)が発売されていなくて、ネット上ではユーザーがそれぞれ工夫したウインドジャマーを数多く見る事が出来ます。私もその中のひとつを参考にしてみました。

 ウインドジャマーをゼロから作製するのは性能面で不安があったので、既製品のウインドジャマーを加工する事にして、購入したのはTASCAMのWS-11という製品です。

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 WS-11はモコモコの毛玉みたいな外観をしています。マイクを差し込む開口部の両サイドには“耳”があるのですが、装着する際にはこれを摘まんで引っ張る事が出来るのでとても便利です。

IMG_8113.jpg HDR-MV1のマイク部とWS-11の開口部の大きさはほぼ同等なのですっぽりとカバーが出来ました。ただし、このまま録画すると長い毛足が録画画面に写り込んでしまいました。


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 そこでカメラのレンズに干渉する毛をハサミとバリカンで刈り込みました。これで毛は写り込みません。

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IMG_8128.jpg そして、もう1箇所手を加えました。ウインドジャマーをマイクに被せたのですが、引っ掛かり部がないので、何かの拍子にスルリと抜け落ちてしまいました。そこで、ウインドジャマーの“両耳”とHDR-MV1の両側面にマジックテープを貼りつけました。これでウインドジャマーが抜け落ちる心配は無くなりました。


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 さて、肝心の「風切音は減少したのか?」という点ですが、扇風機で風を当ててのチェックではかなり風切音が減少していました。明日の野外イベントで実戦投入するのですが、好結果となりそうです。
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 暗くて判りづらい画像ですが、明かりが見えている建物は市内某所に在る私のスタジオです。

TAP 1


 毎週、月曜日の夜はラテンバンドの“熱狂楽団TAPASCON”の練習です。この日(今週の月曜日)は月が出てなくてスタジオ周辺は真っ暗となっているので見えないのですが、広い駐車場にはメンバーが乗り付けた車が10台程停まっています。

 スタジオとして使っている工事現場用のコンテナハウスには防音設備は一切施されていなくて、練習の際の大音量は外部にダダ漏れなのですが、近隣には他の建物が無くて人が居ないので、何も問題とはなりません。この点は田舎町に住むメリットですね。春にはウグイスの声が聞こえてきます。ただし最近は熊(!)も出没しますけど・・・(どんだけ田舎?)

 さて、そのスタジオ内でのTAPASCONの練習風景です。スマホのパノラマモードで撮ったので広く見えるのですが、実際の広さは14畳程度で、この日の練習参加のメンバー11人が入ったらあまり余裕はありません。

TAP 2


 いつもは円陣を組んで練習するのですが、この日は8月31日の山口県長門市でのライブ参加への直前練習だったので、本番ステージと同様のフォーメーションとしています。メンバーが揃ってからの1時間半で演奏予定曲を2回ししての練習を行い、準備は万端です。

第8回やきとリンピックin長門


 当日はステージを楽しんで、そしてステージ後の“やきとり”も楽しむ予定です。
 私の住む街の隣の市、浜田市で昨晩(8月24日)ライブが行われたので出かけました。

Hamada Rock Night 1


 浜田市も私の街と同様の田舎町でライブハウスなど当然ありません。今年になって有志が発起人となってお店を借りてHamada Rock Nightなるライブをスタートさせていて、この日で3回目となるそうです。

Hamada Rock Night 2


 都合で私がお店に到着した時は最後のバンドの演奏中だったのですが、このバンドメンバーに知り合いがいたので好都合でした。女性5人にサポートを加えた編成で、何年か前に初めて楽器を手にしたメンバーがいるとの事でしたが、演奏を楽しんでいるのがこちらにも伝わってきました。サポートメンバーには以前私が浜田市でバンドに参加していた当時の知り合いもいて、久しぶりの再会となりました。

Hamada Rock Night 3


 この日は前売りは数日前に完売していたそうで、多くのお客さんがライブを楽しまれていました。主催者(こちらも知り合いでした)によると、2か月に一度程度で継続したいとの事で、この夜のような楽しげな雰囲気で長続きしていけば良いですね。いつかは私のバンドも参加してみたいです。
 まだやっているの?と思われるでしょうが、「はい、まだやっています(笑)」昨年末に入手したAmpeg Baby bassですが、より良い出音を求めてこれまでずっと悩んで(=楽しんで)います。

 ダイアフラム・ピックアップ部のセッティングを行い、これまでで一番の良い出音となったのですが、ほんの少しの気になる点が残っていました。それは、低域がファット過ぎて今一つヌケが悪いのです。

 少人数のコンボでの演奏だったら何の問題も無いレベルなのですが、私の所属する大所帯のラテンバンドでは、打楽器ではドラムのバスドラやコンガ、管楽器ではバス・トロンボーンやバリトン・サックス等が放出する中低域の渦の中から抜け出さないと、低域をうねらせているだけのベースとなってしまうのです。

 それにこのラテンバンドでは、エレキベースも併用しているので、その2本の音質があまりにも違い過ぎるのも持ち替えた際に違和感を覚える事となります。

 その解決策としてグラフィック・イコライザーを接続して音質補正をしたり、ブリッジにピエゾ・ピックアップを取付けしたりしてみたのですが、どうしても後で加工された感じがありその出音には馴染めなかったです。

 無加工の素の状態での出音が気に入るに越した事は無いので、今一度ダイアフラム・ピックアップ部を見直す事にしました。とは言ったものの、このピックアップ部は、先般ダイアフラムのセッティングを決めたばかりだし、ポットやコンデンサーの数値も以前のセッティングでベストなものになっているはずです。

 又、回路全体もパッシブでシンプルなものなので、もうどこにも手を加える余地は無いと思えたのですが、以前ピエゾ・ピックアップを付け加えた時に少しの音質の変化があった事を思い出しました。

 その時の状態を説明すると、ダイアフラム・ピックアップとピエゾ・ピックアップとを併用したら両ピックアップの位相が合わずにフェイズトーンになってしまったので、その対応としてどちらかのピックアップを逆位相にする必要に迫られました。ピエゾ・ピックアップの配線はシールド線になっていて、これを逆位相にすると外来ノイズを拾うおそれがあったので、ダイアフラム・ピックアップの側の接続線のホットとコールドとをひっくり返して逆位相としました。

 この状態で出音をチェックしたのですが、その時点では気に入ったものとはならなかったので、ピエゾ・ピックアップを取り外しして、ダイアフラム・ピックアップの接続線も元に戻したのですが、その元に戻す前にチェックしたダイアフラム・ピックアップだけの出音が幾分かスッキリとした音のようだったのを思い出したのです。

 電気的には極シンプルなマグネット・ピックアップなので、逆位相に接続しても出音に変化が起こり得ない筈なのですが、先の出音の記憶を頼りに再び逆位相に接続してみる事にしました。本当に出音が変わるのかを簡単にチェックする為に、ボリュームポットをスイッチ付のものに交換して、これで位相の切り替えを行う事にして、アンプから聞こえる音をチェックしました。(配線はチェック用のもので、やっつけ仕事です・・・汗)

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 その結果は、「位相を切り替えると明らかに出音が変わる!」となりました。デフォルトの位相を“正”として、“正”はお尻が“ボテッ”と大きくて座ったイメージ、“逆”はお尻が“キュッ”と締まって立上ったイメージです。

 これは“正”・“逆”のどちらかが“良い”・“悪い”ではなくて、どちらが自分にとって“好きか”・“嫌いか”となります。前述したようにBaby bass単体で使うとなると“正”で必要十分な音質なのですが、エレキベースとの併用を考慮すると私の耳は“逆”を選びました。

 今回のピックアップの位相の切り替えに起因する音質の変化は、電気的には説明がつかないのですが、こんな事があったりするので、パッシブ回路とは言え奥が深くてイジリ甲斐があります。
 日本人が大好きな「やきとり」ですが、山口県長門市は国内7大やきとりの街の一つという事で、全国の名物やきとりを終結させて実演販売する町おこしイベント“やきとリンピックが催されます。

第8回やきとリンピックin長門


 このイベントにこれまでは別の場所で催されていた“川辺の音楽祭”が合わさった“第8回 全国やきとリンピック in 長門 & 川辺の音楽祭 2014”にお祭りイベントが「やきとり」以上に大好物(?)のラテンジャズバンド 熱狂楽団TAPASCONが出演します。

 日時 / 平成26年8月30日(土)~8月31日(日) 両日共 11:00~21:00
 場所 / 山口県長門市仙崎4297-6 青海島シーサイドスクエア (長門市仙崎といえば、童謡詩人の金子みすゞの出身地ですね)
 入場 / 無料

 “第8回 全国やきとリンピック in 長門 & 川辺の音楽祭 2014”の詳細はこちら
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 TAPASCONは8月31日(日)の15:00からの演奏です。

 TAPASCONは2年前から出演エントリーを繰り返していたのですが、その都度都合が悪くなりキャンセルしていました。今年はやっとの事で参加できます。やきとリンピックも同時開催という事でメンバーも“やきとり目当て”で出演を楽しみにしています。お近くの方は、是非共お出掛けください。
 入手したtc electronic BC212を自分好みとなる様に手を加えました。と言っても少しの変更ですが・・・。

 ツィーターのアッテネーター(レベルコントローラー)の取り付け

 常々思うのですが、私にとってフルレベルのツィーターからのハイは不要です。ツィーターのレベル調整が出来ないと、嫌味なハイを避ける為にアンプのEQのトレブルを絞るか、アンプのボリュームを絞るかとなるのですが、こうすると自ずと低域の押し出し感も減少します。

 ツィーターのレベルを下げる事が出来ると、嫌なハイが聞こえなくなるので全体のボリュームを上げることが出来て、相対的にローの押し出し感もアップする事になります。

IMG_7777.jpg アッテネーターの取付け位置はキャビネットの外回りも考えたのですが、ツマミが出っ張るので運搬中の破損の心配があり、フロントグリル内のツィーター横としました。フロントグリルを取付けした後もグリルのパンチング穴から細い棒を突っ込んでレベル調整が可能です。ツィーターレベルは右回しのフルアップからは絞り気味となっています。


 ツィーターのホーンにルーバーの取り付け

IMG_7914.jpg ツィーターのホーン前面部にルーバーを貼付けして、ツィーターからのハイがキャビ直前で立奏する私の耳に届くようにしています。こうすると、最少音量のハイで自分の弾くベースフレーズが分かります。


 スピーカーケーブルの選択

IMG_7916.jpg Belden9497 (ウミヘビ)との比較チェックの結果、アンプヘッドからの出力は極太のスピーカーケーブル経由でキャビに入力されます。ケーブルの太さ通りに音が太くなりました。高音は少々カットされるのですが、元々きついハイが嫌いな私ですので都合良いです。現時点ではまだキャビ内の配線はデフォルトのままです。


 エンブレムプレートの取り外し

 手を掛けた最後は、フロントグリルに貼り付けられていた“tc electronic”のエンブレムプレートの取り外しです。デジタル機器のメーカーのイメージをベースキャビから払拭したかったものですから・・・。

 以上のプチ・モディファイ後はとても気に入った出音となったBC212です。ルックスはベースキャビと言うよりもPA機器のイメージになり、これも気に入っています。

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IMG_7921.jpg 横置き限定の設置方法により、スタジオ内の隣に置いてあるAmpegの810(冷蔵庫)よりも床占用面積は少し広いのですが、出音優先ですのでこれは仕方無いです。面積は広くともキャビの重量は20㎏で、一人で車への積み下ろしが出来る範囲なのも良いです。
 入手したtc electronicのBC212を先ずはパーツからチェックしてみました。

IMG_7765.jpg 背面の入力端子部には2つのスピコン入力があります。ツィーターのレベルコントロールはありません。“DESIGNED IN DENMARK”というのはメーカーのtc electronicの所在国です。別で“ MADE IN PRC”と記されているのですが、PRCってどこの国だろ・・・?新興国かな・・・?調べるとPeople's Republic of China(中華人民共和国)の略なのですね。最近“MADE IN CHINA”の表記は減っているようです。


IMG_7768.jpg キャビネットが中国製だという事は分かったのですが、カタログに“EMINENCEカスタムUSドライバー”と記されている12インチウーファーはUSA製かな?と思ってチェックしました。マグネット背面のラベルには“EMINENCE”、“ MADE IN CHINA”、“ENGINEERED IN THE USA” の表記があります。回りくどい表現ですが中国製だという事は分かります。カタログ表記で一瞬“?”となりましたが、ここは産地偽装無しですね(笑)


IMG_7769.jpg ウーファーの作りに凝った箇所は見受けられずに“ふつう”と言うか、何十年前のスピーカーと変わらぬビンテージなルックスなのですが、こういうのが私の好みです。そう思いつつ赤いラベルのデザインを見ていたら、昔のLPレコードのセンターラベルに見えてきました(笑)


 カタログで“EMINENCE 33mmチタン・ダイアフラム”と記されているツィーターは、ラベルを見る限りではEMINENCEのUSAの住所が記されていて、“MADE IN CHINA”の表記が無いので、これはUSA製と思われます。ウーハーへのリード線は半田付けされているのですが、こちらのツィーターは高級オーディオ機器にあるようなプッシュロック式の接続端子となっているのもUSA製を窺わせるポイントです。

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 以上チェックはしたものの、私としては製造国云々は全く問わずに出音が良ければそれで良いという考えなので、その出音についてです。これまで自宅では12インチスピーカー×1発、スタジオでは15インチスピーカー×1発のキャビネットを使っていたのですが、この12インチスピーカー×2発の音色は12インチスピーカー×1発のタイトさを保ちつつ、よりパワフルになった感があります。15インチスピーカー程の押し出し感は無いものの、細かなフレーズを弾く右手の指にダイレクトに反能してくれるのが良いです。

IMG_7760.jpg これまでの15インチスピーカーだと、極低域が出過ぎてコントロールし辛かったBaby bassも新たなキャビでは、特定の周波数帯域に癖は見受けられずに、程良いポコン・ポコン音になっています。ただし、これには設置方法に限定があって、スピーカー2発が床上に並ぶ様に横置きにすべきです。こうすると上記のパワフル感が出てきますが、これを縦に置くと途端に脆弱な音となってしまいます。


 デフォルトで、なかなか良い印象のBC212なのですが、更に私好みとなる様に手を加えました。続く・・・。
IMG_6280_2014080720554543f.jpg “弘法筆を選ばず”といいますが、こちらの弘法様(Baby bass)は筆(ベースアンプ)をとてもお選びです(汗)

 ピックアップ部が仕上がってきたBaby bassですが、自宅でアンプからの出音を聴きながらセットアップしてOKが出たものをマイスタジオに持っていってチェックすると、今度は今ひとつ気に入らない音となるのです。何故かな~?と原因を探ったのですが、それはベースアンプのキャビネット(=スピーカー)の大きさでした。


 自宅では12インチ径のスピーカーキャビネットでなるべくポン・ポンとゴムマリみたいに弾む音となる様にセッティングしているのですが、これがスタジオに置いている15インチのスピーカーキャビネットだと、同じMarkbassのヘッドアンプを使っていてもボワン・ボワンと空気の抜けたビーチボールのようなつかみどころの出音となってしまうのです。

 アンプのトーンコントロールやグラフィックイコライザーを使用しての細かな周波数の調整も行ったのですが、どのようにしても15インチのスピーカーからは、ボワボワに崩れた音が聞こえてきます。Baby bassから発される極低域を15インチのスピーカーが頑張って再生しようとするのだけど、いくら頑張っても負けちゃう感がします。

 エレキベースだと、とても押し出し感があり良い音に思うこの15インチのスピーカーキャビネットなのですが、Baby bassとは(私の耳で聞こえる範囲で)マッチングしないと最終的に判断しました。

 となると、使えるスピーカーキャビネットの選択となり、おのずと選択肢は12インチ径のスピーカーを持つキャビネットとなってきました。私の今の手持ちの12インチのキャビネットはMarkbassのコンボアンプMini CMD121Pのみです。ただしこれ1台では、参加する大所帯のラテンジャズバンドの大音量の中で使うには役不足です。以前はMarkbassのエクストラキャビネットのNYC121やAguilerの12インチ×2発のキャビGS212などを持っていたのですが、これらは既に手放しています。

 そこで、ターゲットを12インチスピーカー×2発のキャビネットとしてみたのですが、調べてみるとこのタイプのキャビネットは、各メーカーからあまり多くの機種が販売されてはいません。

 そして、もう一点新たなキャビネットを検討する上での要求もありました。それは俗にいうところのハイエンドなキャビは選択肢から除外する事です。これまでBAGEND、Aguilar、Epifaniなどのキャビを色々と試してきた私ですが、どれも私の耳には良いとは感じない出音でした。値段が高い=ハイレベルな能力=音が良いという一般的な考えには同調できなかった私です。原音の再生能力の高さ云々ではなくて、多少音響特性に難or癖があろうとも自分の好み音というのはもっとローエンドというか、アナログチックな温か味のある音なのです。

 以上の点を考慮して、少ない選択肢の12インチスピーカー×2発のキャビの中から私が選んだのは、こちらです。エフェクターメーカーとしては長い歴史を持ち、ベースアンプメーカーとしては新興メーカーというイメージのtc electronicのBC212です。

lrg_BC212_Frontのコピー


 カタログをチェックして気に入ったのは、スピーカーユニットがEminence製だという事です。Ampegに搭載されて実績があり、実際私も使って気に入っているメーカーです。キャビ本体の販売価格から推測すると、同じEminence製でもAguilarに搭載されているような高性能・高価格帯のスピーカーユニットではない筈です。これならローエンドな出音を求めている私には合いそうだなとの判断でこのキャビネットをオーダーしました。続く・・・。
 前回の「ピックアップの振動板(ダイアフラム)を0.45mmと0.35mmの鉄板2枚重ねにした」というエントリー後にも実は鉄板の他の組合せを摸索していました。時には高音側と低音側で鉄板の厚みを変えたりもしてみたのですが、最終的にはやはり上の組合せがベストだという結論となりました。これよりも薄い鉄板だと低域がボワン・ボワンになり、0.5mmでも厚くなると膨らみ感の無い硬い音になってしまいましたので・・・。

 そしてダイアフラムが決まったので、いよいよピックアップ部の仕上げに取りかかる事にしました。下はデフォルトのBaby bassのピックアップ部と鉄製のブリッジの足裏の画像です。ダイアフラムの化粧カバーのセンターには突起があり、これがブリッジの足裏の窪みにはまる事により、ブリッジが平らなダイアフラム上で動いてしまうのを防ぐ仕組みになっています。

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 これを私のBaby bassでも同じとなる様に加工しました。薄い方の0.35mmの鉄板の裏側をポンチで叩いて表側に突起を作りました。

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IMG_7538.jpg そして木製ブリッジの足裏には、中心に穴を開けた18mm径で厚さ2mmの“木下駄”を貼り付けました。これで出音をチェックすると、ブリッジの振動が効率良くダイアフラムに伝わり、音量アップ&ダイナミクス感の向上となっていて、この“丸い木下駄”取付けは大正解となりました。


IMG_7795.jpg この後には、“下駄”の径を15mmにしてみました。デフォルトの金属製のブリッジの足の径は12mmなので、少し小さな足も試してみたかったのです。


 足の径の大小による出音の変化は、ベース弦の太い・細いに因るものと同様でした。足が18mmの際は極低音がブォーンと鳴り響いていたのが、足を15mmにすると嫌味な低音が少し収束して聞こえました。本来かなり重低音が出るBaby bassのピックアップなので、ブリッジの足は小さくした方が良さそうです。

IMG_7514.jpg ブリッジの“下駄”の下面はきっちりと平面出しを行っているので、ダイアフラムと隙間無しで密着しています。ウッドベースのブリッジはトップをネック寄りに少し前に傾けるのが良いというセッティング記事を読んだ事がありますが、Baby bassのブリッジ底はダイアフラムに密着させるのが良さそうです。


 以上の作業で、ピックアップ本体はかなり良い状態になってきました。それにしても今さらですが、ウッドベースの表板の振動を、この小さなダイアフラムの振動に置き換えてウッドベースに近い出音をピックアップするという50年前のアイデアには脱帽します。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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