Archive
IMG_4861.jpg これで何回目かの不調となったAmpegの真空管ヘッドのSVT-VRです。保管しているスタジオから自宅に持ち帰って中身を出して目視でチェックしたのですが悪いところは見あたらず、やむなくこれまで2度のチェックをお願いしているショップに再び送り出しました。


 1度目は2ヶ月間ほど預けたのですがその間は不調とならずに帰っていて、2度目はパワー部の前段のプリ管を3本交換したのでした。今回も長期の入院を覚悟していたのですが、ショップに届いたであろう日から2日後に「修理が終わりました」と電話が掛ってきたのでした。「早いなー」と思いながら修理の説明を聞いたのですが、その内容はアンプが戻ってきた際に添付されていた“修理完了報告書”を見ながら説明します。



IMG_4846.jpg 先ずは修理箇所ですが、「プリ管ソケット、Power Amp Inジャックの接触不良によりノイズが出ていましたので、ソケットとジャックを交換しました。」とあります。


 ふーむ、なるほど・・・。これは不良箇所が特定されたという事ですね。プリ管ソケットの不良ならば、そこに足が挿し込まれている真空管の熱の影響で、アンプ使用開始から何分か後に不調となる事は考えられます。Power Amp Inジャックの不良ならば、音が途絶える事もあり得ます。

IMG_4851.jpg これまでのチェックでは、ここまで辿り着けずに、真空管の交換を行ったらそれまで接触不良だったソケットが一時的に回復していたのでしょうね。それにしても同封されていた“不良”パーツ2点は私の目視では何ら問題が無いように見えるので、これを原因として突き止められたショップの方には「さすがプロ!」と言いたいです。




 そして、“修理完了報告書”にもう一つ書かれていた事は、「※パワーアンプ基板がカビ?の様なもので汚れていましたので清掃しました。保管されている環境は湿気の問題などありませんでしょうか?接触不良の原因となりますのでご注意下さい。」です。

 私の練習スタジオは湿気とは無縁の筈なのですが、よく考えると造りが工事現場用の事務所等に使うコンテナハウスなので外気温の影響をモロに受けてしまうのです。これまでの夏場の練習の際は2台のエアコンをフル回転して室温を下げていましたし、これからの寒い冬場は風が入ってこないだけで使っていない時の室温は室外と同程度に冷え込みます。

 その冷え切った部屋に入って暖房を入れると、特に鉄部に結露が発生するのです。それも大きい鉄の塊に顕著に発生するのです。これまで、スピーカーキャビネット内部のスピーカーマグネットがびしょびしょに濡れていたのを確認しています。という事は、同じ様な鉄の塊であるアンプ内のトランスも外から見え難いだけで、同様に結露が発生している可能性があります。

 その際にこのアンプに火を灯したら暖まった真空管で結露は蒸発するでしょうが、別なアンプを使用したらトランスは濡れっぱなしとなる可能性があります。そしてスタジオを使っていない日常でも、夜間に冷えた室内が朝日で暖まり結露が発生する事も充分に考えられます。

IMG_4864.jpg これからは寒くなるのでこの結露発生を防ぐ策として、アンプが温度差の影響を受けないようにカバーを掛ける事にしました。このカバーは以前知り合いの内装屋にオーダーして車のシート地で作っていただいたもので、裏側には1cm厚のスポンジが貼ってあります。これを掛けて、今後の状況次第では更に毛布等を追加しようと考えています。


 やはり楽器とは言え、人様が居心地良いと感じるのと同じ環境に置いてあげるべきなのですね。



IMG_4858.jpg そしてこの報告書をもって、このAmpeg SVT-VRの修理は今後無し!、となれば良いのですが・・・。
スポンサーサイト
IMG_3801.jpg その③のエントリーでアンプ探しの旅は終わったと思ったのですが、移り気な性格の私ですので(汗)、少しの物足りなさを感じるようになりました。


 それは高音域についてです。古いベースで鳴らした際はPeavey 15インチスピーカー自体から出るエッジの効いた出音で満足出来るものの、5弦ベースでスラップをする際は高音がもう少し出た方が良いかなと感じるようになったのでした。

IMG_4641_20131025184053ece.jpg そこでキャビネットをツィーターが無いBAGENDからツィーターが付いているMarkbass MINI CMD151Pに替えてみました。


IMG_3806.jpg このMINI CMD151Pは私仕様として、内部のスピーカーケーブルをモンスターケーブルに換えました。その際は3種類のモンスターケーブル(画像は1種類)とBeldenの“海ヘビ”を試したのですが、選んだのはやはり芯線が一番極太のモンスターケーブルです。


IMG_4726.jpg そしてツィーターまでの配線の間にレベルコントローラーを介しています。


IMG_4730.jpg ツィーターレヴェルは絞り目でも高音は充分に聞えます。


IMG_4734.jpg 電源ケーブルも高性能を謳う医療用のもの(左)と、アンプに付属していた極普通のもの(右)とを比較したのですが、医療用は低域が薄くなったのでこのベーアンで使う事にはならなかったです。


 以上のモディファイでデフォルトのMINI CMD151Pとは異なった出音となっています、元は15インチウーファーからは柔らかな(言い方を変えるとボヤけた)低音が、ツィーターからは元気一杯の高音が出ていて、それぞれのスピーカーが音域別に鳴っていた感があったのですが、モディファイ後はPeavey 15インチウーファーの持つ歯切れの良さを(レヴェルを下げた)ツィーターがもう少し補填するって具合で、自然で違和感の無い音域の繋がりとなっています。

 これまで多くのベースアンプ・キャビネットを試してきたのですが、こと可搬性に有利な小型キャビでは私のイメージする“良い”出音となるものがなかったのですが、これでやっとの事“使えるアンプ”に巡り合った感がします。

IMG_4680.jpg ちょっとした大きさのライブハウスではPA不要の音量で、5弦ベースのB弦でのフレーズがボヤけず、エレキ・アップライトもふくよかに聞える・・・、うーん様々なシーンで使えそうですね。実際、先日の野外ホールでの演奏は、外の音はPAに任せたのですが、ステージ上はこのベーアンのみでメンバーにはベース音が充分に届いていました。
 私の地元にある萩・石見空港の滑走路をコースに取り入れた“第6回 萩・石見空港マラソン全国大会”が10月20日(日)に催されました。1日に東京便が1本しか無いという不便さを逆手に取って、日本で唯一、現役空港の滑走路を走るマラソン大会として開催されており、今回で6回目となりました。

 そのマラソン大会にエントリーされるランナーを歓迎する為に19日(土)に前夜祭が行われ、その会場のステージで地元一番の“盛り上げ隊”熱狂楽団TAPASCONが演奏しました。

IMG_4688_20131020090158571.jpg


 マラソンのゴール地点にある広い公園の一角の野外ホールでの演奏で、リスナーとなるのはマラソンランナーと言う事で、「私たちの演奏に聞き耳を立てていただけるのか?」という懸念もあったのですが、演奏が始まるとそんな心配はかなぐり捨てて、楽しく演奏を行ったTAPASCONのメンバーです。

IMG_4660.jpg          IMG_4673.jpg


 限られた時間の前夜祭での1コーナーのステージだったので4曲を演奏したのですが、後半では手拍子をいただき、リズムに乗って体を動かすランナーもいらっしゃいました。翌日のウォーミングアップになったのでは(?)と思います。

 熱狂楽団TAPASCONはこんな感じで、どこでも“盛り上げ隊”として“良い仕事”をいたします。イベントを企画されている方がいらっしゃったら、お声掛けをお願いいたします。

 熱狂楽団TAPASCONのfacebookはこちらです。facebookアカウントを持っていない方でもご覧になれます。
 ネットでThunderbirdを検索していたら、Mr.Thunderbirdこと元THE YELLOW MONKEYのベーシスト廣瀬“Heesay”洋一氏がThunderbirdを弾く動画にヒットしました。それは廣瀬氏が何本かのリバースとノン・リバースをAmpeg、それもSVT-VRで鳴らすというとても興味深いものでした。

 リバース


 ノン・リバース


 音には好みがあるので、個々のベースについてのコメントはしませんが、やはり2つの動画で最初に弾くヴィンテージのThunderbirdの出音は他と別物の感があります。ドライブ感、音の沈み、レスポンス共に良くて、プレイ中の広瀬氏の心地良さが伝わります。

IMG_4604.jpg という事で、私もいたたまれなくなって私のThunderbirdをスタジオに持ち込んで弾いてみました。


IMG_4645.jpg 動画と同じアンプのAmpeg SVT-VRのEQツマミは動画を止めて確認した3バンド共に少しブースト気味の2~3時の位置です。プラグはノーマルインプットに刺さっています。ハイとローのブーストスイッチはオフのようです。


 これでノンリバ(本物)とリバース(エピフォン・ジャパン)を弾くと・・・。「うーん、心地良い」(笑)。プレイの上手い下手を差し引いても(汗)、心地良さは充分に感じられます。3バンドのEQがブーストされているので、かなり“ギンギン”な出音となっているのですが、ピックで“ガリガリ”とやるとより気持ち良さがアップします。



 廣瀬氏が動画で「アンプでは歪ませないで、歪が欲しい時はエフェクターで作る」と語っているのですが、私も同感です。というか1ヴォリュームのSVT-VRで歪を得るには音量をかなり上げる必要があり、狭いスタジオ内でアンプのみで歪を得るのは無理なのです。そんな状況下でもFenderのシングルコイルPUよりも出力の大きいThunderbirdのPUのお陰で程好いドライブ感が得られて心地良く感じるのです。

IMG_4647.jpg そして、私のいつものセッティングはこちらです。インプットは同じくノーマルで、EQはThunderbirdのPU特性に合わせて、ハイをブーストしてローをカットしています。これで、上記の廣瀬氏のセッティングと比べるとおとなしめではあるものの、ローの押出し感は十分です。


IMG_4613.jpg リバース(エピフォン・ジャパン)をノンリバ(本物)と比べるのは少し役不足とも思ったのですが、出音の方はなかなかのものでした。入手以来、色々とイジってきたのですが別に持っているリバースの建国記念よりも好みの出音となるThunderbirdに仕上がってきました。そのリバース(エピフォン・ジャパン)の仕上がり具合については今度エントリーを上げたいと考えています。


IMG_4628.jpg 追記:半年前に修理から帰って、その後は問題無しだったAmpeg SVT-VRですが、今回のチェック中に再びガサガサ音がしてきて音が途絶えるという状態になりました。なかなか手を煩わせますね、この子は・・・(汗)近々分解してチェックします。Blogネタには良いですね(笑)
 入手したGibson 65EB-3について長々と語ってきましたが、やっと最終項です。手放した70年のEB-3との違いを説明する事が多かったのですが、何故70年を手放して65年を入手したの?という問い(問われてはいないのですが・・・汗)にお答えすると、単純な事です。この65年モデルはCREAMのジャック・ブルースの弾く62年モデルに年式が近いからです(笑)。

Jack_Bruce_Hollywood_Palladium_West_Bruce_and_Laing.jpg


 ジャック・ブルースを聞いて、この道に入った私としては彼(勝手に師匠と思っています)の弾くベースに興味が沸いたのは当然の事です。卵から孵った雛が初めて見た動物を“親”として慕うのに似て、ベース=Gibson EB-3と“刷り込まれた”のです。もっとも私は、その後に聞いたレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズでベース=Fender Jazz Bassに変ってしまったのですが・・・(汗)。

 ともあれ、EBならば62年のEB-3との思いが有りつつも、実際に入手してきたのは62EB-0、69EB-0、70EB-3とどこか“外れている”ものばかりだったので、前オーナーのべーさんからの「買いませんか?」のお誘いが62年に近い65年モデルだった事もあり、(値段も含めて)お断りする理由が見つからなかったというのが実情です。

 FenderのJBやPBの62年はスラブ指板の特徴を持ち、音も格段に良いとの“都市伝説”があり、とても高額な売買価格になっていますが、ことEB-3の62年辺りが同様に高額なのは、音云々というよりも“ジャック・ブルース神話”の影響の方が強いと考えています。

IMG_4105_20130827202826548.jpg


IMG_4167.jpg ショップに依頼したネック調整、ブリッジ部のリセッティング、全てのパーツの磨き等々を終了して、半年前の入手時とは比較出来ない程に良い状態となった65EB-3です。この先、私がこの65EB-3を実際にバンドでプレイする事があるか?は分からないのですが、私の“青春の思い出”として(笑)、ずっと大事に保存していく事は間違いないですね。


 この度の一連のエントリーで“出音”に関してのものが少なかったのですが(汗)、それは仕方ない事です。やはりFenderのJBやPB、同じGibsonならばThunderbird等のロングスケールのベースと比べるとショートスケールのEBはローの出が物足りなく感じてしまって・・・。でも良いのです。元々“刷り込まれて”好きになったベースなので、ギタースタンドに立てかけてあるのを眺めているだけで一杯飲めますから・・・(笑)。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム