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 昨年の秋に続き、今年の春も島根県立しまね海洋館【アクアス】で開催される「アクアス春祭り2014」にラテンジャズバンドの熱狂楽団TAPASCONが出演します。(下画像は昨年秋のものです)

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 「アクアス春祭り2014」は3月29日・30日に開催されるのですが、TAPASCONの出演は30日(日曜日)の12時10分~13時です。

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 人気のシロイルカの“幸せのバブルリング”をご覧ついでに【アクアス】にお出掛けください。



 イベントの詳細はこちらから・・・。
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 前回のエントリーで、木製ブリッジの足が大き過ぎてピックアップのダイアフラムのセンターに適切に乗っていない事が判明したので、その解決方法を考えました。先ずブリッジ足部を削って丸くする方法を思いついたのですが、それで改善出来なければ元には戻せないので、先に別の方法を試してみました。

IMG_5889.jpg 木製ブリッジの足裏に鉄製の丸ワッシャーをダイアフラムの中心と合う位置に貼り付けました。右側のデフォルトの金属製のブリッジの足裏は直径10mm程です。


IMG_5890.jpg ワッシャーの厚みは1.6mmなのでブリッジの木部は浮き上がってダイアフラムに触れません。


 この状態でアンプからの出音をチェックすると、正しく目から鱗が落ちるというか、これまでのどこかボヤッとしたアタック感は消え去り、歯切れの増した音がアンプから飛び出してきました。

 「よし、それでは」という事で、次にはワッシャーの大きさを変えたり、1mm厚の銅板を丸くカットして置いてみたりと様々な“下駄”を履かせてみました。

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IMG_5951.jpg 出音をチェックする中で、鉄ワッシャーや銅板ではアタック感は出るものの膨らみ感は減少したので、金属よりも木の“下駄”がやはりウッディーな出音となると考えて、木製ブリッジの足の底面を凸に成形して円形の“下駄”としました。


 これは正解でした。私がイメージしたBaby bassのポコン・ポコンという膨らみを持つ音に適度にアタック感が含まれている出音になりました。

 ブリッジのセッティングはこれで終了です。って、未だ別の問題があるのでしょうか?(笑)
IMG_5804.jpg ブリッジは入手時には既に木製のものに換えられていました。デフォルトの金属製ブリッジも付属していたので取替えて試したのですが、ペコン・ペコンというフィルターが掛かったような出音であまり気に入らないので木製に戻しました。


IMG_5805.jpg 入手時には木製ブリッジにFishmanのピエゾピックアップが取付けられていたのですが、それをチェックの為に外そうとすると、ブリッジが中ほどでパキッと割れてしまいました。無理な力を加えるまでも無く割れたので、おそらくはそれまでにクラックが入っていたのでしょう。このブリッジはこのベースの為にワンオフで作られたものと推測していたので一瞬焦りましたが、「壊れたら、直せば良い」との(いつもの)考えで、割れた面に接着剤を塗り、木ビスで固定しました。この後は問題無く使えています。


 鉄製ではなくて木製ブリッジを選んだ訳は、やはりこちらの方がウッディーな出音となるからなのですが、入手以来何が原因なのか?ウッディーではあるもののあまり抜けの良くない出音の状況が続いていました。表現を変えたら、あまり浮き沈み感のしない出音ともいえます。前回エントリーしたように内部回路を疑いコンデンサー等を交換して幾分かは改善されたのですが、まだまだ各種音源で聴くBaby bassの心地良い出音には至って無いと感じていました。

 そして最後の最後として、このブリッジを疑ってみる事にしました。良~くブリッジを観察すると、ピックアップのダイアフラムの鉄製丸型プレートに乗る木製ブリッジの足の部分は長方形なのが分かります。そしてその長辺(ベースの縦方向)はダイアフラムを受止めるピックアップのベースプレートの縁の内寸とサイズが変わりません。

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 ということはブリッジの足がダイアフラムに乗っている様に見えて、実はベースプレートの縁に乗っている事になります。最初から2枚目の写真でブリッジの足裏をみると、その通りダイアフラムの錆びが足の四隅に付着していました。これでは弦の振動がダイアフラムに伝わり難くなっている筈です。

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DSCF0331_20140321173754da7.jpg 「そうか、これが原因か!? 」と思い、調べてみました。以前ライブを聴きに行った際に撮っていた高橋ゲタ夫さんのBaby bassの写真のブリッジ部をズームアップして見たところ、このベースの木製ブリッジは足全体が円形になっているように見えます。


ampeg-baby-bass-525457.jpg これはBaby bassのコピーモデルなのですが、ピックアップ部を見ると、元から木製ブリッジで足が円柱になっています。


 何か問題の打開策が浮かんできたので、次回のエントリーで実践します。

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 憂歌党
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 Lucy In The Sky With Diamonds
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 シローとワッキー
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 Naomi
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 SEiREN(セイレーン)
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 安来節同好会
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 Layla & F-nie
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 奥田治義 & Yuki
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 KTM
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 これまでのBaby bassのエントリーで出音は“ポコン・ポコン”としか表現していなかったのですが、それ以上の細かな説明は避けていました。というのも、入手時のBaby bassの出音は“ポコン・ポコン”という独自の音色のニュアンスはあるものの、音色はとても硬質なもので、CD音源等で聴くBaby bassの出音とは全く異質なものでした。

 因みにYou-Tubeで見られるこれがBaby bassの音だと私が思うところの動画がこちらですが、このような(良い意味で)イナたくてお腹にボンボン伝わってくる低音は、入手したBaby bassでは得られなかったのです。



IMG_5389.jpg このような場合はピックアップサーキットを疑ってみる必要があるので、チェックしました。現状で取付いているパーツで、コイルは疑うべくもなく元からのものですが、コントロール回路のパーツをチェックすると、ポット類は日本製だったので、これが換わっていると考えてネットで調べたBaby bassのサーキットと比較すると以下の結果でした。《 》内がデフォルトのパーツの数値です。


 ヴォリュームポット 500kΩ《100kΩ》、トーンポット 500kΩ《17kΩ》、トーンコンデンサー 0.05μF《0.15μF》、ステレオジャック《モノラル》

 スイッチクラフト製のジャックはともかく、他のパーツは以前に行われたであろうメンテ(リペア?)の際に、一般的なエレキベース用の規格の物に(安易に?)替えられていて、Baby bass本来の音色をアウトプットするサーキットでは無いと思われました。特にデフォルトのトーンポット《17kΩ》、トーンコンデンサー 《0.15μF》という数値を見ると、かなりコンデンサーに依存した音作りがサーキットの設計意図として感じられたので、デフォルトの規格に近いパーツを探して入手しました。

IMG_5540.jpg トーンポットの17kΩが見つからなかったので20kΩで代替えした他は、ヴォリュームポット100kΩ、トーンコンデンサー 0.15μFとデフォルトと同じ規格が揃ったので、組込みしました。


 試奏の結果は、これまでは硬いというよりも腰高な出音でトーンツマミを絞りきっても低域が浮上する事が無かったものが、本来の“ポコン・ポコン”という、1音1音が膨らみを持った低音へと変っていました。

 通常のエレキベースでは、トーンをフルアップから絞り込みながら音を決めていくのですが、このAmpeg Baby bassは、ネット検索で得られた60年代の販売時の取扱い説明書を読むと「トーンを絞り込んだ状態からツマミを右に回して高域を加えてセッティングする」と記されていました。先ずはトーンの絞り込みありきなのですね。

 という事は、トーンポットとコンデンサーで音を決めていく事になるので、ベストなポットとコンデンサーの組み合せを見つけるべく、何種類かのポットとコンデンサーを入手して、出音を聞きながらの取付け・取外しを行いました。

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IMG_5747.jpg 実はこの作業がこの度のBaby bassのセットアップで、もっとも時間を費やしたところです。自宅でパーツを取替え、スタジオでのバンド練習の際に大所帯バンドの音の洪水からベース音が抜け出てくるセッティングを1ヶ月以上の間探っていきました。


IMG_5795.jpg 入手時にブリッジに付けられていたFishmanのピエゾピックアップBP-100からの信号を加えての音作りを考えていたのですが、これが回り道にもなったようです。


 最終的に決めたパーツがこちらです。ヴォリュームポット 100kΩ、トーンポット 5kΩ、トーンコンデンサー 0.15μF《オレンジドロップ》となりました。デフォルトと変ったのはトーンポットが17kΩが5kΩになった事です。5kΩにしたら、トーンツマミの半分位のポジションで程好いトーン具合になり、使い勝手が良いと判断したからです。
 やっとのこと、Baby bassの“肝”の部分のピックアップです。入手した時点ではどんな構造か全く分からなかったので、ボディーからピックアップ部を取外してチェックしました。

IMG_5388.jpg おちょぼ口のロボットの顔に見えるピックアップ部は1枚の合金製のプレート上に組込まれています。プレートは厚みのあるしっかりとした造りです。2つの樹脂製の黒のツマミはそれぞれボリュームとトーン、メッキのツマミは内部のピックアップを上下させるものです。35mmφの丸い薄鉄板上にブリッジの足が乗っていました。


IMG_5389.jpg プレートの裏側です。ポット&ジャック類、アルミの平板に取付けられた2ケのコイルが見られます。


IMG_5391.jpg これからが本題です。ブリッジ足が乗っていた薄鉄板を取外しました。薄鉄板はプレートの開口部の縁に乗せてあるだけで、ピックアップのポールピースの磁力で引っ張られていました。


IMG_5392.jpg 横から見ると、薄鉄板(メーカーではダイアフラムと呼んでいます)とポールピースの間が極僅かな隙間となるように、ピックアップ高さ調整ネジでセッティングされていました。そうなのです。この鉄製のダイアフラムがエレキベースで言うところの“弦”に相当するのです。ダイアフラム上に乗ったブリッジの足が弦で振動する事により、鉄製のダイアフラムが上下に動き、ポールピースが磁束の変化を感知して、そこに巻かれたコイルに電流が発生するという仕組みです。


 このダイアフラムが極薄の鉄板である故にペコン・ペコンという振動から発生した信号がアンプからはポコン・ポコンと出てくるのです。ボディーのエントリーの際に「ボディーは全然鳴らない」と記したのですが、Baby bassの特徴的なポコン・ポコン音は、このピックアップというか、大元はこのダイアフラムで発生していたのです。

IMG_5395.jpg チェックするとポールピースは互いに逆磁性でした。コイルの巻き方向は外周がテーピングされていて分からなかったのですがおそらくは逆巻きで、2つのコイルは直列配線されていたので、ピックアップ全体でみるとFenderのPBのピックアップと同様のハンバッキング構造となっています。そしてポールピースとコイルが2ケずつしか無いので、“究極にシンプルな構造のハンバッキングピックアップ”とも言えます。このハンバッキング構造のおかげで、アンプのボリュームを上げても気になるノイズは聞こえません。


 さて、構造が判明したピックアップですが、調べてみるとコントロール回路の全てのパーツ、“ポット、コンデンサー、ジャック”はオリジナルではない事が分かりました。次回のエントリーでは、これを元に戻します。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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